職場のいじめやパワハラに悩む人は年々増加しています。しかし、これらの問題は偶然起きるものではなく、特定の性格特性と深い関係があることが研究で明らかになっています。
この記事では、職場 いじめの背景にある性格心理学の知見から、ダークトライアドと呼ばれる有害な性格特性、そして自分を守る方法まで包括的に解説します。
また、健全な職場環境を作るサーバントリーダーシップの実践法や、性格診断を活用した職場適性の見極め方についても詳しく説明いたします。
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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目次
職場問題と性格の深い関係
職場でのいじめやパワハラは、個人の性格特性と組織の風土が複雑に絡み合って発生する現象です。
心理学の研究によると、職場 いじめの加害者と被害者には特定の性格パターンが見られます。加害者側は支配欲が強く共感性が低い傾向があり、被害者側は協調性が高く自己主張が苦手な特徴を持つことが多いのです。
このような性格の違いは、ビッグファイブ性格理論で説明できます。ビッグファイブとは、人間の性格を5つの要素で表現する科学的な理論です。
- 外向性:社交的で積極的な程度
- 協調性:他者への思いやりや協力的態度
- 誠実性:責任感や自己統制の強さ
- 神経症的傾向:不安やストレスへの敏感さ
- 開放性:新しい経験への関心度
特に重要なのは協調性の違いです。加害者は協調性が低く、競争的で攻撃的な行動を取りやすい傾向があります。一方、被害者は協調性が高すぎて、不当な扱いを受けても反発できないケースが約60%を占めています。
さらに、組織の文化や上司の管理スタイルも重要な要因となります。権力格差が大きく、競争を煽る文化の職場では、有害な行動が正当化されやすくなるのです。
したがって、職場の人間関係を改善するためには、個人の性格理解と組織風土の両面からアプローチすることが必要です。
ダークトライアドとは:職場の有害人材の特徴
ダークトライアドとは、ナルシシズム、マキャベリアニズム、サイコパシーの3つの暗い性格特性を指します。これらの特性を持つ人は、職場 いじめやパワハラの加害者になりやすいことが研究で確認されています。
まず、ナルシシズムは自己愛が異常に強い性格です。自分を特別な存在だと思い込み、他者からの称賛を常に求めます。このタイプの上司は部下を自分の引き立て役としか見なさず、批判されると激しく怒ります。
次に、マキャベリアニズムは目的のためなら手段を選ばない冷酷な性格です。人を操ることに長けており、表面的には魅力的に見えることもあります。しかし、裏では陰湿な嫌がらせや情報操作を行う傾向があります。
最後に、サイコパシーは他者への共感が欠如した性格です。罪悪感を感じにくく、衝動的で攻撃的な行動を取ります。このタイプは職場の約3%存在し、組織に深刻な害をもたらします。
- 部下や同僚を道具としか見ない
- 失敗の責任を他人に押し付ける
- 感情的になりやすく、暴言を吐く
- 表面的には魅力的だが、裏で陰湿な行為を行う
- 権力を乱用して個人的な利益を追求する
興味深いことに、ダークトライアドの特性を持つ人は短期的には成功しやすい傾向があります。自信満々で決断力があり、政治的な駆け引きにも長けているからです。
ただし、長期的には組織の士気を下げ、優秀な人材の流出を招きます。研究によると、ダークトライアド上司の下で働く部下の離職率は通常の約2.5倍に上ることが分かっています。
このような有害な上司を早期に見抜き、適切な対策を講じることが、健全な職場環境を維持するために不可欠です。
いじめ・パワハラをする人の性格特性
職場 いじめやパワハラを行う人には、共通する性格特性があります。これらの特徴を理解することで、問題行動を予防し、早期に対処することが可能になります。
最も顕著な特徴は、共感性の低さです。相手の気持ちを理解したり、痛みを感じたりする能力が著しく欠如しています。そのため、自分の行為が他者にどれほど深刻な影響を与えるかを認識できません。
また、権威主義的な傾向も強く見られます。階層や序列を重視し、自分より下位の人間を支配することに快感を覚えます。このタイプは約40%の確率で、過去に自分もいじめられた経験を持っているという興味深いデータもあります。
さらに、自己正当化が得意という特徴もあります。自分の行為を「教育」や「指導」と言い換え、罪悪感を回避しようとします。HEXACO性格モデルの誠実性-謙虚性の要素が極端に低いことが研究で確認されています。
- 他者への共感能力が著しく低い
