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「ダークテトラッド」の見抜き方!4種類の悪者を論文で解説

    ダークテトラッド、性犯罪者

    今日は「ダークテトラッド」について一緒に考えてみましょう。
    まさに悪者の性格と言っても過言ではありません。
    悪役と聞いて思い浮かぶのは、物語に出てくる非情な悪党かもしれません。
    しかし、現実の世界にも「悪」な性格の人はたくさんいるのです。

    最近、心理学者たちは「ダークテトラッド」と呼ばれる4つの性格特性に注目しています。
    マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムがそれです。
    Unpacking more “evil”: What is at the core of the dark tetrad?」という論文では、これらの「悪者の性格」に共通する特徴を探っているんですよ。
    ※サディズム以外の3つは「ダークトライアド」と呼ばれます。

    研究の結果、HEXACOという6次元の性格モデルが、悪の本質をよく捉えていることが分かりました。

    でも、自分には関係ない?そう思ったあなた。
    実は、誰の心にも多かれ少なかれ「闇」の部分があるんです。
    ダークな性格は程度の差こそあれ、私たち皆が持つ普遍的な特徴なのです。

    さあ、自分の知らない「悪」の世界を探検する冒険に出発です!

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。

    ※MBTI診断よりも科学的な性格診断は、こちらのHEXACO(ヘキサコ)診断!ビッグファイブに新しく1つの指標を追加して、性格のダークさ(サイコパスなど)がわかるようになりました。

    悪者の性格を形作るダークテトラッドとは

    ダークテトラッド「マキャベリアニズム」戦略的で冷徹な操作術

    マキャベリアニズムとは、戦略的に他者を操作し、自分の目的達成のために冷徹に振る舞う性格特性です。 合理的に利益とコストを計算し、感情に流されずに行動するのが特徴です。

    マキャベリアニズムの主な特徴:

    • 他者を巧みに操る術を心得ている
    • 共感性に乏しく、冷淡な対人姿勢
    • 利己的で、自分の利益を最優先する
    • 目的のためには手段を選ばない

    さらに、マキャベリアニズムの高い人は、人に見られていない時は向社会的行動を取らない傾向があります。

    これは、彼らが良心に基づいてではなく、損得勘定で行動していることの表れと言えるでしょう。

    HEXACOモデルでは、マキャベリアニズムは「正直・謙虚さ」の大きな低さが特徴的です。

    つまり、他者を搾取する一方で、自分が搾取されることは好まない性格だと言えます。

    このようなエゴイスティックで打算的な性格が、マキャベリアニズムの本質と考えられています。

    ダークテトラッド「サイコパシー」良心の呵責を欠く衝動性

    サイコパシーは、良心の呵責や共感性に乏しく、衝動的で反社会的な行動を取りやすい性格特性を指します。 罪悪感を感じにくく、他者の苦しみにも冷淡な態度を示すのが特徴的です。

    サイコパシーの主な特徴:

    • 良心や道徳心の欠如
    • 共感性の乏しさと情動の冷淡さ
    • 衝動性が高く、リスクテイキング傾向
    • 反社会的、犯罪的行動への親和性

    また、サイコパシーは、HEXACOモデルにおける「正直・謙虚さ」「情緒安定性」「協調性」「誠実性」の中程度の低さと関連しています。

    正直で誠実であることを軽視し、他者を騙すことにためらいを感じません。

    加えて、怠惰で計画性に乏しい側面も持ち合わせています。 このように、サイコパシーは冷酷非情で自制心を欠く危険な性格だと言えるでしょう。

    社会規範を無視し、自らの欲求を優先する傾向が顕著なのです。

    ダークテトラッド「ナルシシズム」誇大的で自己中心的な自己愛

    ナルシシズムは、自己愛が極端に強く、誇大的で自己中心的な性格特性を指します。

    自分を特別で重要な存在だと信じ、他者からの賞賛や称賛を常に求めるのが特徴です。

    ナルシシズムの主な特徴:

