ISTP-TLって聞いたことありますか?
これは性格タイプの一つで、とってもユニークな特徴を持っています。
ISTP-TLの人は、頭の回転が速くて、手先が器用なんです。
でも、感情表現は苦手。そんな彼らは、問題解決のプロフェッショナル。
何か困ったことが起きても、すぐに対応できちゃいます。
正直で誠実なので、信頼されやすいのも特徴です。
ただ、不安になりやすい一面も。新しいことに挑戦するときは、ちょっと慎重になっちゃうかも。
でも、そんな個性的な ISTP-TL、実は意外と身近にいるんです。
友達や恋人、家族の中にいるかもしれません。この記事を読めば、ISTP-TLの魅力がきっと分かるはず!
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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目次
HEXACOの概要
HEXACOとは何か
比較的新しい性格モデルが「HEXACO(ヘキサコ)」です。
6つの要素で人の性格を表します。
H・E・X・A・C・Oの6文字が由来です。
各文字は性格の特徴を表しています。
具体的には以下の要素があります:
- H:正直・謙虚さ(Honesty-Humility)
- E:情動性(Emotionality)
- X:外向性(eXtraversion)
- A:協調性(Agreeableness)
- C:誠実性(Conscientiousness)
- O:開放性(Openness)
このモデルは人の性格を詳しく分析できます。
従来のビッグファイブモデルより優れています。
正直・謙虚さという新しい要素が加わりました。
これにより、より細かい性格分析が可能です。
HEXACOによる64分類
6つの要素それぞれの高い・低いで64タイプに分類します。具体的には以下です。
- H:正直・謙虚さ(Honesty-Humility)
- 高い→ライト(L:Light)
- 低い→ダーク(D:Dark)
- E:情動性(Emotionality)
- 高い→不安型(T:Turbulence)
- 低い→自信型(A:Assertiveness)
- X:外向性(eXtraversion)
- 高い→外向型(E:Extrovert)
- 低い→内向型(I:Introvert)
- A:協調性(Agreeableness)
- 高い→感情型(F:Feeling)
- 低い→思考型(T:Thinking)
- C:誠実性(Conscientiousness)
- 高い→(J:Judging)
- 低い→(P:Prospecting)
- O:開放性(Openness)
- 高い→直感型(N:iNtuitive)
- 低い→感覚型(S:Sensor)
これらを16personalitiesのように繋げてタイプを表現します。それでは各種タイプを紹介していきます!
ISTP-T(巨匠・慎重型)とは?
ISTP-Tは、ビッグファイブの低い外向性(I)、低い開放性(S)、低い協調性(T)、低い誠実性(P)、高い神経症傾向(T)を持つタイプです。特徴:
- 高い問題解決能力と適応力
- 自己懐疑と完璧主義
- 実践的スキルへの関心
- 社会的期待への不安
- 内的な葛藤と成長への欲求
彼らは具体的な問題に対して創造的な解決策を見出すことを得意としますが、自分の能力や決定に疑問を持つことも。
現在の瞬間に集中し、実践的な経験を重視しますが、長期的な結果への不安も抱えています。対人関係では個人の空間を大切にしますが、社会的相互作用に不安を感じることも。
変化や新しい挑戦を歓迎する一方で、失敗への恐れもあります。この内的葛藤が、継続的な自己改善の原動力となります。
ISTP-TLの特徴
特徴①「慎重な問題解決者」
ISTP-TLの人は、問題解決に優れた能力を持っています。
しかし、不安傾向が高いため、慎重に行動する傾向があります。
彼らは、直感的に状況を把握し、実践的な解決策を見つけ出します。
その一方で、決断を下す前に、さまざまな可能性を検討します。
この慎重さは、時として優柔不断に見える可能性があります。
ただし、それは単に十分な情報を集めようとしているだけです。
ISTP-TLの問題解決アプローチには以下の特徴があります:
・論理的思考を重視
・実践的な解決策を好む
・リスクを慎重に評価
また、倫理観が高いため、解決策の道徳的影響も考慮します。
