ISTJ-ADという性格タイプをご存知ですか?責任感が強くて、仕事をテキパキとこなすのが得意なんです。でも、同時に変化を好まず、伝統的なやり方を大切にする傾向があります。
この記事では、ISTJ-ADタイプの人の特徴や長所・短所、そして恋愛や友人関係、仕事での傾向について詳しく解説します。
また、このタイプの人が苦手なことや、どうすれば自分の性格をより良く活かせるのかについても触れていきます。
自分や周りの人の性格をよく知ることで、人間関係がもっと楽しくなったり、自分の長所を活かせたりするかもしれません。ぜひ、最後まで読んでみてくださいね!
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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目次
HEXACOの概要
HEXACOとは何か
比較的新しい性格モデルが「HEXACO(ヘキサコ)」です。
6つの要素で人の性格を表します。
H・E・X・A・C・Oの6文字が由来です。
各文字は性格の特徴を表しています。
具体的には以下の要素があります:
- H:正直・謙虚さ(Honesty-Humility)
- E:情動性(Emotionality)
- X:外向性(eXtraversion)
- A:協調性(Agreeableness)
- C:誠実性(Conscientiousness)
- O:開放性(Openness)
このモデルは人の性格を詳しく分析できます。
従来のビッグファイブモデルより優れています。
正直・謙虚さという新しい要素が加わりました。
これにより、より細かい性格分析が可能です。
HEXACOによる64分類
6つの要素それぞれの高い・低いで64タイプに分類します。具体的には以下です。
- H:正直・謙虚さ(Honesty-Humility)
- 高い→ライト(L:Light)
- 低い→ダーク(D:Dark)
- E:情動性(Emotionality)
- 高い→不安型(T:Turbulence)
- 低い→自信型(A:Assertiveness)
- X:外向性(eXtraversion)
- 高い→外向型(E:Extrovert)
- 低い→内向型(I:Introvert)
- A:協調性(Agreeableness)
- 高い→感情型(F:Feeling)
- 低い→思考型(T:Thinking)
- C:誠実性(Conscientiousness)
- 高い→(J:Judging)
- 低い→(P:Prospecting)
- O:開放性(Openness)
- 高い→直感型(N:iNtuitive)
- 低い→感覚型(S:Sensor)
これらを16personalitiesのように繋げてタイプを表現します。それでは各種タイプを紹介していきます!
ISTJ-A(管理者・自信型)とは?
ISTJ-Aは、ビッグファイブの低い外向性(I)、低い開放性(S)、低い協調性(T)、高い誠実性(J)、低い神経症傾向(A)を持つタイプです。特徴:
- 高い責任感と信頼性
- 論理的で体系的な思考
- 伝統と秩序の重視
- 自信に満ちた決断力
- 効率性と実用性の追求
彼らは詳細に注意を払い、規則や手順を厳守することで、効率的に目標を達成します。事実と経験に基づいて判断し、安定性を重視します。対人関係では、誠実さと直接的なコミュニケーションを好みます。
変化には慎重ですが、必要性を理解すれば適応します。ストレス耐性が高く、困難な状況でも冷静に対処できます。
ISTJ-ADの特徴
特徴①「責任感が強く、効率的な仕事をこなす」
ISTJ-ADタイプは、責任感が非常に強く、効率的に仕事をこなします。
このタイプの人は、与えられた任務を確実に遂行することを重視します。
彼らは、約束を守り、期限を厳守することを誇りに思っています。
また、自信に満ちた態度で仕事に取り組むのが特徴です。
しかしながら、倫理観が低い傾向があるため、時に問題が生じることもあります。
ISTJ-ADの主な特徴は以下の通りです:
・計画性が高く、細部まで注意を払う
・規則や手順を厳密に守る
・物事を論理的に分析する能力が高い
一方で、融通が利かないと思われることもあります。
彼らは、確立された方法を好み、新しいアイデアに抵抗を示すこともあります。
ただし、その堅実さゆえに、多くの組織で重要な役割を果たしています。
まとめると、ISTJ-ADは責任感と効率性を兼ね備えた、信頼できる人物です。