    • 自己肯定感が非常に高い
    • 自分の能力を過大評価する傾向
    • 他者への共感性や思いやりに乏しい
    • 賞賛や注目を常に欲している

    さらに、ナルシシズムは外向性の大きな高さとも関連しており、社交的で注目を集めることを好みます。 その一方で、「正直・謙虚さ」と「協調性」の低さも特徴的で、自己中心的で利己的な側面を持っています。

    自分の利益を優先し、他者の気持ちを考慮しない傾向があるのです。

    要するに、ナルシシズムは自己愛が肥大し、他者への関心が薄い性格だと言えます。

    自分を特別視し、周囲からの賞賛を常に求める誇大的な自己像が問題となるでしょう。

    ダークテトラッド「サディズム」他者の苦しみを喜ぶ残虐性

    サディズムとは、他者の苦しみや不幸を喜ぶ性格特性であり、残虐性や加虐性と言い換えることもできます。

    人を傷つけることに快感を覚え、支配欲求を満たそうとする点が特徴的です。

    サディズムの主な特徴:

    • 他者の苦痛を楽しむ傾向が強い
    • 支配欲求や優越感が極めて高い
    • 共感性や良心の呵責に乏しい
    • 攻撃性や暴力性が内在している

    HEXACOモデルにおいて、サディズムは「情緒安定性」が大きく低く(精神的に安定しており)、「正直・謙虚さ」「協調性」「誠実性」の中程度の低さとも関連しており、自己中心的で攻撃的、衝動的な性格傾向を持っています。

    つまり、サディズムは最も「冷酷」な性格特性と言えるでしょう。他者の痛みを顧みず、むしろそれを喜ぶ非人間的な一面を持っているのです。

    ※他にもダークさのパターンを以下の記事で紹介しています。

    ダークテトラッドの中核を説明する様々なモデル

    HEXACO(ヘキサコ)モデル:正直・謙虚さの低さが鍵

    HEXACOモデルは、6つの主要な性格特性から性格を説明する、比較的新しい性格モデルです。

    悪者の性格であるダークテトラッドとの関連では、特に正直・謙虚さの低さが重要だと考えられています。

    HEXACOの6つの次元:

    1. 正直・謙虚さ
    2. 情緒安定性
    3. 外向性
    4. 協調性
    5. 誠実性
    6. 開放性

    このうち正直・謙虚さは、正直で誠実、謙虚であることを表します。 ダークテトラッドに共通するのは、この正直・謙虚さが著しく低いことです。

    不誠実で傲慢、利己的な性格が特徴的だと言えるでしょう。 HEXACOモデルは、ダークな性格の本質を的確に捉えていると考えられています。

    ビッグファイブモデルよりも、性格の「闇」を深く理解するのに適したモデルなのかもしれません。

    ダークテトラッドの中核を探る上で、HEXACOモデルは欠かせない存在になりつつあります。

    「共感性の欠如モデル」:思いやりのなさが本質

    共感性の欠如モデルは、ダークテトラッドの中核は他者への共感性の乏しさだと説明する理論です。

    相手の気持ちを想像したり、思いやりを示したりすることが著しく苦手なのが特徴だと考えられています。

    共感性の主な要素:

    • 感情移入:相手の感情を感じ取る
    • 視点取得:相手の立場に立って考える
    • 思いやり:相手を思いやる心を持つ

    ダークテトラッドの人は、これらの能力が極端に低いと言えます。 特にサイコパシーでは、「冷淡な情動」が顕著であり、他者の苦しみにも無関心な態度を示します。

    まさに、共感性の欠如が「悪」の中核だと考えられるのです。

    ただし、ダークな性格には他にも特徴的な側面があり、共感性の欠如だけでは十分に説明できない可能性もあります。

    性格の闇には、さらに複雑な要因が絡んでいるのかもしれません。

    生活史戦略モデル:短期的で搾取的な対人関係志向

    生活史戦略モデルは、ダークテトラッドの中核を短期的で搾取的な対人関係志向で説明する理論です。

    目先の利益を優先し、他者を利用することに躊躇しないのが特徴だと考えられています。

    生活史戦略モデルの主な要素:

    • 短期的志向:長期的展望を欠く
    • 搾取的姿勢:他者を利用し、出し抜く
    • 性的に無節操:短期的性交渉を求める

    このモデルでは、ダークテトラッドの人は「速い」生活史戦略を取ると考えます。 すなわち、目先の利益を追求し、他者を搾取する一方で、長期的な人間関係を築くことには消極的なのです。

    実際、ダークテトラッドは短期的な性交渉志向とも関連しています。

    しかし、性的側面以外にも、対人関係全般において搾取的であることが重要なポイントだと言えるでしょう。

    ダークな性格の理解には、対人関係のあり方に着目することが欠かせません。

    ダークトライアドの遺伝要因

    ダークトライアドの特性には遺伝的な要因が大きく関わっていることがわかります。

    以下に、それぞれの特性の遺伝要因を箇条書きで整理します。

    • ナルシシズム
      • 遺伝率: 59%
      • 非共有環境: 41%
    • マキャベリアニズム
      • 遺伝率: 31%
      • 共有環境: 39%
      • 非共有環境: 30%
    • サイコパシー
      • 遺伝率: 64%
      • 共有環境: 4%
      • 非共有環境: 32%

    ダークトライアドの特性は遺伝的要因と環境要因の両方が関与しています。

    特にサイコパシーは遺伝の影響が強いです。 環境要因もそれぞれの特性に影響を与えています。

    HEXACOモデルによるダークテトラッドの理解

    正直・謙虚さの低さ:不誠実で自惚れが強い

    HEXACOモデルにおいて、正直・謙虚さの低さはダークテトラッドと最も強く関連する特徴です。

    正直で謙虚であることを軽視し、自分を偉大だと信じて疑わないのが特徴だと考えられています。

    正直・謙虚さの低さが表れる側面:

    • 不誠実:嘘をつき、騙すことを厭わない
    • 自惚れ:自分を過大に評価する
    • 強欲:金銭的利益を貪欲に追求する
    • 虚飾性:自分を良く見せようと虚飾する

    つまり、ダークテトラッドの人は、正直・謙虚さに欠け、自分の利益のためなら何でもするタイプだと言えます。 過度の自信と自己陶酔も特徴的で、他者を見下す傾向があります。

    HEXACOモデルでは、正直・謙虚さはダークな性格の中でも特に重要な要素と位置づけられているのです。

    しかし、ダークテトラッドにはこの他にも特徴的な側面があり、それぞれの性格特性を形作っています。正直・謙虚さの低さは確かに本質的ですが、唯一の要因ではないでしょう。

    協調性の低さ:怒りっぽく非協調的

    HEXACOモデルの協調性は、協調的で穏やかな性格を表します。

    一方、ダークテトラッドの人は総じて協調性が低く、怒りっぽく非協調的だと考えられています。

    協調性の低さが表れる側面:

    • 敵意:他者に敵意を抱きやすい
    • 短気:怒りを感情的にコントロールできない
    • 非寛容:他者の欠点や過ちを許容できない
    • 非協調的:チームワークや協力を好まない

    つまり、ダークな性格の人は、他者に対して攻撃的で反抗的な態度を取りがちです。些細なことで怒りを爆発させ、周囲との摩擦を生じやすいのが特徴だと言えるでしょう。

    HEXACOモデルでは、協調性の低さはダークテトラッド全般に共通する特徴と考えられています。

    ただし、それぞれの性格特性によって、非協調性の現れ方は多少異なるかもしれません。例えば、ナルシシズムでは、自己愛が脅かされた時に怒りっぽくなる傾向があります。

    一方、サイコパシーでは、冷淡さゆえに怒りのコントロールが効かないことがあるのです。

    誠実性の低さ:怠惰で衝動的

    HEXACOモデルの誠実性は、まじめで自制心のある性格を表します。

    対照的に、ダークテトラッドの人は誠実性が低く、怠惰で衝動的だと考えられています。

    誠実性の低さが表れる側面:

