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MBTIと子育て:全16タイプの傾向・問題点・改善策を公式解説

    MBTIと子育て

    MBTIと子育ては、密接に関係しています。

    みなさんは、自分の性格タイプを知っていますか?

    MBTIとは、性格を16のタイプに分類する心理学の理論のことです。

    自分がどのタイプなのかを知ることで、強みや弱みが明確になります。

    これは、子育てを考える上でも役立つのです。

    さて、この記事ではMBTIと子育ての関係について詳しく解説していきます。

    まずはMBTIの基本から説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

    きっと、子育てに役立つヒントが得られるはずですよ。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。

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    はじめに

    MBTIの概要

    MBTIは性格を16のタイプに分類する心理学の理論です。
    これは、アメリカの心理学者であるマイヤーズとブリッグスが開発しました。
    MBTIでは、性格を4つの指標で分類します。

    • 外向性(E)か内向性(I)
    • 感覚(S)か直観(N)
    • 思考(T)か感情(F)
    • 判断(J)か知覚(P)

    これらの指標の組み合わせで、16のタイプに分けられるのです。
    例えば、外向的で直観的、感情的、知覚的な人は「ENFP」と表されます。
    一方、内向的で感覚的、思考的、判断的な人は「ISTJ」となります。

    MBTIとビッグファイブの相関

    MBTIとビッグファイブには一定の相関関係があります。

    これは「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文で示されています。

    以下のような相関が見られました。

    相関表EINSFTJP
    外向性強い正強い負
    開放性強い正強い負
    協調性強い負
    誠実性強い正強い負
    神経症傾向
    MBTIとビッグファイブの相関表

    つまり、MBTIの各指標はビッグファイブの特定の因子と関連しているのです。
    ただし、これらは完全に一致するわけではありません。
    MBTIとビッグファイブは、それぞれ独自の理論的背景を持つ別の性格類型であることに注意が必要です。

    MBTIと子育ての関係

    MBTIのタイプによって、子育てのスタイルに違いが見られます。

    例えば、外交官タイプ(NFP、NFJ)は子どもの感情を大切にする傾向があります。

    一方、番人タイプ(SJ)は規則正しい生活を重視するでしょう。

    とはいえ、どのタイプにも良い親になる可能性は十分にあります。

    むしろ、自分のタイプの強みを生かしつつ、弱点を補うことが大切です。

    子どもにも個性があるので、柔軟に対応していくことが求められます。

    MBTIを知ることで、子育ての悩みの解決につながるヒントが得られるかもしれません。

    自分の性格特性を客観的に見つめ直し、子育てに活かしていきましょう。

    分析家の子育て

    MBTIと子育て:INTJ

    INTJの親は子どもの才能を見出し、伸ばすことに長けています。
    ただし、時に理屈っぽさを抑え、子どもの気持ちに寄り添う必要があります。
    INTJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもを有能で自立した人間に育てたいと願う
    • 知性と自主的な思考を重視する
    • 感情表現が苦手で、精神的サポートが難しいことも

    とはいえ、INTJは困難な課題にも立ち向かう強さを持っています。
    子育ての責任を真摯に受け止め、高い基準を持って臨むでしょう。
    子どもの成長を自分の基準の反映だと捉える傾向もあります。
    INTJが情緒的な対応力を高めれば、より良い親子関係を築けるはずです。
    子どもの独自の人格を認め、情緒的にサポートしていくことが求められます。

    MBTIと子育て:INTP

    INTPの親は子どもの自由な発想や探究心を大切にします。
    一方で、子どもの非論理的で変化の多い感情面に戸惑うこともあります。
    INTPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもに自主的に考えさせ、意見を述べさせる
    • 知識の探求を重んじ、学びの喜びを共有する
    • 感情的なサポートが苦手で、精神的な結びつきが薄い

    INTPにとって子育ては学びの機会でもあります。
    子どもとの関わりを通して、新たな洞察を得ることができるでしょう。
    ただし、子どもには適度な規則やサポートも必要です。
    INTPが子どもの感情をくみ取る努力をすれば、信頼関係は深まります。
    子どもの自立心を尊重しつつ、精神的な支えにもなっていくことが大切です。

    MBTIと子育て:ENTJ

    ENTJの親は子どもの可能性を引き出すことに情熱を注ぎます。
    ただし、融通の利かない厳格さが時に親子関係に軋轢を生むこともあります。
    ENTJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもに学びと成長の機会を与え、潜在能力を伸ばす
    • 知性と理性的な思考を重視し、道徳観の確立は二の次
    • 感情的な対立に弱く、子どもの反抗期に苦労することも

