INTJ-TLは、好奇心が旺盛で高い倫理観を持つ個性的なタイプです。
このタイプの人は、複雑な問題を解決するのが得意で、常に新しいことを学ぼうとします。
同時に、正しいことを大切にする強い信念も持っています。嘘をつくことや不正をすることを極端に嫌います。
でも、完璧を求めすぎるあまり、時々周りの人を置いてけぼりにしてしまうこともあります。
この記事では、INTJ-TLの特徴や長所・短所、恋愛や仕事での傾向などを詳しく解説します。自分や周りの人の性格をよく知ることで、より良い人間関係を築けるかもしれません。
さあ、INTJ-TLの世界を一緒に探検してみましょう！
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
※現在、HEXACO性格診断は一時的にクローズしております。また準備できましたら公開させていただきます。
目次
HEXACOの概要
HEXACOとは何か
比較的新しい性格モデルが「HEXACO（ヘキサコ）」です。
６つの要素で人の性格を表します。
H・E・X・A・C・Oの６文字が由来です。
各文字は性格の特徴を表しています。
具体的には以下の要素があります：
- H：正直・謙虚さ（Honesty-Humility）
- E：情動性（Emotionality）
- X：外向性（eXtraversion）
- A：協調性（Agreeableness）
- C：誠実性（Conscientiousness）
- O：開放性（Openness）
このモデルは人の性格を詳しく分析できます。
従来のビッグファイブモデルより優れています。
正直・謙虚さという新しい要素が加わりました。
これにより、より細かい性格分析が可能です。
HEXACOによる64分類
6つの要素それぞれの高い・低いで64タイプに分類します。具体的には以下です。
- H：正直・謙虚さ（Honesty-Humility）
- 高い→ライト（L：Light）
- 低い→ダーク（D：Dark）
- E：情動性（Emotionality）
- 高い→不安型（T：Turbulence）
- 低い→自信型（A：Assertiveness）
- X：外向性（eXtraversion）
- 高い→外向型（E：Extrovert）
- 低い→内向型（I：Introvert）
- A：協調性（Agreeableness）
- 高い→感情型（F：Feeling）
- 低い→思考型（T：Thinking）
- C：誠実性（Conscientiousness）
- 高い→（J：Judging）
- 低い→（P：Prospecting）
- O：開放性（Openness）
- 高い→直感型（N：iNtuitive）
- 低い→感覚型（S：Sensor）
これらを16personalitiesのように繋げてタイプを表現します。それでは各種タイプを紹介していきます！
INTJ-T(建築家・慎重型)とは？
INTJ-Tは、ビッグファイブの低い外向性(I)、高い開放性(N)、低い協調性(T)、高い誠実性(J)、高い神経症傾向(T)を持つタイプです。特徴：
- 完璧主義的傾向
- 自己批判的で内省的
- 不確実性へのストレス
- 高い分析力と創造性
- 継続的な自己改善欲求
彼らは常に最高の結果を求め、自分の能力に疑問を持つことがあります。批判的思考と創造性を駆使して問題を解決しますが、決断に時間がかかることも。対人関係では慎重で、信頼を築くのに時間がかかります。失敗を恐れる一方で、それを学習の機会として捉える能力も持っています。
INTJ-TLの特徴
特徴①「論理的思考と倫理観の高さが融合」
INTJ-TLは、鋭い分析力と強い倫理観を併せ持つタイプです。
彼らは複雑な問題を論理的に解決することを得意とします。
同時に、高い道徳心を持ち、正しいことを追求する傾向があります。
この二つの特性が融合することで、独特の世界観が形成されます。
INTJ-TLの思考プロセスは、以下のような特徴を持ちます：
- 客観的な事実分析
- 長期的な結果の予測
- 倫理的な判断基準の適用
さらに、彼らは自分の考えを常に検証し、改善しようとします。
この姿勢は、自己成長への強い欲求から生まれています。
INTJ-TLは、論理と倫理のバランスを取りながら、より良い解決策を見出します。
特徴②「不安を克服しようとする内省的な姿勢」
INTJ-TLは、不安を感じやすい一方で、それを克服しようと努力します。