- 権力や支配欲が異常に強い
- 自己正当化が巧妙で罪悪感を感じない
- 衝動制御が困難で感情的になりやすい
- 責任転嫁が習慣化している
- 他者の成功を素直に認められない
加害者の多くは、自分のストレスや不満を弱い立場の人にぶつける傾向があります。これは心理学で「置き換え」と呼ばれる防衛機制の一種です。
また、完璧主義的な側面も持っており、部下のミスを許せない傾向があります。しかし、この完璧主義は建設的なものではなく、他者を攻撃する口実として使われることが多いのです。
興味深いことに、加害者の約70%は表面的には社交的で魅力的に見えることがあります。これにより、周囲の人々は被害者の訴えを信じにくくなり、問題の発見が遅れる原因となります。
このような性格特性を理解することで、組織は適切な人材配置や管理体制を構築し、職場の人間関係の悪化を未然に防ぐことができるでしょう。
被害を受けやすい性格と自己防衛法
職場 いじめの被害者になりやすい人には、特定の性格傾向があります。これらの特徴を理解し、適切な自己防衛法を身につけることで、被害を予防できる可能性が高まります。
被害者になりやすい最大の特徴は、協調性が高すぎることです。他者との調和を重視するあまり、理不尽な要求にも従ってしまう傾向があります。また、自己主張が苦手で、「NO」と言えない性格の人が約80%を占めています。
さらに、完璧主義や責任感の強さも狙われやすい要因です。真面目で仕事熱心な人ほど、過度な要求を押し付けられやすくなります。神経症的傾向が高く、不安になりやすい人も標的にされる傾向があります。
しかし、これらの性格特性は本来、職場にとって価値のあるものです。問題は、有害な人材がこれらの特性を悪用することにあります。
- 協調性が高く、対立を避けたがる
- 自己主張が苦手で断れない
- 完璧主義で責任感が強すぎる
- 不安になりやすく自信が不足している
- 他者の評価を過度に気にする
- 孤立しがちで支援を求めるのが苦手
効果的な自己防衛法として、まず境界線の設定が重要です。どこまでが合理的な要求で、どこからが不当な扱いなのかを明確に認識することから始めましょう。
次に、記録を残すことも大切です。不当な扱いを受けた日時、場所、内容、証人の有無を詳細に記録しておきます。これにより、後に相談や告発を行う際の重要な証拠となります。
また、支援ネットワークの構築も欠かせません。信頼できる同僚、上司、人事部門、あるいは外部の相談機関とのつながりを作っておくことで、孤立を防ぎ、適切な助言を得られます。
心理的なケアとして、アサーティブネス・トレーニングも有効です。これは、相手を傷つけることなく、自分の意見や感情を適切に表現する技術を学ぶ方法です。
最も重要なのは、被害を受けることは決してあなたの責任ではないと認識することです。適切な対処法を実践することで、自分の尊厳と心の健康を守ることができます。
サーバントリーダーシップで職場を変える
サーバントリーダーシップとは、部下に奉仕することを通じてリーダーシップを発揮する理念です。この考え方を実践することで、職場 いじめやパワハラのない健全な職場環境を構築できます。
従来のトップダウン型リーダーシップとは対照的に、サーバントリーダーは部下の成長と幸福を最優先に考えます。権力を使って支配するのではなく、信頼と尊敬を基盤とした関係を築きます。
研究によると、サーバントリーダーシップを実践する管理者の下では、部下のエンゲージメントが約45%向上し、職場のストレス関連疾患が30%減少することが確認されています。
サーバントリーダーの特徴として、まず傾聴力の高さが挙げられます。部下の意見や悩みに真剣に耳を傾け、理解しようと努めます。また、共感性が高く、他者の立場に立って物事を考えることができます。
- 傾聴:部下の声に真摯に耳を傾ける
- 共感:他者の感情や立場を理解する
- 癒し:チーム内の人間関係を修復する
- 気づき:自分と他者への深い洞察
- 説得:強制ではなく納得を重視する
- 概念化:長期的なビジョンを描く
- 先見力:将来の課題を予測する
- 執事役:組織全体の利益を考える
サーバントリーダーシップの実践には、まず自己認識の向上が必要です。自分の価値観、強み、弱みを理解し、継続的な成長を心がけます。MBTI性格診断などのツールも自己理解の促進に役立ちます。
また、部下一人ひとりの個性と能力を認識し、それぞれに適した指導法を用いることも重要です。画一的なマネジメントではなく、個別化されたアプローチを取ります。
組織レベルでサーバントリーダーシップを浸透させるには、人事評価制度の見直しも効果的です。短期的な成果だけでなく、部下の成長支援や職場の人間関係への貢献度も評価対象に含めます。