この特性により、バランスの取れた決定を下すことができます。
さらに、他者の意見も尊重し、協力的な姿勢を示します。
結果として、ISTP-TLは信頼できる問題解決者となります。
特徴②「倫理的な独立主義者」
ISTP-TLは、強い独立心と高い倫理観を併せ持ちます。
彼らは、自由を大切にし、自分のペースで物事を進めたいと考えます。
同時に、正直さと誠実さを重んじ、道徳的な行動を心がけます。
この組み合わせにより、独自の倫理的基準を持つ傾向があります。
他人の意見に流されず、自分の信念に基づいて行動します。
ISTP-TLの倫理的な独立主義は、次のような形で現れます:
・自分の価値観に基づいた意思決定
・他者の権利や自由の尊重
・社会的規範よりも個人の良心を重視
ただし、この特性は時として孤立を招く可能性があります。
彼らは、自分の信念と異なる意見を受け入れるのが苦手です。
そのため、柔軟性を持つことが大切になってきます。
結果的に、ISTP-TLは誠実で信頼できる個性派となります。
特徴③「感情表現に苦手意識」
ISTP-TLは、感情表現や対人関係に苦手意識を持ちます。
彼らは、論理的思考を得意とし、感情面での対応に戸惑いがちです。
特に、不安傾向が高いため、感情的な状況に直面すると緊張します。
そのため、感情を表に出すことを避ける傾向があります。
これは、自分の感情を十分に理解できていないことも原因です。
ISTP-TLの感情表現の特徴は以下の通りです:
・感情を言葉で表現するのが苦手
・非言語コミュニケーションも不得手
・感情的な状況を避けようとする
一方で、高い倫理観から他者の感情を大切にしたいと考えます。
このギャップが、さらに対人関係でのストレスを生み出します。
しかし、努力次第で感情表現力を向上させることができます。
総じて、ISTP-TLは感情面での成長が課題となります。
ISTP-TLの長所と短所
ISTP-TLの長所
ISTP-TLの最大の強みは、実践的な問題解決能力です。
彼らは、論理的思考と直感力を巧みに組み合わせます。
複雑な状況でも、迅速かつ効果的に対応することができます。
また、高い倫理観を持ち合わせているため、公平な判断を下せます。
この特性により、周囲から信頼される存在となりやすいです。
ISTP-TLの他の長所には以下のようなものがあります:
・独立心が強く、自立している
・柔軟性があり、変化に適応できる
・観察力が鋭く、細部にも気を配る
さらに、彼らは誠実さと正直さを重んじる傾向があります。
このため、信頼関係を築くのが上手で、長期的な関係を維持できます。
加えて、自分の信念に基づいて行動するため、一貫性があります。
結果として、ISTP-TLは信頼できる問題解決者として評価されます。
ISTP-TLの短所
ISTP-TLの最大の課題は、感情表現の苦手さです。
彼らは、論理的思考を重視するあまり、感情面を軽視しがちです。
このため、他者との深い感情的つながりを築くのが難しいです。
また、不安傾向が高いため、ストレス状況下で過度に慎重になります。
その結果、決断を下すのに時間がかかることがあります。
ISTP-TLの他の短所には以下のようなものがあります:
・他人の感情を理解するのが苦手
・長期的な計画を立てるのが不得意
・ルールや規則に縛られるのを嫌う
さらに、彼らは自分の価値観に固執する傾向があります。
このため、他者の意見を受け入れるのが難しい場合があります。
加えて、独立心が強すぎて、チームワークに支障をきたすこともあります。
総じて、ISTP-TLは対人関係とコミュニケーションに課題があります。
ISTP-TLの恋愛関係の傾向と改善策
ISTP-TLの恋愛の傾向
このタイプの恋愛は、慎重かつ誠実な特徴を持ちます。
彼らは、感情表現が苦手なため、恋愛に積極的ではありません。
しかし、一度関係を築くと、誠実に相手と向き合います。
独立心が強いため、パートナーの自由も尊重します。
この姿勢は、相手に安心感を与える一方で、距離感を生みます。
ISTP-TLの恋愛傾向には以下のような特徴があります:
・感情的な駆け引きを好まない
・行動で愛情を示す傾向がある
・相手の個性を尊重する
また、高い倫理観から、誠実で信頼できるパートナーとなります。
ただし、感情表現が苦手なため、愛情が伝わりにくいことも。
さらに、不安傾向から、関係の進展に慎重になりがちです。