    ENTJは子どもとの意見の相違を歓迎します。
    ただし最終的には自分の権威が尊重されることを望むでしょう。
    子どもの感情的な訴えに耳を傾け、柔軟に対応することが求められます。
    ENTJが感情的な許容度を高めれば、親子の信頼関係はより強固になるはずです。
    子どもの自立心を尊重しながら、適切な枠組みを設定していくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ENTP

    ENTPの親は子どもに無限の可能性を感じ、探究心を励まします。
    一方で、気まぐれで浮ついた性格が安定した子育ての妨げになることも。
    ENTPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの好奇心を刺激し、独創性を育む
    • ルールや規則を嫌い、子どもの自由を尊重する
    • 感情的な対立が苦手で、子どもの反抗期に手を焼く

    ENTPは子どもを対等な存在として扱う傾向があります。
    その分、子どもの意見にも真摯に耳を傾けようとするでしょう。
    ただし、感情的なコントロールには一定の限界もあります。
    ENTPが感情表現の手段を学べば、親子の絆はより深まるはずです。
    子どもが賢明で自立した大人に成長することを信じて、見守っていくことが大切です。

    外交官の子育て

    MBTIと子育て:INFJ

    INFJの親は子どもを思慮深く導き、人格の形成を助けます。
    ただし、時に子どもに非現実的な期待を課してしまうこともあります。
    INFJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもを自立した善良な人間に育てたいと願う
    • 創造性と独自性を奨励し、画一的なことを嫌う
    • 子どもに自分の信念や価値観を投影しすぎることも

    INFJは子どもの人生をより良いものにするために尽力します。
    共感力と洞察力を生かし、子ども一人ひとりに合わせた関わり方を模索するでしょう。
    とはいえ、子どもの個性をありのまま認めることも重要です。
    INFJが過度の期待を手放せば、親子はより良好な関係を築けるはずです。
    子どもが自分自身の理想を形成できるよう、ゆったりと見守ることが求められます。

    MBTIと子育て:INFP

    INFPの親は子どもの自由な表現を受け止め、心の拠り所となります。
    一方で、現実的な規則やしつけを設けることが苦手なこともあります。
    INFPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの意見を尊重し、主体性を大切にする
    • 正直さや他者への思いやりを重んじる
    • 子どもの失敗を自分の責任と感じ、自己嫌悪に陥ることも

    INFPは子どもに愛情を注ぎ、安全で受容的な環境を整えようとします。
    親としてのあり方を真摯に模索し、子どもの手本となることを目指すでしょう。
    時には子どもに厳しい現実を伝えることも必要かもしれません。
    INFPが柔軟性を持てば、子どもの成長段階に合った関わり方ができるはずです。
    子どもの感情に寄り添いながら、現実世界を生き抜く力も養っていくことが大切です。

    MBTIと子育て:ENFJ

    ENFJの親は思慮深く子どもを導き、最良の自己実現を助けます。
    ただし、時に子どもに高すぎる期待を課してしまうこともあります。
    ENFJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもを有能で思いやりのある人間に育てたいと願う
    • 創造性と自己表現を奨励し、個性の伸長を図る
    • 子どもの言動を自分の子育ての評価ととらえすぎることも

    ENFJは子どもに愛情を注ぎ、精神的にサポートします。
    善悪の判断力を養い、他者への共感性を育むことを重視するでしょう。
    自らが模範となって、望ましい行動を示そうとする姿勢も見られます。
    ENFJが過度の期待を手放せば、親子はより良好な関係を築けるはずです。
    子どもの自尊心を尊重しつつ、現実社会に適応する力も養っていくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ENFP

    ENFPの親は探求心と創造性に富み、子どもの可能性を信じます。
    一方で、一貫性のない態度が子どもを不安にさせてしまうこともあります。
    ENFPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの好奇心を刺激し、自己表現を促す
    • 社会の変革を志向し、子どもにも同じ姿勢を期待する
    • ルールや規則を設けることが苦手で、一貫性に欠けることも

    ENFPは子どもの感情を受け止め、精神的な拠り所となろうとします。
    子どもが自分の情熱を見出せるよう、さまざまな経験の機会を提供するでしょう。
    ただし、ある程度の規則性も子どもの安定には不可欠です。
    ENFPが柔軟性を持てば、子どもに合った関わり方ができるはずです。
    子どもの自由な精神を尊重しつつ、現実世界を生き抜く力も育んでいくことが大切です。

    番人の子育て

    MBTIと子育て:ISTJ

    ISTJの親は勤勉で献身的であり、子どもを尊敬される人物に育てます。
    ただし、融通の利かない厳格さが時に親子関係に軋轢を生むこともあります。
    ISTJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもに忍耐力と勤勉さを求め、しっかりと躾ける
    • 家族の伝統を重んじ、社会の規範に沿った生活を望む
    • 子どもの感情的な訴えに耳を貸すことが苦手なこともある

