情動性とは、感情の波の大きさや安定性をあらわす性格の特性です。
HEXACOモデルの6つの指標のひとつで、日常のストレスや感情の扱い方に深く関わります。
一方、情動性が低い人は感情が安定しており、冷静に行動しやすい傾向があります。
この記事では、情動性の意味・特徴から、健康への影響・改善のヒントまでわかりやすく解説します。
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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※ビッグファイブでは神経症傾向と呼ばれています。
目次
情動性とは何か?
情動性とは、感情の安定・不安定さをあらわす性格の指標です。
値が低いほど感情が安定しており、ストレスに強い傾向があります。
感情の起伏が少ないことが特徴で、困難な状況でも落ち着いて対処できます。
- 感情の波が少ない:小さなことで怒ったり、悲しんだりしない
- 冷静な反応:問題が起きても慌てず、適切に対応
- ストレス耐性:プレッシャーが高い状況でも動じない
情動性が高い人は、感情が不安定になりやすく、うつ病などの精神疾患との相関が見られます。
情緒の安定は、心の健康にも直接的に影響する傾向があります。
HEXACOモデルでの位置付け
HEXACOモデルでは、情動性は情緒・感情に関する指標のひとつです。
値が低い人は感情の波が少なく、精神的に安定しているとされます。
反対に、値が高い人は感情の起伏が大きく、不安やストレスに弱い傾向があります。
- 感情の波が小さい:日常の出来事に対して冷静
- 精神的な安定:感情に振り回されることが少ない
- ストレスへの耐性:困難な状況にも強い
情動性は、他の性格特性とも関連が深く、対人関係においてその影響が現れやすい傾向があります。
また、心理的な適応能力の指標としても注目されています。
HEXACOモデルの情動性を理解すると、自分の行動パターンを把握しやすくなります。
より詳細にHEXACOモデルを知りたい方は以下の記事もご覧ください。またこちらからHEXACO心理テストを受けることもできます。
MBTIの4指標との関連性
学術的に信頼されたビッグファイブと、16タイプで性格を分類するMBTIは関連があるとする論文があります。
主な相関関係は以下の通りです。
| 相関表 | E | I | N | S | F | T | J | P |
| 外向性 | 強い正 | 強い負 | 正 | 負 | ||||
| 開放性 | 正 | 負 | 強い正 | 強い負 | 負 | 正 | ||
| 協調性 | 正 | 強い負 | ||||||
| 誠実性 | 負 | 正 | 強い正 | 強い負 | ||||
| 神経症傾向 | 負 | 正 | 負 | 正 | 正 | 負 |
この表から、ビッグファイブの神経症傾向やHEXACOの情動性と、MBTIには相関がある可能性があります。
MBTIには神経症傾向に該当する項目はありませんが、16personalitiesにはアイデンティティ(最後のTとA)が存在し、神経症傾向と対応する項目となる可能性があります。
図でまとめると以下のようになります。

情動性が健康に与える影響
情緒が安定していると得られるメリット
情動性の値が低い(情緒が安定している)人は、精神的な健康を保ちやすい傾向があります。
ストレス源に対して強い耐性を持ち、心身のバランスを崩しにくいとされています。
- 心の平穏:日々の生活において穏やかさを保つ
- ストレス耐性:厳しい状況に直面しても冷静
- 感情のコントロール:感情に流されず、適切な判断ができる
さらに、安定した情緒は、より良い睡眠パターンや食生活の改善にも関係するとされています。
感情の波が少ないことで、一定のリズムで日々を過ごしやすくなります。
情緒不安定と精神疾患の関係
情動性の値が高い(情緒が不安定な)人は、精神疾患との相関が見られます。
特に、感情の起伏が激しい人は、うつ病や不安障害のリスクが高まる可能性が研究で示されています。
感情をコントロールすることが難しいと、心の健康に悪影響を与えやすくなります。
- 感情の起伏の激しさ:小さなことで大きく反応する
- 精神疾患リスクの上昇:うつ病や不安障害との関連
- 感情コントロールの難しさ:感情に振り回されやすい
精神疾患の予防・管理には、情緒の安定が重要な鍵となります。
感情の波を和らげることで、心理的なストレスが減少し、発症リスクを下げられる可能性があります。
情動性とストレス耐性の関係
情動性は特定の脳領域の構造や機能と密接に関連しており、特に前頭葉・扁桃体・海馬がこの特性に大きく関わっています。
これらの部位は感情の調節やストレス反応に重要な役割を担い、情動性の高低に影響を与える要因となります。