結果として、ISTP-TLの恋愛は安定しつつも物足りなさがあります。
恋愛で問題になる時と改善策
ISTP-TLの恋愛問題の多くは、コミュニケーション不足が原因です。
感情表現が苦手なため、パートナーに気持ちが伝わりません。
また、独立心が強いあまり、相手と十分な時間を過ごせないことも。
不安傾向から、関係の進展に消極的になる場合もあります。
これらの問題は、パートナーに不安や不満を感じさせます。
ISTP-TLの恋愛改善策には以下のようなものがあります:
・定期的に感情を言葉で表現する練習をする
・パートナーとの共同活動を増やす
・長期的な関係のビジョンを共有する
さらに、相手の感情に敏感になるよう心がけることも大切です。
自分の行動が相手にどう影響するか、常に考える習慣をつけましょう。
加えて、不安を克服するためにカウンセリングを受けるのも有効です。
総じて、コミュニケーション改善がISTP-TLの恋愛の鍵となります。
ISTP-TLの友人関係の傾向と改善策
友人関係の傾向
ISTP-TLは、少数の深い友人関係を好む傾向があります。
彼らは、表面的な付き合いを苦手とし、本音で話せる友人を求めます。
独立心が強いため、頻繁な交流よりも質の高い時間を重視します。
また、高い倫理観から、誠実で信頼できる友人となります。
しかし、感情表現が苦手なため、心を開くのに時間がかかります。
ISTP-TLの友人関係には以下のような特徴があります:
・共通の趣味や興味を通じて関係を築く
・実践的な助け合いを大切にする
・他者の個性や自由を尊重する
さらに、論理的な会話や問題解決を好むため、知的な刺激を求めます。
ただし、感情的な会話や深い自己開示には苦手意識があります。
加えて、不安傾向から新しい友人関係を築くのに慎重になりがちです。
結果として、ISTP-TLは少数の深い友情を育む傾向があります。
友人関係で問題になる時と改善策
ISTP-TLの友人関係の課題は、感情的な交流の不足です。
論理的な思考を重視するあまり、感情面でのつながりが希薄になります。
また、独立心が強いため、友人との接点が少なくなりがちです。
不安傾向から、新しい友人関係を築くのに消極的になることも。
これらの問題は、友人に距離感や物足りなさを感じさせます。
ISTP-TLの友人関係改善策には以下のようなものがあります:
・定期的に友人との交流時間を設ける
・感情を共有する機会を意識的に作る
・新しい社会活動や趣味のグループに参加する
さらに、友人の感情に配慮する練習をすることも大切です。
相手の言葉の裏にある感情を理解しようと努めましょう。
加えて、自分の気持ちを少しずつ開示する習慣をつけるのも有効です。
総じて、感情的な交流の増加がISTP-TLの友人関係を深めます。
ISTP-TLの子育ての傾向と改善策
子育ての傾向
ISTP-TLの親は、子どもの自立を重視する傾向があります。
彼らは、子どもに自由な探索と経験の機会を与えることを大切にします。
実践的なスキルや問題解決能力を育てることに力を入れます。
また、高い倫理観から、正直さと誠実さを子どもに教えます。
しかし、感情表現が苦手なため、愛情を言葉で伝えるのが難しいです。
ISTP-TLの子育ての特徴には以下のようなものがあります:
・子どもの個性を尊重する
・実用的な知識やスキルを重視する
・論理的思考を育てる
さらに、子どもの質問に対して誠実に答え、好奇心を育てます。
ただし、感情的なニーズへの対応には苦手意識があります。
加えて、不安傾向から過保護になりすぎる可能性もあります。
結果として、ISTP-TLは独立心のある子どもを育てる傾向があります。
子育てで問題になる時と改善策
ISTP-TLの子育ての課題は、感情的なつながりの不足です。
論理的な対応を重視するあまり、子どもの感情面を軽視しがちです。
また、自立を促すあまり、必要な時の支援が不足することもあります。
不安傾向から、子どもの行動に過度に干渉してしまう可能性も。
これらの問題は、子どもの感情発達や安心感に影響を与えます。
ISTP-TLの子育て改善策には以下のようなものがあります:
・定期的にスキンシップの時間を設ける
・子どもの感情を受け止め、共感する練習をする
・バランスの取れた自立と支援を心がける
さらに、子どもの感情表現を促す環境づくりも大切です。
感情を表現する語彙を教え、感情について話し合う機会を作りましょう。
加えて、自分の感情も適切に表現する良いモデルとなることが重要です。