彼らは自分の感情や思考を深く分析する傾向があります。
この内省的な姿勢は、自己理解を深める上で重要な役割を果たします。
不安を感じた時、INTJ-TLは以下のような行動をとることがあります：
- 問題の根本原因を探る
- 可能な解決策をリストアップする
- 最悪のシナリオを想定し、対策を立てる
また、彼らは知識を増やすことで不安を軽減しようとします。
新しい情報を学ぶことで、状況をより良く理解できると考えるのです。
この過程で、INTJ-TLは自分の弱点や限界にも向き合います。
そして、それらを改善するための計画を立てることがあります。
INTJ-TLの内省的な姿勢は、成長と自己改善につながる重要な特徴です。
特徴③「高い理想と誠実さを持つ完璧主義者」
INTJ-TLは、高い理想を掲げ、それを誠実に追求する完璧主義者です。
彼らは自分に対しても、周囲に対しても高い基準を設定します。
この姿勢は、常により良いものを追求する原動力となります。
INTJ-TLの完璧主義は、以下のような形で現れることがあります：
- 細部まで綿密に計画を立てる
- 何度も確認や修正を繰り返す
- 最高の結果を出すまで妥協しない
また、彼らは誠実さを非常に重視します。
嘘をつくことや、不正を行うことを強く嫌います。
この誠実さは、信頼関係を築く上で大きな強みとなります。
一方で、完璧を求めるあまり、柔軟性に欠けることもあります。
このタイプの理想主義と誠実さは、高品質な成果を生み出す原動力です。
INTJ-TLの長所と短所
INTJ-TLの長所
最大の長所は、論理的思考と高い倫理観の組み合わせです。
彼らは複雑な問題を分析し、効果的な解決策を見出すことに長けています。
同時に、その解決策が倫理的に正しいかどうかも慎重に検討します。
INTJ-TLの主な長所には、以下のようなものがあります：
- 鋭い洞察力と先見性
- 強い自己規律と責任感
- 誠実さと信頼性
また、彼らは継続的な自己改善に積極的です。
新しい知識や技術を学ぶことに喜びを感じます。
この学習意欲は、専門分野での深い知識の獲得につながります。
さらに、INTJ-TLは独立心が強く、自立した判断を下せます。
この特性は、リーダーシップを発揮する場面で役立ちます。
INTJ-TLの長所は、複雑な課題に取り組む場面で特に発揮されます。
INTJ-TLの短所
短所は、完璧主義と不安傾向が強すぎることにあります。
彼らは高い基準を設定するため、時として現実的でない目標を立てます。
その結果、自分や周囲に過度のプレッシャーをかけることがあります。
INTJ-TLの主な短所には、以下のようなものがあります：
- 柔軟性の不足
- 感情表現の苦手さ
- 過度の自己批判
また、彼らは不安を感じやすい傾向があります。
特に、自分のパフォーマンスや将来の不確実性に対して不安を抱きます。
この不安は、時として決断を遅らせる原因になることがあります。
さらに、INTJ-TLは他人の感情を理解することが苦手な場合があります。
これは、人間関係を築く上で障害となることがあります。
INTJ-TLの短所は、バランスの取れた視点を持つことで改善できます。
INTJ-TLの恋愛関係の傾向と改善策
INTJ-TLの恋愛の傾向
このタイプの恋愛は、知的な刺激と深い信頼関係を重視する傾向があります。
彼らはパートナーに対して、自分と同じレベルの知性を求めます。
会話を通じて新しいアイデアを共有できる関係を理想とします。
INTJ-TLの恋愛の特徴には、以下のようなものがあります：
- 慎重に相手を選ぶ
- 長期的な関係を志向する
- 誠実さと忠誠心を重視する
また、彼らは感情表現が苦手な傾向があります。
愛情を言葉で伝えるよりも、行動で示すことを好みます。
この特性は、時としてパートナーに誤解を与える原因となります。
さらに、INTJ-TLは独立心が強いため、個人の時間を大切にします。
パートナーにも同様の自立性を期待することがあります。
INTJ-TLの恋愛は、互いの成長を促進する関係を目指す傾向があります。
恋愛で問題になる時と改善策
INTJ-TLの恋愛で問題になるのは、感情表現の不足と過度の完璧主義です。
彼らは論理的思考を重視するあまり、感情面を軽視しがちです。
これは、パートナーに冷たい印象を与える原因となることがあります。
改善策としては、以下のようなアプローチが効果的です：
- 感情を言葉で表現する練習をする
- パートナーの感情に耳を傾ける時間を意識的に設ける
