SNSは、私たちの生活に欠かせないツールとなっています。
友人や家族とのコミュニケーション、情報収集、エンターテインメントなど、様々な目的で利用されています。
しかし、その利用方法は人によって大きく異なります。
ある人は積極的にSNSを利用し、多くの人とつながりを持とうとします。
また、ある人は情報収集のために利用し、自分の知識を深めようとします。
一方、ある人はその利用に慎重になり、プライバシーを重視しようとします。
このように、利用方法は人によって様々なのです。
そんなSNSの利用方法の違いを理解する上で、重要な手がかりとなるのが性格特性です。
最近の研究「The Big Five personality traits, Big Two metatraits and social media: A meta-analysis」で、性格特性がSNSの利用方法と関連していることが明らかになっています。
本記事では、性格特性とSNSの利用方法の関連について、最新の研究を詳しく解説していきます。
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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SNSの利用と性格特性の関連性
ビッグファイブ性格特性とは何か
ビッグファイブ性格特性は、人格を5つの主要な特性で説明する理論です。
この理論は、人格を包括的に理解するために広く用いられています。
ビッグファイブ性格特性は以下の5つの特性で構成されます。
- 外向性:社交的で活発な傾向
- 協調性:思いやりがあり協力的な傾向
- 誠実性:責任感が強く、規律正しい傾向
- 神経症傾向:不安になりやすく、情緒的に不安定な傾向
- 開放性:知的好奇心が高く、新しいことに開放的な傾向
これらの特性は、遺伝と環境の両方の影響を受けて形成されると考えられています。
そして、人格の個人差を理解する上で重要な枠組みとなっています。
ビッグファイブ性格特性は、人の行動や思考、感情に大きな影響を与えます。
そのため、SNSの利用行動を理解する上でも有用な理論だと言えるでしょう。
外向性とSNS利用の関連
外向性の高い人は、SNSをより活発に利用する傾向があります。
外向的な人は、社交的で人と交流することを好む傾向があるためです。
SNSは、他者とつながり、コミュニケーションを取るための優れたプラットフォームです。
そのため、外向的な人はSNSを通じて、自分の社交性を発揮しやすいのです。
具体的には、外向的な人は以下のようなSNS利用行動を示すことが分かっています。
- SNS上の友人数が多い
- 写真や近況を頻繁に投稿する
- インタラクションが多い
つまり、外向性は利用を促進する重要な性格特性だと言えます。
外向的な人はSNSを通じて、自分の社交性を満たし、人とのつながりを深めているのです。
開放性とSNS利用の関連
開放性の高い人は、SNSを通じて新しい情報や経験を求める傾向があります。
開放性は、知的好奇心や創造性、新しいことへの寛容さを表す性格特性です。
そのため、開放的な人はSNSを通じて、多様な情報に触れることを好むのです。
例えば、開放的な人は以下のようなSNS利用行動を示すことが分かっています。
- 積極的に情報収集する
- SNSで新しいゲームやアプリを試す
- 自分の写真や近況を積極的に共有する
つまり、開放性の高い人はSNSを通じて、自分の知的好奇心を満たしているのです。
SNSは、新しい情報や経験を得るための格好のツールなのです。
開放的な人はSNSを活用して、自分の視野を広げ、創造性を刺激しているのでしょう。
誠実性とSNS利用の関連
誠実性の高い人は、SNSの利用に慎重な傾向があります。
誠実性は、規律正しさや責任感の強さを表す性格特性です。
そのため、誠実な人は、SNS利用を時間の浪費ととらえがちなのです。
例えば、誠実な人は以下のようなSNS利用行動を示すことが分かっています。
- SNSでのゲームをあまりしない
- SNSを通じた情報収集にあまり時間を割かない
つまり、誠実性の高い人はSNSの利用に慎重になる傾向があると言えます。
SNSに時間を費やすことで、本来取り組むべき課題がおろそかになることを懸念するのでしょう。
