神経症傾向とは、不安やストレスをネガティブに感じやすい性格特性のことです。
ビッグファイブという性格モデルの5因子のうちの1つです。
「ストレスに弱いのは性格のせい?」
そう感じたことがある人は、神経症傾向が関係しているかもしれません。
神経症傾向が高いからといって、悪いわけではありません。
慎重さや繊細さは、物事を深く考えたり、他者の気持ちを理解したりする力にもつながります。
大切なのは、自分の性格特性を知り、上手に付き合うことです。
この記事では、神経症傾向の定義・特徴・測定方法・MBTIとの関連などをわかりやすく解説します。
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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神経症傾向とは
神経症傾向の定義
神経症傾向とは、ネガティブな感情を感じやすい性格特性のことです。
ビッグファイブ(性格の5大因子モデル)の1つとして位置づけられています。
この傾向が高い人には、以下のような特徴がみられます。
- 不安やストレスを感じやすい
- 物事を悲観的に捉えがち
- 自己評価が低い傾向にある
- 完璧主義的な面がある
ビッグファイブとは、性格を5つの因子で説明するモデルです。
神経症傾向は、その中の重要な1因子です。
- 開放性
- 誠実性
- 外向性
- 協調性
- 神経症傾向
神経症傾向が高いからといって、必ずしも悪いわけではありません。
適度な神経症傾向は、慎重さや注意深さにつながる傾向があります。
神経症傾向の特徴
神経症傾向が高い人は、ネガティブな感情を感じやすい傾向があります。
具体的には、以下の5つの特徴が挙げられます。
- 不安を感じやすい
- ストレスに弱い
- 悲観的になりがち
- 自己評価が低い
- 完璧主義的
さらに、行動面でも以下のような傾向がみられます。
- 人目を気にしやすい
- 失敗を恐れて行動を控えがち
- 自分の感情を抑え込む
- 他人の評価が気になりやすい
これらの特徴は、程度の差こそあれ誰にでも当てはまります。
自分の性格を理解し、上手に付き合うことが大切です。
神経症傾向の測定方法
神経症傾向は、質問紙法などを用いて測定されます。
代表的な質問紙は以下の4つです。
- NEO-PI-R
- ビッグファイブ
- Y-G性格検査
- HEXACOモデル(情緒安定性という項目)
これらは、日常の行動や考え方についての質問に答えることで、神経症傾向の高さを数値化します。
一方で、質問紙以外にも以下の方法が使われることがあります。
- 行動観察
- 面接
- 投影法
測定結果は、自分の性格を知るための手がかりになります。
結果をもとに、自分の特性を理解し、付き合い方を考えていくことが大切です。
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MBTIの4指標との関連性
学術的に信頼されたビッグファイブと、16タイプで性格を分類するMBTIは関連があるとする論文があります。
主な相関関係は以下の通りです。
| 相関表 | E | I | N | S | F | T | J | P |
| 外向性 | 強い正 | 強い負 | 正 | 負 | ||||
| 開放性 | 正 | 負 | 強い正 | 強い負 | 負 | 正 | ||
| 協調性 | 正 | 強い負 | ||||||
| 誠実性 | 負 | 正 | 強い正 | 強い負 | ||||
| 神経症傾向 | 負 | 正 | 負 | 正 | 正 | 負 |
この表から、ビッグファイブの神経症傾向やHEXACOの情動性と、MBTIには相関がある可能性があります。
なお、MBTIには神経症傾向に直接対応する項目はありません。
ただし、16personalitiesのアイデンティティ(最後のTとA)が、神経症傾向に対応する可能性があります。
図でまとめると以下のようになります。

神経症傾向が高い人の特徴
不安やストレスを感じやすい
神経症傾向が高い人は、不安やストレスを感じやすい傾向があります。