特徴②「伝統と秩序を重視し、変化を好まない」
ISTJ-ADタイプは、伝統と秩序を非常に重視し、変化を好みません。
彼らは、長年にわたって確立された方法や慣習を尊重します。
新しいアイデアや急激な変化には警戒心を抱きがちです。
このタイプの人は、安定性と予測可能性を求める傾向があります。
そのため、既存の構造や階層制度を維持することに力を注ぎます。
ISTJ-ADが重視するものには、次のようなものがあります:
・確立された規則や手順
・明確な役割と責任
・秩序立った環境
ただし、この特徴は時として柔軟性の欠如につながることがあります。
彼らは、新しい方法や革新的なアプローチを受け入れるのに苦労するかもしれません。
しかし、その一方で、組織の安定性を保つ上で重要な役割を果たします。
結論として、ISTJ-ADは伝統と秩序を重んじる安定した存在といえるでしょう。
特徴③「自信があるが、倫理観が低い傾向がある」
ISTJ-ADタイプは、自信に満ちていますが、倫理観が低い傾向があります。
彼らは自分の能力や判断力を強く信じています。
そのため、自己主張が強く、自分の意見を押し通そうとすることがあります。
しかし、その自信の裏側には、他者への配慮が欠ける面もあります。
倫理観が低いため、時に道徳的な判断を誤ることがあります。
ISTJ-ADの特徴的な行動パターンには以下のようなものがあります:
・自己の利益を優先する
・規則を自分に都合よく解釈する
・他者の感情への配慮が不足している
このような特徴は、職場や人間関係で問題を引き起こす可能性があります。
特に、チームワークを要する環境では摩擦が生じやすいかもしれません。
ただし、彼らの自信と決断力は、リーダーシップを発揮する上で有利に働くこともあります。
要するに、ISTJ-ADは自信家だが、倫理面での成長が必要なタイプといえます。
ISTJ-ADの長所と短所
ISTJ-ADの長所
このタイプの最大の長所は、その信頼性と効率性にあります。
彼らは、与えられた任務を確実に遂行することで知られています。
約束を守り、期限を厳守することを非常に重視します。
また、論理的思考能力が高く、複雑な問題を解決するのが得意です。
自信に満ちた態度で仕事に取り組むため、周囲に安心感を与えます。
ISTJ-ADの主な長所は以下の通りです:
・計画性が高く、細部まで注意を払う
・規律正しく、秩序を維持する能力がある
・現実的で実践的なアプローチを取る
さらに、彼らは伝統や既存の制度を尊重します。
そのため、組織の安定性を保つ上で重要な役割を果たします。
また、自己主張が強いため、リーダーシップを発揮することもあります。
つまり、ISTJ-ADは信頼性と効率性を兼ね備えた、頼りになる存在です。
ISTJ-ADの短所
ISTJ-ADタイプの主な短所は、柔軟性の欠如と倫理観の低さにあります。
彼らは変化を好まず、新しいアイデアに抵抗を示すことがあります。
そのため、急激な変化や革新的なアプローチに適応するのが難しいです。
また、倫理観が低い傾向があるため、道徳的な判断を誤ることもあります。
他者の感情への配慮が不足していることも、大きな課題となります。
ISTJ-ADの短所には以下のようなものがあります:
・融通が利かず、柔軟性に欠ける
・他人の意見や感情を軽視しがち
・自己の利益を優先しすぎる
さらに、彼らの強い自己主張は、時として独断的な行動につながります。
チームワークを要する環境では、この特徴が摩擦を生む原因となります。
また、規則を自分に都合よく解釈する傾向も、問題を引き起こす可能性があります。
要するに、ISTJ-ADは柔軟性と倫理観の向上が必要なタイプといえるでしょう。
ISTJ-ADの恋愛関係の傾向と改善策
ISTJ-ADの恋愛の傾向
このタイプの恋愛の特徴は、安定性と実用性を重視する点にあります。
彼らは、長期的で堅実な関係を好みます。
相手に対して忠実で、約束を守ることを非常に大切にします。
しかし、感情表現が苦手で、ロマンチックな面が不足しがちです。
また、自信が強いため、相手の意見を軽視してしまうこともあります。
ISTJ-ADの恋愛における傾向は以下の通りです:
・伝統的な価値観に基づいた関係を好む
・計画性が高く、将来を見据えた行動を取る
・感情よりも論理を重視する
一方で、倫理観が低い傾向があるため、時に相手の気持ちを傷つけます。
変化を好まないため、マンネリ化した関係に陥りやすいのも特徴です。
ただし、その堅実さゆえに、安定した長期的な関係を築くことができます。