    ISTJは子育ての責任を真摯に受け止め、献身的に務めようとします。
    子どもが有用な社会の一員となることを願い、教育に力を注ぐでしょう。
    一方で、子どもの感情を受け止めることにも努める必要があります。
    ISTJが柔軟性を身につければ、親子の絆はより強固になるはずです。
    子どもの個性を認めつつ、社会性と自立心を養っていくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ISFJ

    ISFJの親は思慮深く献身的であり、子どもに安定した環境を提供します。
    一方で、過保護になりすぎて子どもの自立を妨げてしまうこともあります。
    ISFJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもに愛情を注ぎ、精神的に支える
    • 家庭内の役割を重視し、子どもにも責任感を求める
    • 子どもの意思を尊重することが苦手で、支配的になることも

    ISFJは子育てに真摯に向き合い、献身的に務めようとします。 子どもの日常生活をきめ細やかにサポートし、情緒的な結びつきを大切にするでしょう。

    ただし、子どもの自立心を尊重することも忘れてはなりません。 ISFJが過保護すぎない距離感を保てば、親子の信頼関係はより深まるはずです。

    子どもの感情に寄り添いながら、自律心を育んでいくことが求められます。

    MBTIと子育て:ESTJ

    ESTJの親は勤勉で規律正しく、子どもをしっかりと躾けます。 ただし、融通の利かない厳格さが時に親子関係に軋轢を生むこともあります。 ESTJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもに礼儀正しさと責任感を求める
    • 家族の伝統や社会の規範を重んじる
    • 子どもの反抗的な態度を許容できないこともある

    ESTJは子育ての責任を真摯に受け止め、毅然とした態度で臨むでしょう。 子どもが社会の規範を学び、有能な大人に成長することを願っています。

    一方で、子どもの感情に耳を傾ける柔軟性も必要とされます。 ESTJが子どもの個性を認められれば、親子の絆はより強固になるはずです。

    規律を重んじつつ、子ども一人ひとりに合った関わり方を模索していくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ESFJ

    ESFJの親は面倒見が良く献身的で、子どもに愛情を注ぎます。 一方で、過保護になりすぎて子どもの自立を妨げてしまうこともあります。 ESFJは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの日常生活を細やかにサポートする
    • 家族の絆を何より大切にし、協調性を求める
    • 子どもの自立心を尊重するのが苦手で、支配的になることも

    ESFJは子育てに情熱を注ぎ、献身的に務めようとします。 子どもの情緒的な安定を図り、温かな家庭環境を整えることを重視するでしょう。

    ただし、子どもの成長に合わせて、自立心を育むことも忘れてはなりません。 ESFJが過保護すぎない距離感を保てば、親子はより良好な関係を築けるはずです。

    子どもの感情に寄り添いつつ、自律心を養っていくことが求められます。

    探検家の子育て

    MBTIと子育て:ISTP

    ISTPの親は常識にとらわれず、子どもの自由な探究を促します。 一方で、感情的な結びつきを築くのが苦手で、子どもとの距離感が生まれることも。 ISTPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの自発的な行動を尊重し、干渉しすぎない
    • 実体験を通した学びを重視し、一緒に活動を楽しむ
    • 子どもの感情表現に戸惑い、精神的なサポートが苦手なこともある

    ISTPは型にはまらない子育てを実践し、子どもの個性を伸ばそうとします。 ただし、子どもとの情緒的な結びつきを疎かにしてはなりません。

    ISTPが感情表現の大切さを学べば、親子の絆はより深まるはずです。 子どもの探究心を励ましつつ、精神的にもサポートしていくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ISFP

    ISFPの親は寛容で受容的であり、子どもの感情表現を大切にします。 一方で、現実的な規則やしつけを設けることが苦手なこともあります。 ISFPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの自由な表現を受け止め、創造性を育む
    • 一緒に活動を楽しみ、情緒的な結びつきを築く
    • 子どもを叱ることが苦手で、甘やかしすぎてしまうことも

    ISFPは子どもの感情を受け止め、温かく見守ろうとします。 自然体で接することを心がけ、子どもとの一体感を大切にするでしょう。

    ただし、場合によっては毅然とした態度で臨むことも必要です。 ISFPが柔軟性を持てば、状況に合った関わり方ができるはずです。

    子どもの感受性を育みつつ、社会性も身につけさせていくことが求められます。

    MBTIと子育て:ESTP

    ESTPの親は活動的で柔軟性があり、子どもと一緒に冒険を楽しみます。 一方で、感情的な結びつきを築くのが苦手で、子どもとの距離感が生まれることも。 ESTPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの自発的な行動を尊重し、のびのびと育てる
    • 体験を通した学びを重視し、一緒に活動を楽しむ
    • 子どもの感情表現に戸惑い、精神的なサポートが苦手なこともある

