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適職を性格検査で見つける方法!ビッグファイブの研究を解説

    適職

    自分の適職ってなんだろう?今の仕事ではなく他にどんな仕事が適職なのか考えたことはありますか?

    自分の性格や価値観からぴったりの職業が見つかったら、仕事ももっと楽しくなりそうですよね。

    実はTwitterの投稿を分析することで、自分に合った仕事が予測できるかもしれません。

    アメリカの研究チームが、Twitterのデータを使って職業と性格の関係を調べました。

    論文のタイトルは「Social media-predicted personality traits and values can help match people to their ideal jobs」。なんだか難しそうなタイトルですが、どういうことなのでしょうか。

    研究ではまず、150万人分のツイートから、性格や価値観を分析。そして、似た性格の人がどんな職業に就いているかを調べたんです。その結果、職業には性格の特徴があることがわかりました。

    逆に考えると、性格ごとに就きやすい仕事がある=適職がある、ということです。

    それでは詳細にみていきましょう。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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    性格と価値観から適職を見つける新しい方法

    Twitterの投稿から性格と価値観を知る

    TwitterのAPIを使って、150万人分の投稿を分析しました。

    この研究では、ユーザーのプロファイルから職業を特定し、言語データから性格特性と価値観のスコアを算出しています。

    つまり、Twitterの投稿内容から、その人の性格や大切にしているものがわかるというわけです。

    研究に使われたデータは、実に128,279人分にもおよびます。

    また、3,513もの職業をカバーしているのも特徴的です。

    これにより、さまざまな職業と性格・価値観の関係性が明らかになりました。

    Twitterの投稿を分析することで、その人の性格や価値観を知ることができます。そして、それらの情報から職業との適合性を探ることが可能になるのです。

    ビッグファイブとは?性格を5つの軸で表す

    ビッグファイブとは、性格を5つの軸で表す理論のことです。

    この5つの軸は以下の通りです。

    • 外向性:社交的かどうか
    • 協調性:思いやりがあるかどうか
    • 誠実性:しっかり者かどうか
    • 神経症傾向:不安になりやすいかどうか
    • 開放性:好奇心が強いかどうか

    つまり、この5つの軸でその人の性格を表現できるというわけです。

    例えば、外向性が高い人は社交的で、協調性が高い人は思いやりがあると言えます。

    一方、神経症傾向が高い人は不安になりやすく、開放性が高い人は好奇心旺盛だと考えられます。

    このビッグファイブは、性格心理学で広く使われている理論の一つです。

    ビッグファイブを使うことで、性格をわかりやすく表現することができます。この研究でも、ビッグファイブが職業との関連性を探るために活用されました。

    人生で大切にしているものは?5つの基本的価値観

    価値観とは、人生で何を大切にしているかを表すものです。

    この研究では、以下の5つの基本的価値観が使われています。

    • 他者への援助:人助けをすることを大切にしているか
    • 伝統:伝統的なものを重んじているか
    • 人生を楽しむこと:楽しみを見つけることを大切にしているか
    • 成功の達成:目標を達成することを重視しているか
    • 興奮:刺激的なことを求めているか

    これらの価値観は、その人の行動や選択に影響を与えます。

    例えば、他者への援助を大切にしている人は、困っている人を助けようとするでしょう。

    また、伝統を重んじる人は、昔ながらのやり方を守ろうとするかもしれません。

    一方、人生を楽しむことを大切にしている人は、自分の幸せを優先するでしょう。

    このように、価値観は生き方に大きな影響を与えるのです。

    性格と並んで、価値観も職業との適合性を探る上で重要な要素だと考えられます。この研究では、性格と価値観の両方を分析することで、より詳細に職業との関連性を探っています。

    プログラマーは開放的、テニス選手は誠実?性格ごとの適職

    職業ごとに、特徴的な性格プロファイルがあることがわかりました。

    例えば、以下のような傾向が見られました。

    • プログラマーや研究者は開放性が高く、協調性と誠実性が低い
    • テニス選手は開放性が低く、誠実性と協調性が高い
    • 建築家やCIO(情報責任者)は開放性と神経症傾向が低く、協調性が高い
    • 図書館司書と医師は色んな性格がいた

    このように、職業によって性格の特徴が異なることが明らかになったのです。

    さらに、職業内でも役職によって違いが見られました。

    例えば、ソフトウェア開発者の中でも、トップ開発者は他の開発者よりも、よりプログラマー的な性格の特徴を示しました。

    同様に、プロのテニス選手は、テニス選手全体よりも、よりテニス選手らしい性格だったのです。

    つまり、その職業で成功している人ほど、その職業に特徴的な性格を持っているということですね。

    職業ごとに求められる性格は異なります。そして、そうした性格の特徴を持っている人ほど、その職業で活躍しているようです。性格と職業の適合性を考える上で、重要なポイントだと言えるでしょう。