つまり、ISTJ-ADは安定志向だが、感情面での配慮が必要な恋愛タイプです。
恋愛で問題になる時と改善策
ISTJ-ADタイプの恋愛で最も問題になるのは、感情面での配慮不足です。
彼らは論理的思考を重視するあまり、相手の感情を軽視しがちです。
また、変化を好まないため、関係がマンネリ化する可能性があります。
倫理観が低い傾向も、相手との信頼関係を損なう原因となります。
これらの問題を改善するには、以下のような方策が効果的です。
改善のためのアプローチ:
・感情表現の練習をする
・相手の気持ちを積極的に聞く習慣をつける
・新しい体験を一緒にする機会を増やす
さらに、自己の倫理観を高める努力も重要です。
相手の立場に立って考える練習をすることで、共感力を養えます。
また、柔軟性を身につけるため、小さな変化から始めてみるのも良いでしょう。
つまり、ISTJ-ADは感情面と倫理面の成長が恋愛の鍵となります。
ISTJ-ADの友人関係の傾向と改善策
友人関係の傾向
ISTJ-ADタイプの友人関係の特徴は、忠実さと実用性を重視する点です。
彼らは、長年にわたって続く安定した友情を大切にします。
約束を守り、信頼できる友人であることを誇りに思います。
しかし、感情表現が苦手で、表面的には冷たく見えることがあります。
また、自信が強いため、友人の意見を軽視してしまうこともあります。
ISTJ-ADの友人関係における傾向は以下の通りです:
・少数の親密な友人を持つことを好む
・共通の興味や価値観を持つ人と付き合いやすい
・実用的な助け合いを重視する
一方で、倫理観が低い傾向があるため、時に友人の気持ちを傷つけます。
新しい人間関係を築くのに時間がかかるのも特徴です。
ただし、一度信頼関係ができると、非常に頼りになる友人となります。
つまり、ISTJ-ADは忠実だが、感情面での配慮が必要な友人タイプです。
友人関係で問題になる時と改善策
ISTJ-ADタイプの友人関係で最も問題になるのは、柔軟性の欠如です。
彼らは変化を好まず、新しい友人を作るのに苦労することがあります。
また、感情表現が苦手なため、誤解を招くこともあります。
倫理観が低い傾向も、友人との信頼関係を損なう原因となります。
これらの問題を改善するには、以下のような方策が効果的です。
改善のためのアプローチ:
・新しい環境や活動に積極的に参加する
・感情を言葉で表現する練習をする
・友人の立場に立って考える習慣をつける
さらに、自己の倫理観を高める努力も重要です。
友人の意見や感情を尊重する姿勢を意識的に持つことが大切です。
また、柔軟性を身につけるため、小さな変化から始めてみるのも良いでしょう。
つまり、ISTJ-ADは柔軟性と感情表現の向上が友人関係の鍵となります。
ISTJ-ADの子育ての傾向と改善策
子育ての傾向
ISTJ-ADタイプの子育ての特徴は、規律と責任を重視する点にあります。
彼らは、子どもに対して明確な規則と期待を設定します。
子どもの自立心と責任感を育てることを非常に大切にします。
また、伝統的な価値観や礼儀作法を教えることにも力を入れます。
しかし、感情表現が苦手で、愛情を言葉で伝えるのが難しいです。
ISTJ-ADの子育てにおける傾向は以下の通りです:
・計画性が高く、子どもの将来を見据えた教育を行う
・実用的なスキルや知識の習得を重視する
・一貫した態度で接する
一方で、倫理観が低い傾向があるため、時に子どもの気持ちを無視します。
柔軟性に欠けるため、子どもの個性や創造性を抑制してしまうこともあります。
ただし、その堅実さゆえに、子どもに安定した環境を提供できます。
つまり、ISTJ-ADは規律正しいが、柔軟性が必要な子育てタイプです。
子育てで問題になる時と改善策
ISTJ-ADタイプの子育てで最も問題になるのは、感情面での配慮不足です。
彼らは規律を重視するあまり、子どもの感情を軽視しがちです。
また、柔軟性に欠けるため、子どもの個性を尊重できないことがあります。
倫理観が低い傾向も、子どもとの信頼関係を損なう原因となります。
これらの問題を改善するには、以下のような方策が効果的です。
改善のためのアプローチ:
・子どもの感情を理解し、共感する練習をする
・柔軟性を持って子どもの個性を尊重する
・愛情表現を意識的に増やす
さらに、自己の倫理観を高める努力も重要です。
子どもの立場に立って考える習慣をつけることで、共感力を養えます。
また、新しい子育て方法にも柔軟に取り組む姿勢が大切です。
つまり、ISTJ-ADは感情面での配慮と柔軟性が子育ての鍵となります。
