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幹部(ESTJ型):恋愛・相性・仕事・改善策など公式解説

    ESTJ-A、ESTJ-T、幹部、Executive

    幹部(ESTJ)は、16personalities(16タイプ性格診断)の一つで、責任感が強く、現実的で実務的な性格の持ち主です。

    学校でいえば、生徒会長や委員長など、リーダーシップを発揮する役割に向いているタイプと言えるでしょう。

    物事を着実に進め、ルールや手順を大切にする傾向があります。

    また、論理的に考え、効率的に成果を上げることを得意としています。

    一方で、柔軟性に欠けたり、他者の意見を尊重しないのが課題だったりもします。

    感情面での配慮が苦手なのも、幹部タイプの特徴の一つと言えるかもしれません。

    でも、そういった弱点を理解して、適切に対応していくことができれば、幹部タイプは周囲から頼りにされる存在になれるはずです。

    この記事では、幹部タイプの性格の特徴や、恋愛、友人関係、仕事などさまざまな場面での傾向と改善策を詳しく解説していきます。

    自分や周りの人の性格をもっと理解したい、幹部タイプとうまく付き合っていきたいと思っている高校生の皆さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    ※この記事は16personalities公式サイトの英語ページの翻訳をもとに書かれています。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。

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    幹部(ESTJ)の長所と短所

    幹部(ESTJ)の長所

    このタイプの最大の長所は、責任感が強く、物事を最後までやり遂げる献身性です。
    また、現実的で実行力があり、物事を組織化するのが得意です。
    具体的な長所は以下の通りです。

    • 献身的で最後までやり遂げる
    • 現実的で実行力がある
    • 物事を組織化するのが得意
    • 効率的で時間を無駄にしない
    • ルールを守り、伝統を重んじる
    • リーダーシップを発揮し、物事をまとめるのが上手い

    加えて、幹部タイプは効率的で時間を無駄にしません。
    ルールを守り、伝統を重んじる傾向もあります。
    リーダーシップを発揮し、物事をまとめるのが上手いのも特徴です。
    これらの長所を活かせば、幹部タイプは仕事や地域社会で重要な役割を果たせるでしょう。
    責任感と実行力、組織力は、幹部タイプの三大長所と言えます。

    幹部(ESTJ)の短所

    幹部タイプ(ESTJ)の最大の短所は、融通が利かず、頑固なところです。
    また、変化を好まず、判断が厳しすぎる傾向もあります。
    具体的な短所は以下の通りです。

    • 融通が利かず、頑固
    • 変化を好まず、新しいアイデアを受け入れるのが苦手
    • 判断が厳しすぎて、他者を傷つけることがある
    • 社会的地位を気にしすぎる
    • リラックスするのが苦手
    • 感情表現が苦手で、冷たく見られがち

    さらに、幹部タイプは社会的地位を気にしすぎる傾向があります。
    リラックスするのが苦手なのも特徴です。
    感情表現が苦手で、冷たく見られがちなのも短所と言えるでしょう。
    これらの短所を克服するには、柔軟性を身につけ、他者の意見に耳を傾ける姿勢が大切です。
    融通の利かなさと頑固さ、判断の厳しさは、幹部タイプの三大短所と言えます。

    ESTJ(幹部)のAとT

    ESTJ-A(自信型)

    効率的な管理者。自信を持ってリーダーシップを発揮し、組織を効率的に運営します。論理的で実践的なアプローチで問題を解決します。

    責任感が強く、約束を必ず守ります。伝統的な価値観を重視し、秩序を維持することに力を注ぎます。決断力があり、迅速に行動を起こします。

    組織力に優れ、複雑なプロジェクトを管理するのが得意です。直接的なコミュニケーションを好み、明確な指示を与えます。目標達成に向けて粘り強く取り組みます。

    規律を重んじ、高い基準を設定します。現実的で、具体的な結果を重視します。

    詳細はこちらの記事をご覧ください。

    ESTJ-T(慎重型)