ただし、誠実な人でもSNSを適度に利用することは可能です。
要は、SNSの利用を適切にコントロールできるかどうかが重要なのです。
協調性とSNS利用の関連
協調性の高い人は、SNSを通じて他者とのつながりを大切にする傾向があります。
協調性は、思いやりや協力的な姿勢を表す性格特性です。
そのため、協調的な人はSNSを通じて、他者との良好な関係を築こうとするのです。
例えば、協調的な人は以下のようなSNS利用行動を示すことが分かっています。
- SNSで友人の投稿に「いいね!」やコメントを積極的に行う
- SNSで友人の近況を気にかけ、励ましのメッセージを送る
つまり、協調性の高い人はSNSを通じて、他者とのつながりを深めようとしているのです。
SNSは、友人や知人との関係を維持するための有効なツールなのです。
協調的な人はSNSを活用して、他者への思いやりや協力的な姿勢を示しているのでしょう。
ただし、協調性が高すぎると、SNSでの人間関係に振り回されてしまう恐れもあります。
神経症傾向とSNS利用の関連
神経症傾向の高い人は、SNSを通じて不安や ストレスを発散する傾向があります。
神経症傾向は、不安になりやすく、情緒的に不安定であることを表す性格特性です。
そのため、神経症傾向の高い人はSNSを通じて、自分の感情を表出しがちなのです。
例えば、神経症傾向の高い人は以下のような利用行動を示すことが分かっています。
- SNSで自分の近況を頻繁に投稿する
- SNSで感情的な内容の投稿をする
つまり、神経症傾向の高い人はSNSを通じて、自分の不安や悩みを発散しているのです。
SNSは、自分の感情を表現するための手軽なツールなのです。
ただし、感情的になりすぎると、かえって不安やストレスが増幅される恐れもあります。
神経症傾向の高い人は、SNSの利用に注意が必要だと言えるでしょう。
SNS利用と関連が強い2つの性格特性
可塑性とは何か
可塑性は、外向性と開放性を組み合わせた性格特性です。
可塑性の高い人は、社交的で新しいことに興味を持ち、柔軟に適応できる傾向があります。
つまり、可塑性は以下の2つの性格特性を統合したものだと言えます。
- 外向性:社交的で活発な傾向
- 開放性:知的好奇心が高く、新しいことに開放的な傾向
可塑性は、環境への適応力や学習能力の高さを表しています。
可塑性の高い人は、新しい環境に柔軟に適応し、新しいスキルを素早く習得できるのです。
また、可塑性は創造性やイノベーションとも関連があると考えられています。
可塑性の高い人は、新しいアイデアを生み出し、それを実現する力を持っているのでしょう。
可塑性とSNS利用の正の関連
可塑性の高い人は、SNSをより活発に利用する傾向があります。
可塑性は、外向性と開放性を統合した性格特性です。
そのため、可塑性の高い人はSNSを通じて、社交性と知的好奇心を同時に満たそうとするのです。
具体的には、可塑性の高い人は以下のようなSNS利用行動を示すことが分かっています。
- SNS上の友人数が多い
- 新しい機能やアプリを積極的に試す
- 自分の写真や近況を頻繁に投稿する
つまり、可塑性は利用を促進する重要な性格特性だと言えます。
可塑性の高い人はSNSを通じて、社交性と知的好奇心を同時に満たしているのです。
可塑性の高い人にとって、自己表現や新しい発見のための格好のツールなのでしょう。
安定性とは何か
安定性は、誠実性、協調性、神経症傾向の低さを組み合わせた性格特性です。
安定性の高い人は、責任感が強く、他者と良好な関係を築き、情緒的に安定している傾向があります。
つまり、安定性は以下の3つの性格特性を統合したものだと言えます。
- 誠実性:責任感が強く、規律正しい傾向
- 協調性:思いやりがあり協力的な傾向
- 神経症傾向の低さ:情緒的に安定している傾向
安定性は、目標に向けて着実に努力する力や、ストレスに対する耐性の高さを表しています。
安定性の高い人は、困難な状況でも粘り強く取り組み、情緒的な動揺に惑わされることが少ないのです。
また、安定性は対人関係の安定性とも関連があると考えられています。
安定性の高い人は、他者と良好な関係を築き、維持することができるのでしょう。
安定性とSNS利用の負の関連