ISTJ-ADのキャリアの傾向と改善策
キャリアの傾向
ISTJ-ADタイプのキャリアの特徴は、安定性と効率性を重視する点にあります。
彼らは、長期的で堅実なキャリアパスを好みます。
責任感が強く、与えられた任務を確実に遂行することで評価されます。
また、論理的思考能力が高く、複雑な問題解決に長けています。
しかし、変化を好まないため、新しい環境への適応に苦労することがあります。
ISTJ-ADのキャリアにおける傾向は以下の通りです:
・伝統的な職業や大規模な組織を好む
・階層制度や明確な役割分担を重視する
・長期的な目標に向かって着実に努力する
一方で、倫理観が低い傾向があるため、時に問題行動を起こすこともあります。
柔軟性に欠けるため、急激な変化や革新的なアプローチに抵抗を示します。
ただし、その堅実さゆえに、多くの組織で重要な役割を果たします。
つまり、ISTJ-ADは安定志向だが、変化への適応が必要なキャリアタイプです。
キャリアで問題になる時と改善策
ISTJ-ADタイプのキャリアで最も問題になるのは、変化への抵抗感です。
彼らは新しい技術や方法の導入に消極的になりがちです。
また、倫理観が低い傾向があるため、職場での人間関係に問題が生じます。
自信が強すぎるあまり、他者の意見を軽視してしまうこともあります。
これらの問題を改善するには、以下のような方策が効果的です。
改善のためのアプローチ:
・新しいスキルや知識を積極的に学ぶ
・他者の意見や感情を尊重する姿勢を養う
・倫理観を高めるための自己啓発に取り組む
さらに、柔軟性を身につけるための努力も重要です。
小さな変化から始めて、徐々に適応力を高めていくとよいでしょう。
また、多様な価値観を受け入れる姿勢を持つことで、視野を広げられます。
つまり、ISTJ-ADは変化への適応力と倫理観の向上がキャリアの鍵となります。
ISTJ-ADの仕事の傾向と改善策
仕事の傾向
ISTJ-ADタイプの仕事の特徴は、その効率性と信頼性にあります。
彼らは、与えられた任務を確実に遂行することで知られています。
計画性が高く、細部まで注意を払いながら仕事を進めます。
また、論理的思考能力を活かし、複雑な問題解決に長けています。
しかし、新しいアイデアや方法に抵抗を示すことがあります。
ISTJ-ADの仕事における傾向は以下の通りです:
・規則や手順を厳密に守る
・現実的で実践的なアプローチを取る
・責任感が強く、期限を厳守する
一方で、倫理観が低い傾向があるため、時に問題行動を起こすこともあります。
柔軟性に欠けるため、チームワークを要する環境では摩擦が生じやすいです。
ただし、その堅実さゆえに、多くの組織で重要な役割を果たします。
つまり、ISTJ-ADは効率的だが、柔軟性が必要な仕事タイプです。
仕事で問題になる時と改善策
ISTJ-ADタイプの仕事で最も問題になるのは、柔軟性の欠如です。
彼らは変化を好まず、新しい方法や技術の導入に抵抗を示します。
また、倫理観が低い傾向があるため、職場での人間関係に問題が生じます。
自信が強すぎるあまり、他者の意見を軽視してしまうこともあります。
これらの問題を改善するには、以下のような方策が効果的です。
改善のためのアプローチ:
・新しいアイデアや方法に対してオープンな姿勢を持つ
・チームメンバーの意見や感情を尊重する習慣をつける
・倫理観を高めるための自己啓発に取り組む
さらに、感情面での配慮を意識的に行うことも重要です。
他者の立場に立って考える練習をすることで、共感力を養えます。
また、小さな変化から始めて、徐々に適応力を高めていくとよいでしょう。
つまり、ISTJ-ADは柔軟性と倫理観の向上が仕事の鍵となります。
ISTJ-ADの相性のいいタイプ
相性がいいタイプ、Sが含まれている人
ISTJ-ADタイプと相性がいいのは、Sが含まれている人です。
Sは「感覚的」を意味し、現実的で実践的な性格を表します。
ISTJ-ADと同じく、具体的な事実や経験を重視する傾向があります。
そのため、互いの考え方や価値観を理解しやすい関係が築けます。
特に、以下のようなタイプとの相性が良いといえます。
相性の良いSタイプの特徴:
・詳細に注意を払い、正確さを重視する
・現実的で実用的なアプローチを好む
・秩序と安定を大切にする
例えば、ESTJやISFJなどのタイプとは良好な関係を築きやすいです。
これらのタイプは、ISTJ-ADの計画性や効率性を高く評価します。
一方で、Sタイプの現実主義がISTJ-ADの柔軟性の欠如を補完します。