このようなリーダーシップスタイルが定着することで、職場全体の心理的安全性が向上し、いじめやパワハラの発生を根本から防止することが可能になります。
性格診断で分かる職場適性
性格診断を活用することで、個人の職場適性を科学的に把握し、職場 いじめのリスクを事前に軽減できます。適材適所の配置により、人間関係のトラブルを大幅に減少させることが可能です。
代表的な性格診断として、MBTI、ビッグファイブ、HEXACOなどがあります。これらの診断結果を人事戦略に活用することで、約60%の企業が職場の人間関係改善を実現しています。
MBTIでは、16の性格タイプに分類されます。例えば、ISFJ(擁護者)タイプは協調性が高く、チームワークを重視する職場に適していますが、競争の激しい環境では過度なストレスを感じる可能性があります。
一方、ENTJ(指揮官)タイプはリーダーシップを発揮しやすいですが、権威主義的になりすぎるリスクもあります。適切な研修とフィードバックにより、このリスクを軽減できます。
- チーム編成:相性の良い性格タイプを組み合わせる
- 役割分担:個人の強みを活かした業務配分
- コミュニケーション:タイプ別の効果的な関わり方
- ストレス管理:タイプ別のストレス要因の理解
- キャリア開発:性格に合った成長プランの作成
ビッグファイブ診断では、5つの性格要因の高低により職場適性を判断します。例えば、協調性が非常に高い人は顧客サービスや人事部門に適していますが、営業や交渉の場面では苦労する可能性があります。
重要なのは、性格特性に優劣はないということです。すべての性格タイプには独自の価値と役割があります。問題は、不適切な環境や役割に配置されることで生じるミスマッチです。
また、性格診断の結果を本人と共有し、自己理解を深めてもらうことも大切です。自分の傾向を理解することで、ストレス管理や人間関係の改善に役立てることができます。
さらに、定期的な再診断も推奨されます。人の性格は完全に固定されたものではなく、経験や環境により少しずつ変化するからです。年に1回程度の診断により、現状に合った配置を維持できます。
このような科学的アプローチにより、個人の特性を尊重しながら、調和の取れた職場環境を構築することが可能になります。
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よくある質問
Q: 職場いじめとパワハラの違いは何ですか?
職場いじめは同僚間で行われる嫌がらせ行為全般を指し、パワハラは職務上の地位を利用した嫌がらせを意味します。パワハラは上司から部下への行為が典型的ですが、職場いじめは同等の立場でも発生します。どちらも被害者の尊厳を傷つける深刻な問題であり、法的な保護の対象となっています。
Q: ダークトライアドの人は治療で改善できますか?
ダークトライアドの特性は根深い性格傾向のため、劇的な改善は困難とされています。ただし、認知行動療法やコーチングにより、行動の修正は可能です。重要なのは本人に改善の意志があることで、外部からの強制では効果は限定的です。組織としては、このような特性を持つ人材の配置や権限を慎重に検討することが現実的な対策となります。
Q: 内向的な性格の人は職場いじめを受けやすいですか?
内向性そのものがいじめのリスク要因になるわけではありません。むしろ、自己主張の苦手さや孤立しがちな行動パターンが影響します。内向的な人でも、適切なコミュニケーションスキルを身につけ、信頼できる同僚との関係を築くことで、リスクを大幅に軽減できます。また、内向的な人の集中力や深い思考力は、多くの職場で価値のある特性として評価されています。
Q: サーバントリーダーシップは日本の企業文化に合いますか?
サーバントリーダーシップは、もてなしの心や和の精神を重視する日本文化と親和性が高い理念です。実際に、多くの日本企業でこの考え方が導入され、成果を上げています。ただし、年功序列や上下関係を重視する従来の企業文化との調整が必要な場合もあります。段階的な導入と継続的な研修により、日本の組織でも効果的に実践できます。
Q: 性格診断の結果で人事評価が不利になることはありますか?
適切に運用される性格診断は、個人の評価を下げるためではなく、適材適所を実現するためのツールです。法的にも、性格を理由とした差別は禁止されています。ただし、診断結果の取り扱いには細心の注意が必要で、本人の同意と秘密保持が前提となります。組織は診断結果を個人の成長支援と職場環境の改善にのみ活用し、処遇の決定には使用すべきではありません。
Q: 職場いじめの証拠を集める際の注意点は?