安定性の高い人は、SNSの利用に慎重な傾向があります。
安定性は、誠実性、協調性、神経症傾向の低さを統合した性格特性です。
そのため、安定性の高い人はSNSの利用を時間の浪費ととらえがちなのです。
具体的には、安定性の高い人は以下のような利用行動を示すことが分かっています。
- SNSでのゲームをあまりしない
- 情報収集にあまり時間を割かない
- 感情的な投稿が少ない
つまり、安定性の高い人はSNSの利用に慎重になる傾向があると言えます。
SNSに時間を費やすことで、本来取り組むべき課題がおろそかになることを懸念するのでしょう。
また、感情的なやり取りが、対人関係の安定性を損なうことを警戒しているのかもしれません。
具体的なSNS利用活動と性格特性の関係
外向的な人はSNS上の友人数が多い
外向的な人は、SNS上の友人数が多い傾向があります。
外向性は、社交的で人と交流することを好む性格特性です。
そのため、外向的な人はSNSを通じて、積極的に人脈を広げようとするのです。
具体的には、外向的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- SNSで知り合った人にも積極的に友人申請する
- 友人数が1000人を超えることもある
- オフラインでの知り合いにもSNSで積極的につながる
つまり、外向的な人はSNSを通じて、自分の社交性を存分に発揮しているのです。
SNSは、外向的な人にとって、人脈を広げるための強力なツールなのでしょう。
ただし、友人数が多すぎると、一人一人との関係性が希薄になる恐れもあります。
外向的な人は、SNS上の友人との関係性を適切に管理することが重要だと言えます。
開放的な人はSNSでゲームをよくする
開放的な人は、SNSでゲームをよくする傾向があります。
開放性は、新しいことに興味を持ち、好奇心が強い性格特性です。
そのため、開放的な人はSNSを通じて、新しいゲームに挑戦することを好むのです。
具体的には、開放的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- SNSで提供されている様々なゲームを試してみる
- ゲームの攻略法を調べて、熱心にプレイする
- ゲームを通じて新しい友人を作ることもある
つまり、開放的な人はSNSを通じて、自分の好奇心を満たしているのです。
SNSは、開放的な人にとって、新しい体験を提供してくれる魅力的なプラットフォームなのでしょう。
ただし、ゲームに夢中になりすぎると、現実の生活に支障をきたす恐れもあります。
開放的な人は、SNSでのゲーム利用を適切にコントロールすることが重要だと言えます。
開放的な人は情報収集によくSNSを使う
開放的な人は、情報収集のためにSNSを活発に利用する傾向があります。 開放性は、知的好奇心が高く、新しい情報を求める性格特性です。 そのため、開放的な人はSNSを通じて、様々な情報を収集しようとするのです。 具体的には、開放的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- 多様なジャンルの情報に目を通す
- 専門的な情報を収集し、自分の知識を深める
- 得た情報を元に、新しいアイデアを生み出す
つまり、開放的な人はSNSを通じて、自分の知的好奇心を満たしているのです。
SNSは、開放的な人にとって、新しい情報を手に入れるための重要なツールなのでしょう。 ただし、情報収集に夢中になりすぎると、情報の取捨選択が難しくなる恐れもあります。
開放的な人は、SNSで得た情報を適切に評価し、活用することが重要だと言えます。
開放的な人は写真投稿が多い
開放的な人は、SNSで写真投稿を頻繁に行う傾向があります。
開放性は、自己表現欲求が高く、独創的であることを好む性格特性です。 そのため、開放的な人はSNSを通じて、自分らしさを写真で表現しようとするのです。
具体的には、開放的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- 自分の日常を写真で頻繁に共有する
- 創造的な写真を投稿し、他者の反応を楽しむ
- 写真を通じて、新しい人間関係を築こうとする