    効率的な管理者の素質を持ちますが、自己批判的な面もあります。リーダーシップを発揮する能力がありますが、自分の判断に不安を感じることも。

    論理的で実践的なアプローチを取りますが、完璧を求めるあまり決断を躊躇することがあります。責任感が強いですが、プレッシャーに押しつぶされそうになることも。

    伝統的な価値観を重視しますが、変化に適応できるか不安に思います。決断力がありますが、その決断が正しいか常に疑問を抱きます。

    組織力に優れていますが、他人の期待に応えられないのではないかと心配します。

    幹部(ESTJ)の恋愛関係の傾向と改善策

    恋愛の傾向

    幹部(ESTJ)の恋愛の最大の特徴は、誠実で献身的なところです。
    また、パートナーを大切にし、関係を長続きさせようと努力します。
    具体的な恋愛傾向は以下の通りです。

    • 誠実で献身的
    • パートナーを大切にする
    • 関係を長続きさせようと努力する
    • 社交的でデートを楽しむ
    • 感情表現が苦手
    • 口うるさく説教したがる

    加えて、幹部タイプは社交的でデートを楽しむ傾向があります。
    一方で、感情表現が苦手なのも特徴です。
    口うるさく説教したがるのも問題点と言えるでしょう。
    これらの傾向を理解し、適切に対応することが大切です。
    幹部タイプの恋愛の特徴は、誠実さと献身性、関係の長続きへの努力だと言えます。

    恋愛で問題になる時と改善策

    幹部(ESTJ)の恋愛で最も問題になるのは、感情面での理解不足です。
    また、融通が利かず、頑固なところも問題を引き起こしがちです。
    具体的な問題点と改善策は以下の通りです。

    • 感情面での理解不足 → パートナーの気持ちに耳を傾ける
    • 融通が利かず、頑固 → 柔軟性を身につける
    • 口うるさく説教したがる → パートナーを信頼し、任せる
    • 感情表現が苦手 → 感情を言葉にして伝える努力をする

    つまり、幹部タイプがパートナーの気持ちに耳を傾け、柔軟性を身につけることが大切です。
    口うるさく説教するのではなく、パートナーを信頼し、任せることも重要でしょう。
    感情表現が苦手な点は、感情を言葉にして伝える努力をすることで改善できます。
    これらの改善策を実践すれば、幹部タイプはパートナーとの関係をより良いものにできるはずです。
    恋愛で問題を引き起こさないためには、感情面の理解と柔軟性、信頼が鍵となります。

    幹部(ESTJ)の友人関係の傾向と改善策

    友人関係の傾向

    幹部(ESTJ)の友人関係の最大の特徴は、誠実で献身的なところです。
    また、社交的で友人を大切にする傾向もあります。
    具体的な友人関係の傾向は以下の通りです。

    • 誠実で献身的
    • 友人を大切にする
    • 社交的で友人付き合いを楽しむ
    • 安定した友人関係を築く
    • 伝統的な価値観を共有する友人を好む
    • 意見の合わない友人とは衝突しがち

    さらに、幹部タイプは安定した友人関係を築く傾向があります。
    伝統的な価値観を共有する友人を好むのも特徴です。
    一方で、意見の合わない友人とは衝突しがちなのも問題点と言えるでしょう。
    これらの傾向を理解し、適切に対応することが大切です。
    幹部タイプの友人関係の特徴は、誠実さと献身性、安定した関係性だと言えます。

    友人関係で問題になる時と改善策

    幹部(ESTJ)の友人関係で最も問題になるのは、意見の不一致への対処です。
    また、柔軟性に欠け、頑固なところも問題を引き起こしがちです。
    具体的な問題点と改善策は以下の通りです。

    • 意見の不一致への対処 → 相手の意見を尊重し、建設的な議論を心がける
    • 柔軟性に欠け、頑固 → 他者の価値観を認め、柔軟な姿勢を身につける
    • 自分の価値観を押し付ける → 友人の多様性を認め、尊重する
    • 新しい経験を好まない → 新しいことに挑戦し、視野を広げる

    つまり、幹部タイプが相手の意見を尊重し、柔軟な姿勢を身につけることが大切です。
    自分の価値観を押し付けるのではなく、友人の多様性を認め、尊重することも重要でしょう。
    新しい経験を好まない点は、新しいことに挑戦し、視野を広げることで改善できます。
    これらの改善策を実践すれば、幹部タイプは友人との関係をより良いものにできるはずです。
    友人関係で問題を引き起こさないためには、柔軟性と多様性の尊重、新しい経験への挑戦が鍵となります。