証拠収集の際は、法的な制約を守ることが最重要です。相手の許可なく音声や映像を記録することは、プライバシー侵害にあたる可能性があります。安全な方法として、日記形式での記録、メールやメッセージの保存、信頼できる第三者への相談記録などがあります。また、心身への影響については医師の診断書も重要な証拠となります。証拠収集に不安がある場合は、労働問題の専門家に相談することをお勧めします。
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16タイプの科学的な背景
MBTIの概要
MBTIは性格を16タイプに分類する心理学の理論です。
そもそもMBTIとは、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター(Myers-Briggs Type Indicator)の略称です。
MBTIでは、以下の4つの指標を組み合わせて性格を16タイプに分類します。
- 外向性(Extraversion)か内向性(Introversion)
- 感覚(Sensing)か直観(iNtuition)
- 思考(Thinking)か感情(Feeling)
- 判断(Judging)か知覚(Perceiving)
つまり、MBTIでは自分の性格傾向を「ISTJ」や「ENFP」などの4文字で表現するのです。似ているものとしてとても有名な16personalitiesがありますが、これはMBTIとビッグファイブを合わせて作られています。
ビッグファイブの概要
性格心理学において最も有力な特性理論の一つが「ビッグファイブ(Big Five)」です。
ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。
また、16personalitiesやMBTIはタイプ分類(例、外向的か内向的かのどちらか)を用いるのに対して、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する(例、外向性3.5)点も大きな違いです。
さらに、古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。
MBTI・ビッグファイブ・HEXACOの相関関係
MBTIの4指標とビッグファイブの5因子には相関関係があります。
この相関を示した代表的な研究に、「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文があります。
この論文によると、MBTIとビッグファイブの相関は以下の通りです。

また、MBTIとビッグファイブを参考にして作られた16personalitiesでは、ビッグファイブの神経症傾向が「アイデンティティ」と呼ばれており、自信(Assertive)か、慎重(Turbulent)かで分類されています。
一番右には比較的新しい性格診断である「HEXACO(ヘキサコ)」があります。ビッグファイブに1つ指標「正直・謙虚さ」を加えて改良されています。いじめやハラスメントの加害者はHEXACOでの研究が盛んです。
16personalitiesやMBTIは科学的根拠が弱いため、本記事ではビッグファイブやHEXACOとの相関関係を根拠にして、16personalitiesの性格タイプを詳細に解説しています。
FAQや注意点
HAXACOの結果と、16personalities(通称MBTI診断)やMBTI(本家)と結果が変わる
- 性格は遺伝と環境の影響を受けるため、環境が変われば回答も変わります(例、疲れてると情動性が変化するなど)。遺伝について詳しくはこちら。
- 年齢次第で回答のブレがあります。詳しくはこちら。
- タイプ分類は各数値が3以上、3未満で行っているため、3に近い値だと、質問の聞き方やその時の環境次第で結果が変わりやすくなります。タイプよりも数値を見てください。
- MBTI(本家)や16personalities(通称MBTI診断)は質問設計の段階でどの程度統計的な処理をしているか論文が見当たらないため不明確です。一方で、ビッグファイブやHEXACOはそういった論文が簡単に見つかりますし、今回のHEXACO-JP診断は論文ベースです。
- MBTIや16personalitiesは普段の行動(学力・年収など)や、脳・遺伝などとの比較した研究論文があまり多くない一方で、ビッグファイブやHEXACOは数多く存在します。
- HEXACOは、ビッグファイブの要素の変形なので似て非なるものです。HEXACOの正直・謙虚さは、ビッグファイブの協調性と神経症傾向から抽出されています。
その他にもご質問がございましたらお問い合わせからご連絡ください。
性格診断の結果はあくまで人生の「ヒント」まで
先にも書きましたが、性格は遺伝と環境の影響を受けます。遺伝の影響で、ブレ幅は一定ですが、環境次第である程度答えがブレます。
またビッグファイブやHEXACOの研究論文では学力や年収などと相関分析をしていますが、自然科学の実験ほど大きな相関係数ではありません。相関係数は最小-1、最大1ですが、だいたい-0.4~0.4ほどが多いです。もちろん高いものもあります。0.8や0.9ではなく、それに比べたら低いです。
ただそれでも様々な研究はありますので、「占い以上、自然科学未満」と思ってください。心理学や占いを100%否定しているわけではありません。

ライター兼監修者:トキワエイスケ
性格心理学研究者 / 株式会社SUNBLAZE 代表
子どもの頃、貧困・虐待家庭・いじめ・不登校・中退など社会問題の当事者として育つ。社会問題を10年間研究し、自由国民社より『悪者図鑑』を出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究し、査読付きジャーナル論文2本掲載(Frontiers in Psychology、IEEE Access)。社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。
専門:性格心理学 / ビッグファイブ / HEXACO / MBTI / 社会問題の予測
研究者プロフィール: ORCID / Google Scholar / ResearchGate
SNS・著書: X (@etokiwa999) / note / Amazon 著者ページ