つまり、SタイプはISTJ-ADと価値観を共有しつつ、相互補完できる関係です。
相性がいいタイプ、Dが含まれている人
ISTJ-ADタイプと相性がいいもう一つのグループは、Dが含まれている人です。
Dは「支配的」を意味し、自信に満ちた積極的な性格を表します。
ISTJ-ADと同じく、目標達成に向けて強い意志を持っています。
そのため、互いの行動力や決断力を高く評価し合える関係が築けます。
特に、以下のようなタイプとの相性が良いといえます。
相性の良いDタイプの特徴:
・リーダーシップを発揮する
・効率性と結果を重視する
・明確な目標設定と達成を好む
例えば、ENTJやESTJなどのタイプとは良好な関係を築きやすいです。
これらのタイプは、ISTJ-ADの信頼性と効率性を高く評価します。
一方で、DタイプのリーダーシップがISTJ-ADの行動力を引き出します。
つまり、DタイプはISTJ-ADと目標を共有しつつ、相互に刺激し合える関係です。
ISTJ-ADのまとめ
ISTJ-ADタイプは、責任感が強く、効率的な仕事ぶりが特徴です。
彼らは、伝統と秩序を重視し、安定した環境を好みます。
自信に満ちていますが、倫理観が低い傾向があるのが課題です。
長所としては、信頼性が高く、計画的で細部まで注意を払う点があります。
一方、短所としては柔軟性に欠け、他者の感情への配慮が不足します。
ISTJ-ADの主な特徴をまとめると:
・責任感が強く、与えられた任務を確実に遂行する
・伝統的な価値観を尊重し、急激な変化を好まない
・論理的思考能力が高く、複雑な問題解決に長けている
恋愛や友人関係では、安定性を求める一方で感情表現が苦手です。
子育てでは規律を重視しますが、子どもの個性を尊重する柔軟性が必要です。
キャリアや仕事面では、効率的で信頼性が高いものの、変化への適応に課題があります。
ISTJ-ADタイプの成長には、以下の点に注意が必要です:
・感情面での配慮を意識的に行う
・新しいアイデアや方法にオープンな姿勢を持つ
・倫理観を高めるための自己啓発に取り組む
相性の良いタイプとしては、Sタイプ(感覚的)やDタイプ(支配的)が挙げられます。
これらのタイプとは、価値観や目標を共有しつつ、相互補完的な関係を築けます。
結論として、ISTJ-ADは信頼性と効率性に優れた人物ですが、
柔軟性と倫理観を高めることで、さらなる成長が期待できるタイプです。
FAQや注意点
HAXACOの結果と、16personalities(通称MBTI診断)やMBTI(本家)と結果が変わる
- 性格は遺伝と環境の影響を受けるため、環境が変われば回答も変わります(例、疲れてると情動性が変化するなど)。遺伝について詳しくはこちら。
- 年齢次第で回答のブレがあります。詳しくはこちら。
- タイプ分類は各数値が3以上、3未満で行っているため、3に近い値だと、質問の聞き方やその時の環境次第で結果が変わりやすくなります。タイプよりも数値を見てください。
- MBTI(本家)や16personalities(通称MBTI診断)は質問設計の段階でどの程度統計的な処理をしているか論文が見当たらないため不明確です。一方で、ビッグファイブやHEXACOはそういった論文が簡単に見つかりますし、今回のHEXACO-JP診断は論文ベースです。
- MBTIや16personalitiesは普段の行動(学力・年収など)や、脳・遺伝などとの比較した研究論文があまり多くない一方で、ビッグファイブやHEXACOは数多く存在します。
- そもそもHEXACOはビッグファイブの要素の変形なので似て非なるものです。HEXACOの正直・謙虚さは、ビッグファイブの協調性と神経症傾向から抽出されています。下記「補足」参考。
その他にもご質問があれば運営者のトキワ(@etokiwa999)までご連絡ください。
性格診断の結果はあくまで人生の「ヒント」まで
先にも書きましたが、性格は遺伝と環境の影響を受けます。遺伝の影響で、ブレ幅は一定ですが、環境次第である程度答えがブレます。
またビッグファイブやHEXACOの研究論文では学力や年収などと相関分析をしていますが、自然科学の実験ほど大きな相関係数ではありません。相関係数は最小-1、最大1ですが、だいたい-0.4~0.4ほどが多いです。もちろん高いものもあります。0.8や0.9ではなく、それに比べたら低いです。
ただそれでも様々な研究はありますので、「占い以上、自然科学未満」と思ってください。心理学や占いを100%否定しているわけではありません。