- 小さな愛情表現を日常的に行う
また、INTJ-TLは高い基準を設定するため、関係に過度のストレスを感じます。
完璧を求めすぎず、柔軟性を持つことが大切です。
不安傾向が強い場合は、パートナーと率直に不安を共有するのも良いでしょう。
さらに、独立心と親密さのバランスを取ることも重要です。
パートナーとの時間と個人の時間をうまく配分する工夫が必要です。
INTJ-TLの恋愛改善には、感情面への配慮と柔軟性が鍵となります。
INTJ-TLの友人関係の傾向と改善策
友人関係の傾向
INTJ-TLの友人関係は、知的な刺激と誠実さを重視する傾向があります。
彼らは深い会話ができる友人を好みます。
表面的な付き合いよりも、意味のある交流を求めます。
INTJ-TLの友人関係の特徴には、以下のようなものがあります：
- 少数の親密な友人を持つ
- 共通の興味や価値観を共有する友人を選ぶ
- 長期的な友情を大切にする
また、彼らは友人に対しても高い倫理観を求めます。
嘘や裏切りを極端に嫌い、誠実な関係を重視します。
この姿勢は、信頼できる友人を見つける上で役立ちます。
さらに、INTJ-TLは独立心が強いため、常に一緒にいる必要はありません。
時間が空いても関係が変わらない友人を大切にします。
INTJ-TLの友人関係は、互いの成長を促進する知的な交流が中心です。
友人関係で問題になる時と改善策
INTJ-TLの友人関係で問題になるのは、感情面の配慮不足と批判的な態度です。
彼らは論理的な会話を好むあまり、感情的なサポートが苦手です。
友人が慰めを求めているときに、解決策を提示しがちです。
改善策としては、以下のようなアプローチが効果的です：
- 積極的に傾聴のスキルを磨く
- 感情的なサポートの重要性を意識する
- 批判する前に相手の立場を考える
また、INTJ-TLは高い基準を友人にも求めることがあります。
これは時として、友人に過度のプレッシャーを与える原因となります。
友人の個性や価値観を尊重し、多様性を受け入れる姿勢が大切です。
さらに、不安傾向が強い場合は、友人関係にも影響を与えることがあります。
自分の不安を友人と共有し、サポートを求めることも重要です。
INTJ-TLの友人関係改善には、感情面への配慮と寛容さが鍵となります。
INTJ-TLの子育ての傾向と改善策
子育ての傾向
INTJ-TLの子育ては、知的成長と道徳性の育成を重視する傾向があります。
彼らは子どもの好奇心を大切にし、学びの機会を積極的に提供します。
同時に、正直さや責任感といった価値観を教えることを重視します。
INTJ-TLの子育ての特徴には、以下のようなものがあります：
- 子どもの質問に丁寧に答える
- 論理的思考力を育てる遊びや活動を取り入れる
- 規律と自立を促す
また、彼らは子どもの個性を尊重し、押し付けをしない傾向があります。
子どもが自分で考え、決断する機会を多く与えます。
この姿勢は、子どもの自主性を育てる上で効果的です。
さらに、INTJ-TLは子育てにおいても計画性を重視します。
教育方針や将来のビジョンを明確に持っていることが多いです。
INTJ-TLの子育ては、子どもの知的・道徳的成長を促進する傾向があります。
子育てで問題になる時と改善策
INTJ-TLの子育てで問題になるのは、感情面の配慮不足と高すぎる期待です。
彼らは論理的なアプローチを好むため、子どもの感情を軽視しがちです。
また、自分の高い基準を子どもにも求めることがあります。
改善策としては、以下のようなアプローチが効果的です：
- 子どもの感情に共感する練習をする
- 年齢に応じた適切な期待値を設定する
- 失敗を学びの機会として捉える姿勢を持つ
また、INTJ-TLは不安傾向が強いため、過保護になることがあります。
子どもの安全を確保しつつ、適度な冒険を許容することが大切です。
これは、子どもの自信と問題解決能力を育てる上で重要です。
さらに、完璧主義的な傾向が強いINTJ-TLは、柔軟性を持つことが必要です。
すべてを計画通りに進めようとせず、予想外の出来事も受け入れましょう。
INTJ-TLの子育て改善には、感情面への配慮と柔軟な姿勢が鍵となります。
INTJ-TLのキャリアの傾向と改善策
キャリアの傾向
INTJ-TLのキャリアは、知的挑戦と倫理的な満足を求める傾向があります。
彼らは複雑な問題を解決できる職場環境を好みます。
同時に、自分の仕事が社会に良い影響を与えることを重視します。