つまり、開放的な人はSNSを通じて、自分の個性を発揮しているのです。 SNSは、開放的な人にとって、自己表現の格好の舞台なのでしょう。
ただし、写真投稿が多すぎると、プライバシーが侵害される恐れもあります。 開放的な人は、SNSでの写真共有の範囲を適切に設定することが重要だと言えます。
開放的な人は近況報告が多い
開放的な人は、SNSで近況報告を頻繁に行う傾向があります。
開放性は、自己開示欲求が高く、自分の考えや感情を表現することを好む性格特性です。 そのため、開放的な人はSNSを通じて、自分の近況を積極的に発信しようとするのです。
具体的には、開放的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- 自分の日常生活について頻繁に投稿する
- 自分の感情や意見を率直に表明する
- 自分の経験談を詳しく共有する
つまり、開放的な人はSNSを通じて、自分の内面を表現しているのです。 SNSは、開放的な人にとって、自己開示の重要な手段なのでしょう。
ただし、近況報告が多すぎると、他者に過剰な情報を与えてしまう恐れもあります。
開放的な人は、SNSでの自己開示の程度を適切にコントロールすることが重要だと言えます。
協調的な人は写真投稿が多い
協調的な人は、SNSで写真投稿を頻繁に行う傾向があります。 協調性は、他者との関係性を重視し、良好な人間関係を築こうとする性格特性です。
そのため、協調的な人はSNSを通じて、写真を共有することで他者とのつながりを深めようとするのです。
具体的には、協調的な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- 友人との楽しい思い出の写真を頻繁に投稿する
- 家族の写真を共有し、家族の絆を大切にする
- 趣味仲間との活動の様子を写真で伝える
つまり、協調的な人はSNSを通じて、他者とのつながりを強化しているのです。 SNSは、協調的な人にとって、人間関係を深めるための有効なツールなのでしょう。
ただし、写真投稿が多すぎると、他者のプライバシーを侵害してしまう恐れもあります。
協調的な人は、SNSでの写真共有の範囲を適切に設定することが重要だと言えます。
誠実な人はSNSでゲームをあまりしない
誠実な人は、SNSでゲームをあまりしない傾向があります。
誠実性は、真面目で規律正しく、時間を有効に使おうとする性格特性です。 そのため、誠実な人はSNSでのゲームを時間の無駄ととらえがちなのです。
具体的には、誠実な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- SNSでのゲームに興味を示さない
- ゲームに時間を割くことを避ける
- ゲームに熱中する人を理解できない
つまり、誠実な人はSNSでのゲームに価値を見出していないのです。 SNSは、誠実な人にとって、ゲームをするための場ではないのでしょう。
ただし、適度なゲームは気分転換になることもあります。 誠実な人も、時にはSNSでのゲームを楽しんでみるのも良いかもしれません。
要は、SNSでのゲーム利用を適切にコントロールできるかどうかが重要なのです。
誠実な人はあまりSNSで情報収集しない
誠実な人は、SNSを情報収集のためにあまり利用しない傾向があります。
誠実性は、現実的で実務的なことを重視し、信頼できる情報を求める性格特性です。 そのため、誠実な人はSNSよりも他の手段で情報収集しようとするのです。
具体的には、誠実な人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- SNSよりも専門書や学術誌から情報を得ようとする
- SNSの情報は信頼性が低いと考える傾向がある
- SNSでの情報収集に時間を割くことを避ける
つまり、誠実な人はSNSを情報収集の主要なツールとは考えていないのです。 SNSは、誠実な人にとって、信頼できる情報源とは言えないのでしょう。
ただし、SNSにも有益な情報が存在することは確かです。 誠実な人も、SNSの情報を適切に評価し、活用する姿勢が大切だと言えます。
要は、SNSで得た情報を鵜呑みにせず、批判的に吟味できるかどうかが重要なのです。
神経症傾向が高い人はSNSで近況報告が多い