    • 怠惰:努力を怠り、怠けがち
    • 衝動的:衝動を抑えられず、思慮に欠ける
    • 無計画:計画性や着実さに乏しい
    • 無責任:責任感が薄く、信頼できない

    つまり、ダークな性格の人は、粘り強さや自制心に欠け、その場の思い付きで行動しがちだと言えます。

    HEXACOモデルでは、特にサイコパシーとサディズムにおいて、この特徴が色濃く表れると考えられています。

    衝動コントロールの弱さは、犯罪リスクとも関連する重要な要素の一つなのです。

    ただし、例えばマキャベリアニズムでは、戦略的で計画的な面もあり、一概に誠実性が低いとは言い切れないかもしれません。

    ダークな性格と誠実性の関係は、より詳細な検討が必要な分野だと言えるでしょう。

    ダークテトラッドの個人差

    サイコパシーとマキャベリアニズム:操作と冷酷さの共通点

    サイコパシーとマキャベリアニズムは、ダークテトラッドの中でも特に強い関連性が指摘されています。 両者に共通するのは、他者を操作する技術と冷酷な感情の乏しさです。

    サイコパシーとマキャベリアニズムの共通点:

    • 対人操作:巧みに他者を操縦する
    • 冷淡さ:感情が薄く、心を動かされにくい
    • 良心の欠如:罪悪感や後ろめたさを感じない
    • 利己性:自分の利益を何より優先する

    つまり、サイコパシーとマキャベリアニズムは、冷酷な操作性という点で重なる部分が大きいと言えます。

    人を手玉に取ることに長け、道徳的な痛みを感じない非情さを共有しているのです。

    HEXACOモデルでも、両者は正直・謙虚さと誠実性の低さで共通しており、理論的にも裏付けられています。

    しかし、衝動性の高さなど、細部の特徴には違いもあります。

    サイコパシーとマキャベリアニズムは密接に関係しながらも、同一ではない独立した性格概念だと考えるべきでしょう。

    ナルシシズム:注目欲求の高さが特徴的

    ナルシシズムは、自己愛が極端に強く、注目欲求の高さが特に顕著な性格特性です。

    ダークテトラッドの中でも、他者への関心の薄さという点で少し異質な印象を与えます。

    ナルシシズムの特徴的な側面:

    • 注目欲求:人目を引くことを常に望む
    • 賞賛欲求:称賛や賛美を過剰に求める
    • 自己顕示欲:自分を良く見せようとする
    • 優越感:他者より優れていると信じ込む

    つまり、ナルシストは自分を特別で重要な存在だと思い込み、他者からの注目を常に求めているのです。

    HEXACOモデルでは、ナルシシズムは外向性の高さとも関連しており、社交的で注目を集めたがる特徴が裏付けられています。

    その一方で、正直・謙虚さの低さも特徴的で、自己中心的で傲慢な面を持っていると言えるでしょう。

    ただし、ナルシシズムと他のダーク特性との関連は比較的弱く、ダークテトラッドの中では少し異質な存在とも考えられています。

    ナルシシズムの「悪」は、自己愛の行き過ぎに起因するのかもしれません。

    サディズム:冷淡さが極端に強い

    日常的サディズムは、他者を苦しめることに喜びを感じる性格特性であり、ダークテトラッドの中で最も「冷酷」だと言えるかもしれません。

    特に感情の冷淡さが極端に強いのが特徴です。

    サディズムにおける冷淡さの現れ:

    • 非情:他者の苦しみを平然と見ている
    • 無慈悲:苦しむ者をあわれむ心がない
    • 無感動:感動する心が極めて乏しい
    • 無関心:他者への関心が著しく薄い