INTJ-TLのキャリアの特徴には、以下のようなものがあります：
- 長期的なビジョンを持って計画を立てる
- 専門性を高めることに喜びを感じる
- 独立した判断ができる役割を求める
また、INTJ-TLは常に自己成長を目指す傾向があります。
新しい知識やスキルを習得する機会を積極的に求めます。
この姿勢は、キャリアの発展につながることが多いです。
さらに、彼らは仕事の質にこだわりを持ちます。
妥協を許さず、最高の成果を出すために努力します。
INTJ-TLのキャリアは、知的成長と社会貢献の両立を目指す傾向があります。
キャリアで問題になる時と改善策
INTJ-TLのキャリアで問題になるのは、柔軟性の不足と過度の完璧主義です。
彼らは自分の理想にこだわるあまり、環境の変化に適応しづらいことがあります。
また、高すぎる基準を設定し、ストレスを抱えやすい傾向があります。
改善策としては、以下のようなアプローチが効果的です：
- 柔軟な思考を意識的に育てる
- 完璧を求めすぎず、「十分に良い」状態を認める
- ストレス管理の技術を学ぶ
また、INTJ-TLは不安傾向が強いため、キャリア選択に迷うことがあります。
この場合、自分の強みと価値観を明確にすることが重要です。
キャリアカウンセリングを受けるのも効果的かもしれません。
さらに、彼らは対人関係のスキルを向上させる必要があるかもしれません。
チームワークやコミュニケーション能力を意識的に磨きましょう。
INTJ-TLのキャリア改善には、柔軟性と対人スキルの向上が鍵となります。
INTJ-TLの仕事の傾向と改善策
仕事の傾向
INTJ-TLの仕事は、戦略的思考と高い倫理観が特徴的です。
彼らは長期的な視点から問題を分析し、効果的な解決策を提案します。
同時に、その解決策が倫理的に正しいかどうかを慎重に検討します。
INTJ-TLの仕事の特徴には、以下のようなものがあります：
- 複雑なプロジェクトの管理を得意とする
- 独創的なアイデアを生み出す
- 高い品質基準を維持する
また、彼らは効率を重視し、無駄を嫌います。
業務プロセスの改善に積極的に取り組む傾向があります。
この姿勢は、組織全体の生産性向上につながることがあります。
さらに、INTJ-TLは誠実さを重んじる傾向があります。
嘘や不正を極端に嫌い、透明性のある仕事環境を好みます。
INTJ-TLの仕事は、戦略性と倫理性を両立させる傾向があります。
仕事で問題になる時と改善策
INTJ-TLの仕事で問題になるのは、他者との協調不足と過度の自己批判です。
彼らは自分の考えに自信があるため、他者の意見を軽視しがちです。
また、高い基準を自分に課すあまり、ストレスを抱えやすい傾向があります。
改善策としては、以下のようなアプローチが効果的です：
- 積極的に他者の意見を聞く機会を設ける
- チームワークの重要性を意識する
- 自己批判と自己肯定のバランスを取る
また、INTJ-TLは不安傾向が強いため、決断に時間がかかることがあります。
この場合、決断のプロセスを明確化し、期限を設定することが有効です。
完璧を求めすぎず、適切なタイミングで行動に移すことが重要です。
さらに、彼らは感情面の配慮が不足しがちです。
同僚や部下の感情に注意を払い、適切なフィードバックを心がけましょう。
INTJ-TLの仕事改善には、協調性と感情面への配慮が鍵となります。
INTJ-TLの相性のいいタイプ
相性がいいタイプ、Nが含まれている人
INTJ-TLと相性が良いのは、直感的（N）な思考を持つタイプです。
特に、ENTJ（統率者）やINTP（論理学者）との相性が良いとされます。
これらのタイプは、INTJ-TLと同様に抽象的な思考を好みます。
ENTJとINTJ-TLの相性が良い理由は以下の通りです：
- 両者とも長期的なビジョンを持つ
- 知的な刺激を互いに与え合える
- 目標達成に向けて協力できる
一方、INTPとINTJ-TLの相性が良い理由は次の通りです：
- 両者とも論理的な分析を好む
- 新しいアイデアを共有し、発展させられる
- お互いの独立性を尊重できる
また、INFJ（提唱者）もINTJ-TLと良い関係を築けることがあります。
INFJの直感と倫理観は、INTJ-TLの論理的思考を補完します。
Nタイプとの関係は、INTJ-TLに新たな視点や成長をもたらします。
相性がいいタイプ、Lが含まれている人
INTJ-TLと相性が良いのは、高い倫理観（L）を持つタイプです。