    幹部(ESTJ)の子育ての傾向と改善策

    子育ての傾向

    幹部(ESTJ)の子育ての最大の特徴は、責任感が強く、規律を重んじるところです。
    また、子どもの成長を促し、自立心を育むことを大切にします。
    具体的な子育ての傾向は以下の通りです。

    • 責任感が強く、規律を重んじる
    • 子どもの成長を促し、自立心を育むことを大切にする
    • 伝統的な価値観を教え込む
    • 子どもの意見を聞かず、一方的に指示しがち
    • 感情面でのサポートが苦手
    • 子どもの自由な発想を制限しがち

    加えて、幹部タイプは伝統的な価値観を教え込む傾向があります。
    一方で、子どもの意見を聞かず、一方的に指示しがちなのも問題点です。
    感情面でのサポートが苦手なのも特徴と言えるでしょう。
    子どもの自由な発想を制限しがちなのも課題の一つです。
    これらの傾向を理解し、適切に対応することが大切です。
    幹部タイプの子育ての特徴は、責任感の強さと規律の重視、自立心の育成だと言えます。

    子育てで問題になる時と改善策

    幹部(ESTJ)の子育てで最も問題になるのは、子どもの意見を尊重しないところです。
    また、感情面でのサポートが苦手なのも課題と言えるでしょう。
    具体的な問題点と改善策は以下の通りです。

    • 子どもの意見を尊重しない → 子どもの話に耳を傾け、意見を取り入れる
    • 感情面でのサポートが苦手 → 子どもの気持ちを受け止め、共感する
    • 一方的に指示しがち → 子どもの自主性を尊重し、選択肢を与える
    • 自由な発想を制限しがち → 子どもの創造性を認め、伸ばす

    つまり、幹部タイプが子どもの話に耳を傾け、意見を取り入れることが大切です。
    子どもの気持ちを受け止め、共感することも重要でしょう。
    一方的に指示するのではなく、子どもの自主性を尊重し、選択肢を与えることが求められます。
    自由な発想を制限するのではなく、子どもの創造性を認め、伸ばすことも大切です。
    これらの改善策を実践すれば、幹部タイプは子どもとの関係をより良いものにできるはずです。
    子育てで問題を引き起こさないためには、子どもの意見の尊重と感情面でのサポート、自主性と創造性の育成が鍵となります。

    幹部(ESTJ)のキャリアの傾向と改善策

    キャリアの傾向

    幹部(ESTJ)のキャリアの最大の特徴は、責任感が強く、目標達成に向けて努力を惜しまないところです。
    また、組織の中で秩序を維持し、リーダーシップを発揮することを得意とします。
    具体的なキャリアの傾向は以下の通りです。

    • 責任感が強く、目標達成に向けて努力を惜しまない
    • 組織の中で秩序を維持し、リーダーシップを発揮することを得意とする
    • 伝統的な価値観を重んじ、安定したキャリアを志向する
    • 変化を好まず、新しいアイデアを受け入れるのが苦手
    • 他者の意見を聞かず、自分の考えを押し通しがち
    • 感情面での配慮に欠ける

    さらに、幹部タイプは伝統的な価値観を重んじ、安定したキャリアを志向する傾向があります。
    一方で、変化を好まず、新しいアイデアを受け入れるのが苦手なのも特徴です。
    他者の意見を聞かず、自分の考えを押し通しがちなのも問題点と言えるでしょう。
    感情面での配慮に欠けるのも課題の一つです。
    これらの傾向を理解し、適切に対応することが大切です。
    幹部タイプのキャリアの特徴は、責任感の強さと目標達成への努力、リーダーシップの発揮だと言えます。

    キャリアで問題になる時と改善策

    幹部タイプ(ESTJ)のキャリアで最も問題になるのは、変化への対応力不足です。
    また、他者の意見を尊重せず、自分の考えを押し通すのも課題と言えるでしょう。
    具体的な問題点と改善策は以下の通りです。

    • 変化への対応力不足 → 柔軟性を身につけ、新しいアイデアを取り入れる
    • 他者の意見を尊重しない → 多様な意見に耳を傾け、協調性を高める
    • 自分の考えを押し通す → チームワークを重視し、合意形成を図る
    • 感情面での配慮に欠ける → 部下の気持ちを汲み取り、適切なサポートを提供する