神経症傾向が高い人は、SNSで近況報告を頻繁に行う傾向があります。 神経症傾向は、不安や悩みを抱えやすく、感情的になりやすい性格特性です。
そのため、神経症傾向が高い人はSNSを通じて、自分の感情を発散しようとするのです。
具体的には、神経症傾向が高い人は以下のような行動を取ることが分かっています。
- 自分の不安や悩みを頻繁に吐露する
- 感情的な言葉で近況を報告する
- 共感や励ましを求めるような投稿をする
つまり、神経症傾向が高い人はSNSを通じて、自分の感情を調整しているのです。 SNSは、神経症傾向が高い人にとって、ストレス発散の手段なのでしょう。
ただし、近況報告が多すぎると、かえって不安や悩みが増幅される恐れもあります。
神経症傾向が高い人は、SNSでの感情表出を適切にコントロールすることが重要だと言えます。
まとめ:性格特性からSNS利用を理解する
SNS利用と性格特性の関連は控えめだが意味がある
以上のように、性格特性とSNS利用の関連を詳しく見てきました。
全体として、性格特性とその利用の関連は控えめなものでした。 しかし、特定の性格特性と特定の利用行動の間には、意味のある関連が見られました。
例えば、外向性とSNS上の友人数、開放性とSNSでのゲーム利用など、性格特性によって利用の特徴が異なることが分かりました。
このことは、性格特性がSNS利用を理解する上で、一定の役割を果たすことを示唆しています。
SNS利用には、性格特性以外の要因も影響を与えているのでしょう。 性格特性は、SNS利用を理解するための一つの手がかりに過ぎないと言えます。
外向性と開放性がSNS利用と最も関連が深い
性格特性の中でも、外向性と開放性がSNS利用と最も関連が深いことが分かりました。
外向性の高い人は、SNSを通じて社交性を発揮し、人間関係を広げようとする傾向がありました。
一方、開放性の高い人は、SNSを通じて新しい情報や経験を求め、自己表現欲求を満たそうとする傾向がありました。
このように、外向性と開放性は、利用を促進する重要な性格特性だと言えます。 ただし、外向性と開放性が高すぎると、SNSの利用が過剰になる恐れもあります。
適度な外向性と開放性が、SNS利用にとって望ましいのかもしれません。
高い可塑性と低い安定性がSNS利用の主な予測因子
性格特性をまとめた2つのメタ特性である可塑性と安定性も、SNS利用と関連がありました。
可塑性の高い人は、SNSをより活発に利用する傾向がありました。
可塑性は外向性と開放性を統合した特性であり、SNS利用を促進する効果があるのでしょう。 一方、安定性の高い人は、SNSの利用に慎重な傾向がありました。
安定性は誠実性、協調性、神経症傾向の低さを統合した特性であり、SNS利用を抑制する効果があるのかもしれません。
このように、可塑性と安定性は、SNS利用の主要な予測因子だと言えます。 ただし、可塑性と安定性の効果は、状況によって異なる可能性があります。
状況に応じて、可塑性と安定性のバランスを取ることが重要なのでしょう。
最後に
以上、性格特性とSNSの利用方法の関連について見てきました。
性格特性は、SNSの利用方法に大きな影響を与えていることが分かります。
外向性や開放性が高い人は、SNSをより積極的に利用し、人とのつながりを大切にする傾向があります。
また、性格特性をまとめた「メタ特性」も、SNSの利用方法と関連していることが明らかになりました。
このように、性格特性は、SNSの利用方法を理解する上で重要な手がかりとなります。
ただし、性格特性はSNSの利用方法の一部を説明するに過ぎません。
性格特性を理解することで、自分に合ったSNSの利用方法を見つけることができるかもしれません。
みなさんも、自分の性格特性を考えながら、SNSと上手く付き合っていってください。
※この記事は以下の本に掲載された論文を参考に執筆しています。
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ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究しており、社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。