特に、ENFJ（教導者）やISFJ（擁護者）との相性が良いとされます。
これらのタイプは、INTJ-TLと同様に誠実さと責任感を重視します。
ENFJとINTJ-TLの相性が良い理由は以下の通りです：
- 両者とも社会貢献に関心がある
- ENFJの人間関係スキルがINTJ-TLを補完する
- 互いの成長を支援し合える
一方、ISFJとINTJ-TLの相性が良い理由は次の通りです：
- 両者とも誠実さと信頼性を重視する
- ISFJの細やかな気配りがINTJ-TLを和らげる
- 互いの異なる視点から学び合える
また、INFP（仲介者）もINTJ-TLと良い関係を築けることがあります。
INFPの創造性と理想主義は、INTJ-TLに新たな視点をもたらします。
Lタイプとの関係は、INTJ-TLの倫理観をさらに深める機会となります。
INTJ-TLのまとめ
INTJ-TLは、論理的思考と高い倫理観を兼ね備えた個性的なタイプです。
彼らの特徴は、以下のようにまとめられます：
- 鋭い分析力と戦略的思考
- 強い倫理観と誠実さ
- 継続的な自己改善への意欲
また、INTJ-TLは以下のような長所を持っています：
- 複雑な問題解決能力
- 高い独立性と自律性
- 長期的なビジョンの構築力
一方で、以下のような課題も抱えています：
- 感情面への配慮不足
- 過度の完璧主義
- 柔軟性の欠如
これらの課題に対しては、以下のような改善策が効果的です：
- 感情intelligence（EQ）の向上
- 他者の意見や感情への理解を深める
- 柔軟性と適応力を意識的に育てる
INTJ-TLは、知的な刺激と倫理的な満足を求める傾向があります。
そのため、複雑な問題に取り組める環境で最も力を発揮します。
また、自己成長の機会が豊富にある職場や関係性を好みます。
INTJ-TLの不安傾向は、時として決断の遅れや過度の自己批判を招きます。
しかし、この特性は同時に慎重さと深い洞察力の源でもあります。
適切に管理することで、より良い判断や成果につながる可能性があります。
最後に、INTJ-TLの高い倫理観は、信頼関係の構築に大きく貢献します。
この特性は、長期的な人間関係や社会貢献にとって重要な要素となります。
INTJ-TLは、論理と倫理のバランスを取りながら成長を続けるタイプです。
FAQや注意点
HAXACOの結果と、16personalities（通称MBTI診断）やMBTI（本家）と結果が変わる
- 性格は遺伝と環境の影響を受けるため、環境が変われば回答も変わります（例、疲れてると情動性が変化するなど）。遺伝について詳しくはこちら。
- 年齢次第で回答のブレがあります。詳しくはこちら。
- タイプ分類は各数値が3以上、3未満で行っているため、3に近い値だと、質問の聞き方やその時の環境次第で結果が変わりやすくなります。タイプよりも数値を見てください。
- MBTI（本家）や16personalities（通称MBTI診断）は質問設計の段階でどの程度統計的な処理をしているか論文が見当たらないため不明確です。一方で、ビッグファイブやHEXACOはそういった論文が簡単に見つかりますし、今回のHEXACO診断は論文ベースです。
- MBTIや16personalitiesは普段の行動（学力・年収など）や、脳・遺伝などとの比較した研究論文があまり多くない一方で、ビッグファイブやHEXACOは数多く存在します。
- そもそもHEXACOはビッグファイブの要素の変形なので似て非なるものです。HEXACOの正直・謙虚さは、ビッグファイブの協調性と神経症傾向から抽出されています。下記「補足」参考。
その他にもご質問があれば運営者のトキワ（@etokiwa999）までご連絡ください。
性格診断の結果はあくまで人生の「ヒント」まで
先にも書きましたが、性格は遺伝と環境の影響を受けます。遺伝の影響で、ブレ幅は一定ですが、環境次第である程度答えがブレます。
またビッグファイブやHEXACOの研究論文では学力や年収などと相関分析をしていますが、自然科学の実験ほど大きな相関係数ではありません。相関係数は最小-1、最大1ですが、だいたい-0.4～0.4ほどが多いです。もちろん高いものもあります。0.8や0.9ではなく、それに比べたら低いです。
ただそれでも様々な研究はありますので、「占い以上、自然科学未満」と思ってください。心理学や占いを100％否定しているわけではありません。
補足
16personalities（通称MBTI診断）の概要