    つまり、幹部タイプが柔軟性を身につけ、新しいアイデアを取り入れることが大切です。
    多様な意見に耳を傾け、協調性を高めることも重要でしょう。
    自分の考えを押し通すのではなく、チームワークを重視し、合意形成を図ることが求められます。
    感情面での配慮に欠ける点は、部下の気持ちを汲み取り、適切なサポートを提供することで改善できます。
    これらの改善策を実践すれば、幹部タイプはキャリアをより良いものにできるはずです。
    キャリアで問題を引き起こさないためには、変化への対応力と協調性、チームワーク重視、感情面での配慮が鍵となります。

    幹部(ESTJ)の仕事の傾向と改善策

    仕事の傾向

    幹部(ESTJ)の仕事の最大の特徴は、責任感が強く、効率的に物事を進めるところです。

    また、ルールや手順を重視し、着実に成果を上げることを得意とします。 具体的な仕事の傾向は以下の通りです。

    • 責任感が強く、効率的に物事を進める
    • ルールや手順を重視し、着実に成果を上げることを得意とする
    • 組織の中で秩序を維持し、安定した運営を目指す
    • 変化を好まず、既存の方法に固執しがち
    • 他者の意見を聞かず、自分の考えを押し通しがち
    • 感情面での配慮に欠ける

    さらに、幹部タイプは組織の中で秩序を維持し、安定した運営を目指す傾向があります。 一方で、変化を好まず、既存の方法に固執しがちなのも特徴です。

    他者の意見を聞かず、自分の考えを押し通しがちなのも問題点と言えるでしょう。 感情面での配慮に欠けるのも課題の一つです。 これらの傾向を理解し、適切に対応することが大切です。

    幹部タイプの仕事の特徴は、責任感の強さと効率性の追求、ルールや手順の重視だと言えます。

    仕事で問題になる時と改善策

    幹部(ESTJ)の仕事で最も問題になるのは、柔軟性に欠けるところです。

    また、他者の意見を尊重せず、自分の考えを押し通すのも課題と言えるでしょう。 具体的な問題点と改善策は以下の通りです。

    • 柔軟性に欠ける → 状況に応じて臨機応変に対応し、新しいアイデアを取り入れる
    • 他者の意見を尊重しない → 多様な意見に耳を傾け、協調性を高める
    • 自分の考えを押し通す → チームワークを重視し、合意形成を図る
    • 感情面での配慮に欠ける → 同僚の気持ちを汲み取り、適切なサポートを提供する

    つまり、幹部タイプが状況に応じて臨機応変に対応し、新しいアイデアを取り入れることが大切です。 多様な意見に耳を傾け、協調性を高めることも重要でしょう。

    自分の考えを押し通すのではなく、チームワークを重視し、合意形成を図ることが求められます。

    感情面での配慮に欠ける点は、同僚の気持ちを汲み取り、適切なサポートを提供することで改善できます。

    これらの改善策を実践すれば、幹部タイプは仕事をより良いものにできるはずです。

    仕事で問題を引き起こさないためには、柔軟性と協調性、チームワーク重視、感情面での配慮が鍵となります。

    幹部(ESTJ)の相性のいいタイプ

    相性がいいタイプ、Sが含まれている人

    幹部(ESTJ)と相性がいいのは、Sが含まれている現実的で実務的なタイプです。 具体的には以下のようなタイプが挙げられます。

    • ISTJ(実直家)
    • ESFJ(世話役)
    • ISFJ(擁護者)
    • ESTP(活動家)
    • ISTP(巧手)

    これらのタイプは、幹部タイプと同じく現実的で実務的な傾向があります。 物事を着実に進めることを得意とし、安定を重視する点で幹部タイプと相性が良いでしょう。

    また、ルールや手順を大切にする点も共通しています。 幹部タイプと協力して、効率的に物事を進めることができるはずです。

    Sが含まれているタイプは、幹部タイプと同じ価値観を共有しやすいと言えます。

    相性がいいタイプ、Tが含まれている人

    ESTJ(幹部)と相性がいいのは、Tが含まれている論理的で分析的なタイプです。
    具体的には以下のようなタイプが挙げられます。

    • ENTJ(指揮官)
    • INTJ(建築家)
    • ISTP(巨匠)
    • INTP(論理学者)