総じて、感情面での関わりを増やすことがISTP-TLの子育てを豊かにします。
ISTP-TLのキャリアの傾向と改善策
キャリアの傾向
ISTP-TLは、実践的かつ技術的な分野でキャリアを築く傾向があります。
彼らは、手を動かして問題を解決することに喜びを感じます。
論理的思考と直感力を活かせる職業に向いています。
また、高い倫理観から、公正さや誠実さが求められる仕事も適しています。
ただし、不安傾向から、キャリア選択に慎重になりがちです。
ISTP-TLに適したキャリア分野には以下のようなものがあります:
・エンジニアリング(機械、電気、ソフトウェアなど)
・技術者(建築、自動車整備、情報技術など)
・法執行機関(警察官、刑事、消防士など)
さらに、独立心が強いため、フリーランスや起業も視野に入れます。
ただし、長期的なキャリアプランを立てるのは苦手な傾向があります。
加えて、人との関わりが多い職業には適性が低い可能性があります。
結果として、ISTP-TLは技術や問題解決を重視するキャリアを選びます。
キャリアで問題になる時と改善策
ISTP-TLのキャリアの課題は、長期的な展望の不足です。
目の前の課題に集中するあまり、キャリアの全体像を見失いがちです。
また、感情面の苦手意識から、人間関係が重要な役職を避けがちです。
不安傾向から、新しいキャリアチャレンジに躊躇することもあります。
これらの問題は、キャリアの成長や多様性を制限する可能性があります。
ISTP-TLのキャリア改善策には以下のようなものがあります:
・定期的にキャリアプランを見直し、長期目標を設定する
・コミュニケーションスキルを磨くための研修に参加する
・不安を克服するためのメンタリングやコーチングを受ける
さらに、自分の強みを活かせる新しい分野にも挑戦してみましょう。
技術スキルと倫理観を組み合わせた独自の専門性を磨くのも有効です。
加えて、ネットワーキングの機会を増やし、キャリアの可能性を広げましょう。
総じて、長期的視点と人間関係スキルの向上がISTP-TLのキャリアを豊かにします。
ISTP-TLの仕事の傾向と改善策
仕事の傾向
ISTP-TLは、自律性が高く、実践的な仕事環境を好みます。
彼らは、具体的な問題に取り組み、即座に結果を出すことを好みます。
論理的思考と技術的スキルを活かせる仕事で力を発揮します。
また、高い倫理観から、公正さと誠実さを持って仕事に取り組みます。
ただし、不安傾向から、新しいプロジェクトに慎重になることもあります。
ISTP-TLの仕事の特徴には以下のようなものがあります:
・効率的な問題解決を重視する
・手順やルールよりも実用性を重視する
・独立して作業することを好む
さらに、危機対応や緊急事態での即興的な対応が得意です。
ただし、長期的なプロジェクトや詳細な計画立案は苦手な傾向があります。
加えて、チームワークや感情的なコミュニケーションには課題があります。
結果として、ISTP-TLは実践的かつ独立した仕事環境で最も力を発揮します。
仕事で問題になる時と改善策
ISTP-TLの仕事の課題は、チームワークとコミュニケーションです。
独立志向が強いあまり、チームでの協力が不足しがちです。
また、感情表現の苦手さから、同僚との関係構築に困難を感じます。
不安傾向から、新しい仕事のやり方や環境変化に抵抗を示すこともあります。
これらの問題は、職場での人間関係や柔軟性に影響を与えます。
ISTP-TLの仕事改善策には以下のようなものがあります:
・チームプロジェクトに積極的に参加し、協力の機会を増やす
・感情知能(EQ)を高めるトレーニングを受ける
・変化を前向きに捉え、新しい挑戦を自己成長の機会と考える
さらに、自分の技術的スキルをチームに貢献する方法を考えましょう。
定期的なフィードバックセッションを設け、コミュニケーションを改善します。
加えて、長期的な目標設定と計画立案のスキルを磨くことも重要です。
総じて、チームワークとコミュニケーション力の向上がISTP-TLの仕事を充実させます。
ISTP-TLの相性のいいタイプ
相性がいいタイプ、Sが含まれている人
ISTP-TLは、同じく感覚型(S)の人と相性が良い傾向があります。
感覚型の人は、具体的で実践的なアプローチを好みます。
これは、ISTP-TLの問題解決志向と相性が良いです。
特に、ESTPやISFPとの相性が良好です。
これらのタイプは、ISTP-TLの実践的な面を理解し、尊重します。