16personalities（16タイプ性格診断）は、MBTI（Myers-Briggs Type Indicator）とビッグファイブをベースにして作られています。
厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。
MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。
16personalitiesはMBTIの4つの指標（E外向-I内向、S感覚-N直観、T思考-F感情、J判断-P知覚）を採用しつつ、アイデンティティ（AとT）という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。
この性格診断の良いところとしては、韓国アイドルが広めたり、恋愛マッチングアプリでも使われたりするなど、とても有名で、回答数がとても多いことにあります。それを利用して分析して論文として公開すれば信頼性は高いかもしれません。
ただし、悪いところとしては、科学的な裏付けが弱いところがあります。査読付き論文の数が少ない、統計処理の方法が不明確、性格と学力・収入・脳機能・遺伝的要因などとの関連性について十分な根拠が提示されていない、などが理由です。
MBTI（本家）の概要
MBTIは性格を16タイプに分類する心理学の理論です。
そもそもMBTIとは、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター（Myers-Briggs Type Indicator）の略称です。
MBTIでは、以下の4つの指標を組み合わせて性格を16タイプに分類します。
- 外向性（Extraversion）か内向性（Introversion）
- 感覚（Sensing）か直観（iNtuition）
- 思考（Thinking）か感情（Feeling）
- 判断（Judging）か知覚（Perceiving）
つまり、MBTIでは自分の性格傾向を「ISTJ」や「ENFP」などの4文字で表現するのです。
16personalitiesよりは論文は存在しますが、ビッグファイブやHEXACOほど頑健な研究結果が出ているわけではありません。
ビッグファイブの概要
性格心理学において最も有力な特性理論の一つが「ビッグファイブ（Big Five）」です。
ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。
また、16personalitiesやMBTIはタイプ分類（例、外向的か内向的かのどちらか）を用いるのに対して、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する（例、外向性3.5）点も大きな違いです。
さらに、古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。
MBTI・ビッグファイブ・HEXACOの相関関係
MBTIの4指標とビッグファイブの5因子には相関関係があります。
この相関を示した代表的な研究に、「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文があります。
また、MBTI（本家）とビッグファイブを参考にして作られた16personalities（通称MBTI診断）では、ビッグファイブの神経症傾向が「アイデンティティ」と呼ばれており、自信（Assertive）か、慎重（Turbulent）かで分類されています。
これらの関係をまとめたのが以下の図です。
一番右には、比較的新しい性格診断である「HEXACO（ヘキサコ）」があります。ビッグファイブに1つ指標「正直・謙虚さ」を加えて改良され、ダーク特性（倫理観）が分かるようになりました。
今回のHEXACO性格診断では16personalitiesの5文字に加えて、ダークD/ライトLを付けてより詳細に分析できるようにしています。
ライター 兼 編集長：トキワエイスケ @etokiwa999
株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因（仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など）を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。