補足
16personalities(通称MBTI診断)の概要
16personalities(16タイプ性格診断)は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とビッグファイブをベースにして作られています。
厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。
MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。
16personalitiesはMBTIの4つの指標(E外向-I内向、S感覚-N直観、T思考-F感情、J判断-P知覚)を採用しつつ、アイデンティティ(AとT)という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。
この性格診断の良いところとしては、韓国アイドルが広めたり、恋愛マッチングアプリでも使われたりするなど、とても有名で、回答数がとても多いことにあります。それを利用して分析して論文として公開すれば信頼性は高いかもしれません。
ただし、悪いところとしては、科学的な裏付けが弱いところがあります。査読付き論文の数が少ない、統計処理の方法が不明確、性格と学力・収入・脳機能・遺伝的要因などとの関連性について十分な根拠が提示されていない、などが理由です。
MBTI(本家)の概要
MBTIは性格を16タイプに分類する心理学の理論です。
そもそもMBTIとは、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター(Myers-Briggs Type Indicator)の略称です。
MBTIでは、以下の4つの指標を組み合わせて性格を16タイプに分類します。
- 外向性(Extraversion)か内向性(Introversion)
- 感覚(Sensing)か直観(iNtuition)
- 思考(Thinking)か感情(Feeling)
- 判断(Judging)か知覚(Perceiving)
つまり、MBTIでは自分の性格傾向を「ISTJ」や「ENFP」などの4文字で表現するのです。
16personalitiesよりは論文は存在しますが、ビッグファイブやHEXACOほど頑健な研究結果が出ているわけではありません。
ビッグファイブの概要
性格心理学において最も有力な特性理論の一つが「ビッグファイブ(Big Five)」です。
ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。
また、16personalitiesやMBTIはタイプ分類(例、外向的か内向的かのどちらか)を用いるのに対して、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する(例、外向性3.5)点も大きな違いです。
さらに、古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。
MBTI・ビッグファイブ・HEXACOの相関関係
MBTIの4指標とビッグファイブの5因子には相関関係があります。
この相関を示した代表的な研究に、「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文があります。
また、MBTI(本家)とビッグファイブを参考にして作られた16personalities(通称MBTI診断)では、ビッグファイブの神経症傾向が「アイデンティティ」と呼ばれており、自信(Assertive)か、慎重(Turbulent)かで分類されています。
これらの関係をまとめたのが以下の図です。
一番右には、比較的新しい性格診断である「HEXACO(ヘキサコ)」があります。ビッグファイブに1つ指標「正直・謙虚さ」を加えて改良され、ダーク特性(倫理観)が分かるようになりました。
今回のHEXACO-JP性格診断では16personalitiesの5文字に加えて、ダークD/ライトLを付けてより詳細に分析できるようにしています。
最後に、組織のCXOや管理職、後継者などのハイクラス人材の採用におけるハラスメント傾向のある人を検知するためのサービス「ハラスメント検査」の事前登録も開始しました!興味のある方はこちらよりご登録ください。
ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。