    つまり、サディストにとって、他者の痛みは何ら心を動かすものではなく、むしろ快感をもたらすのです。 HEXACOモデルでは、誠実性の低さがサディズムと最も強く関連しており、共感性の欠如を裏付ける結果となっています。

    また、サイコパシーとの類似性も指摘されており、冷酷な特徴を共有していると考えられます。

    しかし、サディズムには他者を苦しめることへの積極的な欲求があり、受動的な冷淡さとは一線を画しています。

    むしろ、能動的・攻撃的な「悪」の典型例と言えるのかもしれません。

    ダークテトラッド研究の意義と展望

    反社会的行動のメカニズム解明に貢献

    ダークテトラッドの研究は、反社会的行動のメカニズムを解明する上で重要な役割を果たしています。

    特に、犯罪行動や非行、攻撃性との関連が注目されています。

    ダークテトラッドと反社会的行動の関連:

    • 犯罪リスク:犯罪行為に手を染めやすい
    • 非行傾向:ルールや規範を軽視しがち
    • 攻撃性:言葉や行動で他者を攻撃しやすい
    • 搾取性:他者を利用し、出し抜く傾向が強い

    ダークな性格の人は、社会のルールを無視し、自分の欲求を優先するあまり、反社会的な行動に及ぶリスクが高いのです。

    その背景には、共感性の欠如や良心の呵責のなさ、衝動コントロールの弱さなどが関与していると考えられています。

    ダークテトラッドの研究は、こうした反社会的行動の心理的メカニズムに迫る手がかりを与えてくれます。

    今後は、犯罪予防や更生プログラムなどに活かしていくことが期待されるでしょう。ダークな性格の理解は、よりよい社会づくりにも役立つはずです。

    臨床応用の可能性:ダークテトラッドのアセスメントツールとして

    ダークテトラッドの研究は、臨床現場での人格アセスメントにも応用できる可能性を秘めています

    特に、HEXACOモデルを用いることで、ダークな性格特性をより詳細に測定・評価できるかもしれません。

    HEXACOモデルの利点:

    • 包括的:幅広い性格特性を網羅している
    • 簡便:質問紙で手軽に測定できる
    • 非臨床群にも適用可能:一般の人も対象にできる
    • ダーク特性に特化:悪の中核を的確に捉えられる

    HEXACOモデルは、ダークテトラッドの中核である正直・謙虚さの低さを的確に測定できるため、ダーク特性のアセスメントに適していると言えます。

    また、ダークさの反対のライトトライアドの発見にも使うことができます。

    将来的には、ダークな人格障害のスクリーニングや、治療効果の測定などにも活用されることが期待されます。

    ただし、そのためには、臨床群を対象とした研究データの蓄積が必要不可欠でしょう。

    ダークテトラッドの臨床応用は、まだ発展途上の分野だと言えます。

    最後に

    さて、ダークテトラッドとHEXACOモデルについて理解は深まりましたか?
    マキャベリアニズムの冷徹さ、サイコパシーの衝動性、ナルシシズムの自己愛、サディズムの残虐性。
    これらは全て、人の心の闇に潜む恐ろしい特性です。

    しかし、ダークな性格は単に「悪」というだけではありません。
    HEXACOモデルが示すように、正直・謙虚さ、誠実性、協調性など、様々な性格特性のバランスによって形作られているのです。

    また、ダークな性格の研究は、反社会的行動の理解や予防にも役立ちます。
    犯罪や非行の背景には、しばしばダークテトラッドの特徴が潜んでいるのです。

    もし、まだ自分のダークサイドが分からないという人は、ぜひHEXACO心理テストに挑戦してみてください(こちら)。
    自分の性格の新たな一面が見えてくるかもしれません。

    ダークテトラッドの研究は、人の心の謎に迫る壮大な冒険です。
    私たち一人ひとりが、自分の内なる闇と向き合い、よりよい人生を歩んでいけますように。

    tokiwa eisuke

    ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
    株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。