    これらのタイプは、ESTJと同じく論理的思考を重視します。
    物事を客観的に分析し、効率的に問題解決を図る点でESTJと相性が良いでしょう。
    また、感情よりも事実を重視する傾向も共通しています。
    ESTJと協力して、論理的かつ効果的に目標を達成できるはずです。
    ただし、感情面での配慮が足りなくなる可能性もあるので注意が必要です。
    Tが含まれているタイプは、ESTJと同じ思考傾向を共有しやすいと言えます。
    このような相性の良さを活かし、互いの強みを補完し合うことで、より良い関係を築けるでしょう。

    幹部(ESTJ)のまとめ

    幹部(ESTJ)は、責任感が強く、現実的で実務的なタイプです。

    物事を着実に進め、安定を重視する傾向があります。 また、ルールや手順を大切にし、効率的に成果を上げることを得意とします。

    一方で、柔軟性に欠け、他者の意見を尊重しないのが課題と言えるでしょう。 感情面での配慮に欠ける点も問題点の一つです。

    これらの特徴を理解し、適切に対応することが大切です。 相性の良いタイプは、Sが含まれている現実的で実務的なタイプや、Jが含まれている計画的で決断力のあるタイプです。

    幹部タイプは、自分の強みを活かしつつ、弱点を補うことで、より良い人生を送ることができるはずです。

    社会の中で責任ある役割を果たし、周囲から信頼される存在になることが期待されます。

    補足

    16personalitiesの悪いところ「科学的な裏付けが弱い」

    16personalities(16タイプ性格診断)は、科学的根拠の面で課題を抱えていると言えます。

    まず、査読付き論文の数が少なく、学術的な裏付けが不足しています。

    また、統計処理の方法にも疑問が残ります。

    特性を連続的な数値ではなくタイプに分類している点も、科学的な妥当性の観点から問題視されています。

    さらに、性格と学力や収入、脳機能、遺伝的要因などとの関連性についても、十分なエビデンスが提示されていないのが現状です。

    16personalitiesの良いところ「回答数(データ)が多く有名」

    一方で、16personalities(16タイプ性格診断)には大きな利点もあります。

    1つ目は、膨大な回答データを蓄積している点です。 多くの人々が16personalitiesの診断に参加しているため、データの信頼性はもしかしたら高いかもしれません。

    また、韓国のアイドルが回答し広めていたり、恋愛マッチングアプリでも注目されていたりするなど、一般の人々にかなり浸透しています。

    この点は、16personalities性格診断が他の性格診断に比べて有利な点と言えるでしょう。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「MBTI」

    16personalities(16タイプ性格診断)は、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)とビッグファイブをベースにして作られています。

    厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。

    MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。

    16personalitiesはMBTIの4つの指標(E外向-I内向S感覚-N直観T思考-F感情J判断-P知覚)を採用しつつ、アイデンティティ(AとT)という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。

    ただし、二分法の根拠の乏しさなど、16personalities同様の科学的な裏付けの弱さを抱えています。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「ビッグファイブ」

    ビッグファイブ(Big Five)は、性格心理学において最も有力な特性理論の一つです。

    ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。

    また、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する(例、外向性3.5)のに対し、16personalitiesやMBTIはタイプ分類(例、外向的か内向的かのどちらか)を用いる点も大きな違いです。

    さらに古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。

    参考としてビッグファイブの4つの要素とMBTIの相関関係を示した論文も存在します。

    16personalitiesと他の性格診断との違い「HEXACO」

    HEXACO(HEXACO Personality Inventory)は、ビッグファイブを拡張した6次元の性格モデルです。

    HEXACOは、正直-謙虚さ、情動性、外向性、協調性、誠実性、開放性の6つの特性を測定します。

    ビッグファイブに正直-謙虚さの次元を加えることで、性格のダークさ(と明るさ)など、より広範な性格特性を捉えようとしています。

    こちらもビッグファイブ同様、16personalitiesやMBTIと比べて論文の数が多いなど科学的な裏付けが比較的強いと言えます。

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    tokiwa eisuke

    ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
    株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。