    ESTPは子どもの興味や関心に合わせ、柔軟に対応しようとします。 ダイナミックな活動を通して、子どもの探究心を刺激するでしょう。

    ただし、子どもの感情面にも目を向ける必要があります。 ESTPが感受性を磨けば、親子の絆はより深まるはずです。

    子どもの自主性を育みつつ、精神的にもサポートしていくことが肝要です。

    MBTIと子育て:ESFP

    ESFPの親は陽気で自由奔放、子どもと全力で楽しむことができます。 一方で、一貫性のない態度が子どもを不安にさせてしまうこともあります。 ESFPは以下のような特徴を持っています。

    • 子どもの感情表現を受け止め、共感的に接する
    • 自発的な活動を通して、子どもの好奇心を刺激する
    • ルールや規則を設けることが苦手で、場当たり的になることも

    ESFPは子どもの感情を汲み取り、心の拠り所となろうとします。 創造性を刺激する活動を提供し、子どもの可能性を広げることを目指すでしょう。

    ただし、ある程度の規則性も子どもの安定には不可欠です。 ESFPが柔軟性を持てば、子どもに合った関わり方ができるはずです。

    子どもの自由な精神を尊重しつつ、社会性も身につけさせていくことが大切です。

    最後にまとめ

    MBTIは子育てを考える上で、一つの指針となり得ます。 自分の性格特性を知ることで、子育ての向き不向きが分かるからです。

    一方で、すべての答えがMBTIにあるわけではありません。

    子育ては千差万別であり、画一的なやり方はないのです。 大切なのは、子どもの個性に合わせて柔軟に対応していくことでしょう。

    それぞれのタイプには、子育ての強みと弱みがあります。

    とはいえ、どのタイプも工夫次第で良き親になれる資質を備えています。 自分の性格傾向を意識しつつ、客観的に子育てを見つめ直すことが大切です。

    子どもの成長に合わせて、柔軟にアプローチを変えていく姿勢も求められるでしょう。

    MBTIを参考にしながら、我が子に合った子育てを模索していきたいものですね。

    補足

    16personalitiesの悪いところ「科学的な裏付けが弱い」

    16personalities(16タイプ性格診断)は、科学的根拠の面で課題を抱えていると言えます。

    まず、査読付き論文の数が少なく、学術的な裏付けが不足しています。

    また、統計処理の方法にも疑問が残ります。

    特性を連続的な数値ではなくタイプに分類している点も、科学的な妥当性の観点から問題視されています。

    さらに、性格と学力や収入、脳機能、遺伝的要因などとの関連性についても、十分なエビデンスが提示されていないのが現状です。

    16personalitiesの良いところ「回答数(データ)が多く有名」

    一方で、16personalities(16タイプ性格診断)には大きな利点もあります。

    1つ目は、膨大な回答データを蓄積している点です。 多くの人々が16personalitiesの診断に参加しているため、データの信頼性はもしかしたら高いかもしれません。

    また、韓国のアイドルが回答し広めていたり、恋愛マッチングアプリでも注目されていたりするなど、一般の人々にかなり浸透しています。

    この点は、16personalities性格診断が他の性格診断に比べて有利な点と言えるでしょう。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「MBTI」

    16personalities(16タイプ性格診断)は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とビッグファイブをベースにして作られています。

    厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。

    MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。

    16personalitiesはMBTIの4つの指標(E外向-I内向S感覚-N直観T思考-F感情J判断-P知覚)を採用しつつ、アイデンティティ(AとT)という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。

    ただし、二分法の根拠の乏しさなど、16personalities同様の科学的な裏付けの弱さを抱えています。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「ビッグファイブ」

    ビッグファイブ(Big Five)は、性格心理学において最も有力な特性理論の一つです。

    ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。

    また、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する(例、外向性3.5)のに対し、16personalitiesやMBTIはタイプ分類(例、外向的か内向的かのどちらか)を用いる点も大きな違いです。

    さらに古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。

    参考としてビッグファイブの4つの要素とMBTIの相関関係を示した論文も存在します。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「HEXACO」

    HEXACO(HEXACO Personality Inventory)は、ビッグファイブを拡張した6次元の性格モデルです。

    HEXACOは、正直-謙虚さ、情動性、外向性、協調性、誠実性、開放性の6つの特性を測定します。

    ビッグファイブに正直-謙虚さの次元を加えることで、性格のダークさ(と明るさ)など、より広範な性格特性を捉えようとしています。

    こちらもビッグファイブ同様、16personalitiesやMBTIと比べて論文の数が多いなど科学的な裏付けが比較的強いと言えます。

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    tokiwa eisuke

    ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
    株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。