ISTP-TLとSタイプの相性が良い理由:
・現実的な視点を共有できる
・具体的な活動や体験を一緒に楽しめる
・即時的な問題解決アプローチを理解し合える
また、ESTJやISTJとも良好な関係を築ける可能性があります。
これらのタイプは、ISTP-TLの論理的思考を評価します。
ただし、J(判断型)との違いを理解し、尊重することが重要です。
結果として、Sタイプとの関係はISTP-TLに安定感をもたらします。
相性がいいタイプ、Lが含まれている人
ISTP-TLは、同じくL(ライト)タイプの人と相性が良い傾向があります。
Lタイプは、高い倫理観と誠実さを持つ特徴があります。
これは、ISTP-TLの価値観と合致し、信頼関係を築きやすいです。
特に、ENTJ-xLやINFJ-xLとの相性が良好です。
これらのタイプは、ISTP-TLの誠実さと正直さを高く評価します。
ISTP-TLとLタイプの相性が良い理由:
・共通の倫理観や価値観を持っている
・お互いの誠実さを尊重し合える
・信頼関係を築きやすい
また、ESFJ-xLやISFJ-xLとも良好な関係を築ける可能性があります。
これらのタイプは、ISTP-TLの実践的なアプローチを補完します。
ただし、感情表現の違いを理解し、互いに歩み寄ることが大切です。
結果として、Lタイプとの関係はISTP-TLに信頼と安定をもたらします。
ISTP-TLのまとめ
ISTP-TLは、実践的で誠実な問題解決者です。
彼らは、論理的思考と直感力を組み合わせて、効率的に課題に取り組みます。
高い倫理観を持ち、正直さと誠実さを大切にします。
一方で、感情表現が苦手で、対人関係に課題を抱えることがあります。
不安傾向から、新しい状況に慎重になりがちです。
ISTP-TLの主な特徴をまとめると:
・実践的で技術的な問題解決能力が高い
・独立心が強く、自由を重視する
・高い倫理観と誠実さを持つ
彼らの長所は、効率的な問題解決能力と誠実さです。
短所は、感情表現の苦手さとコミュニケーションの課題です。
改善のためには、感情知能を高め、長期的視点を養うことが重要です。
ISTP-TLは、自己理解と努力により、バランスの取れた人格に成長できます。
FAQや注意点
HAXACOの結果と、16personalities(通称MBTI診断)やMBTI(本家)と結果が変わる
- 性格は遺伝と環境の影響を受けるため、環境が変われば回答も変わります(例、疲れてると情動性が変化するなど)。遺伝について詳しくはこちら。
- 年齢次第で回答のブレがあります。詳しくはこちら。
- タイプ分類は各数値が3以上、3未満で行っているため、3に近い値だと、質問の聞き方やその時の環境次第で結果が変わりやすくなります。タイプよりも数値を見てください。
- MBTI(本家)や16personalities(通称MBTI診断)は質問設計の段階でどの程度統計的な処理をしているか論文が見当たらないため不明確です。一方で、ビッグファイブやHEXACOはそういった論文が簡単に見つかりますし、今回のHEXACO-JP診断は論文ベースです。
- MBTIや16personalitiesは普段の行動(学力・年収など)や、脳・遺伝などとの比較した研究論文があまり多くない一方で、ビッグファイブやHEXACOは数多く存在します。
- そもそもHEXACOはビッグファイブの要素の変形なので似て非なるものです。HEXACOの正直・謙虚さは、ビッグファイブの協調性と神経症傾向から抽出されています。下記「補足」参考。
その他にもご質問があれば運営者のトキワ(@etokiwa999)までご連絡ください。
性格診断の結果はあくまで人生の「ヒント」まで
先にも書きましたが、性格は遺伝と環境の影響を受けます。遺伝の影響で、ブレ幅は一定ですが、環境次第である程度答えがブレます。
またビッグファイブやHEXACOの研究論文では学力や年収などと相関分析をしていますが、自然科学の実験ほど大きな相関係数ではありません。相関係数は最小-1、最大1ですが、だいたい-0.4~0.4ほどが多いです。もちろん高いものもあります。0.8や0.9ではなく、それに比べたら低いです。
ただそれでも様々な研究はありますので、「占い以上、自然科学未満」と思ってください。心理学や占いを100%否定しているわけではありません。
補足
16personalities(通称MBTI診断)の概要
16personalities(16タイプ性格診断)は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とビッグファイブをベースにして作られています。
厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。
MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。
16personalitiesはMBTIの4つの指標(E外向-I内向、S感覚-N直観、T思考-F感情、J判断-P知覚)を採用しつつ、アイデンティティ(AとT)という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。
この性格診断の良いところとしては、韓国アイドルが広めたり、恋愛マッチングアプリでも使われたりするなど、とても有名で、回答数がとても多いことにあります。それを利用して分析して論文として公開すれば信頼性は高いかもしれません。
ただし、悪いところとしては、科学的な裏付けが弱いところがあります。査読付き論文の数が少ない、統計処理の方法が不明確、性格と学力・収入・脳機能・遺伝的要因などとの関連性について十分な根拠が提示されていない、などが理由です。
MBTI(本家)の概要
MBTIは性格を16タイプに分類する心理学の理論です。
そもそもMBTIとは、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター(Myers-Briggs Type Indicator)の略称です。
MBTIでは、以下の4つの指標を組み合わせて性格を16タイプに分類します。
- 外向性(Extraversion)か内向性(Introversion)
- 感覚(Sensing)か直観(iNtuition)
- 思考(Thinking)か感情(Feeling)
- 判断(Judging)か知覚(Perceiving)
つまり、MBTIでは自分の性格傾向を「ISTJ」や「ENFP」などの4文字で表現するのです。
16personalitiesよりは論文は存在しますが、ビッグファイブやHEXACOほど頑健な研究結果が出ているわけではありません。
ビッグファイブの概要
性格心理学において最も有力な特性理論の一つが「ビッグファイブ(Big Five)」です。
ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。
また、16personalitiesやMBTIはタイプ分類(例、外向的か内向的かのどちらか)を用いるのに対して、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する(例、外向性3.5)点も大きな違いです。
さらに、古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。
MBTI・ビッグファイブ・HEXACOの相関関係
MBTIの4指標とビッグファイブの5因子には相関関係があります。
この相関を示した代表的な研究に、「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文があります。
また、MBTI(本家)とビッグファイブを参考にして作られた16personalities(通称MBTI診断)では、ビッグファイブの神経症傾向が「アイデンティティ」と呼ばれており、自信(Assertive)か、慎重(Turbulent)かで分類されています。
これらの関係をまとめたのが以下の図です。
一番右には、比較的新しい性格診断である「HEXACO(ヘキサコ)」があります。ビッグファイブに1つ指標「正直・謙虚さ」を加えて改良され、ダーク特性(倫理観)が分かるようになりました。
今回のHEXACO-JP性格診断では16personalitiesの5文字に加えて、ダークD/ライトLを付けてより詳細に分析できるようにしています。
最後に、組織のCXOや管理職、後継者などのハイクラス人材の採用におけるハラスメント傾向のある人を検知するためのサービス「ハラスメント検査」の事前登録も開始しました!興味のある方はこちらよりご登録ください。
ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。