    AIが自動的に似た職業をグループ化「職業地図」作成

    研究チームは、職業をグループ化した「職業地図」を作成しました。

    職業地図

    この地図は、AIを使って自動的に作られたものです。

    具体的には、以下のようなプロセスを経ています。

    1. 各職業の性格・価値観の中央値を算出し、職業プロファイルを作成
    2. クラスタリング手法を使い、似たプロファイルの職業を自動的にグループ化
    3. グループの中心となる代表的な職業(medoid)を特定
    4. 2次元の地図上に、グループごとに職業を配置

    こうして出来上がったのが、職業地図です。

    地図上では、似たスキルセットを必要とする職業が近くに集まっています。

    例えば、テクノロジー系の職業や、音楽・ファッション・芸術・教育系の職業がグループを形成していました。

    職業地図を見ると、自分の性格の適職が見つかるかもしれません。

    また、似たスキルの職業が近くに集まっていることから、新しいキャリアの可能性を発見できるかもしれません。

    AIによる職業地図は、性格と職業の関係性を視覚的に表現したものです。適職を探すための新しい指標として、活用できる可能性を秘めています。

    言葉の使い方から適職がわかる?驚きの研究結果

    AIによる性格分析の正確さは約90%

    性格分析には、IBM Watsonのシステムが使われました。

    このシステムは、言語データから性格スコアを算出するものです。

    自己報告式の性格検査と比べると、以下のような正確さだったそうです。

    • ビッグファイブ:平均絶対誤差が12%
    • 基本的価値観:平均絶対誤差が11%

    つまり、約90%の確率で、正確に性格や価値観を予測できたということですね。

    言語データを分析することで、かなり正確に性格を知ることができるようです。

    ツイートの内容から、その人の性格をある程度予測できるというのは驚きの結果ではないでしょうか。

    SNSの投稿は、自分を表現する手段の一つです。

    そこで使われる言葉は、無意識のうちにその人の性格を反映しているのかもしれません。

    AIによる分析は、そうした言葉の特徴をとらえることで、高い精度で性格を予測しているのでしょう。

    性格分析にAIを活用することで、客観的かつ大規模なデータを基に、性格を知ることができます。言語データには、性格を表すヒントが潜んでいるようですね。

    性格だけでも70%以上、価値観も合わせると80%近くの確率で適職が当てられる

    研究チームは、性格と価値観から適職を予測することに挑戦しました。

    まず、9,550人分のデータを訓練用とテスト用に分けます。

    そして、訓練用データを使ってAIに職業の予測モデルを作らせました。

    その結果、以下のような予測精度が得られたそうです。

    • 性格データのみ:70%以上
    • 性格と価値観の両方:80%近く

    予測には、AI(ランダムフォレストやXGBoostなど、5つの機械学習手法)が使われています。

    どの手法でも、高い精度で職業・適職を予測できたそうです。

    AIが導き出した予測と、実際の職業がどの程度一致するかを検証したところ、性格だけでも70%以上、価値観の情報も加えると80%近い確率で職業が当てられることがわかったのです。

    言葉の使い方から性格や価値観を読み取ることで、職業・適職を高い確率で予測できることが明らかになりました。

    この結果は、性格と適職の関連性の高さを示すものだと言えるでしょう。

    性格と価値観から適職を予測できるということは、逆に言えば、職業の違いが性格と価値観に表れているということです。

    つまり、職業ごとに求められる性格や価値観があり、言葉の使い方はそれを反映していると考えられます。特定の性格や価値観ごとに適職があるということです。

    適職の傾向:性格が似ている人は同じような職業に就いている

    同じ職業の人は、似たような性格を持っているようです。

    研究チームは、職業をグループ化する際に、「PAM」という手法を使いました。

    PAMは、自動的にグループの中心となるデータ(medoid)を見つけ出します。そして、そのグループの中心となるデータ(medoid)に近いデータを同じグループに分類していくのです。

    この手法を使って職業をグループ化したところ、性格プロファイルが似ている職業が集まってグループを形成していることがわかりました。

    言い換えれば、同じようなプロファイルの人が多い職業がグループになったということですね。

    このことから、性格は職業選択に影響を与えていると考えられます。

    例えば、開放的な人が多い職業、誠実な人が多い職業などがあるのでしょう。

    そして、似たような性格の人が、そうした職業に集まっているのだと推測されます。

    性格が職業選択に与える影響は、これまでも指摘されてきました。

    今回の研究でも、大規模なデータ分析によってそれが裏付けられたと言えるでしょう。自分の性格を知ることは、適職を見つける上で重要なポイントになりそうです。

    適職の傾向:スキルが似ている職業は近くに集まる

    職業地図では、似たスキルを必要とする職業が近くに集まっています。

    例えば、以下のような職業グループが見られました。

    • テクノロジー系の職業
    • 音楽・ファッション・芸術・教育系の職業

    こうしたグループは、求められるスキルが似ているからこそ、近くに集まったのだと考えられます。

    よくある質問

    適職診断は本当に信頼できるのですか?

    この研究では、性格と価値観から80%近くの確率で職業を予測できました。大規模なデータ分析により、性格と適職の関連性が科学的に実証されています。

    自分の性格タイプがわからない場合はどうすれば良いですか?

    ビッグファイブ性格検査を受けることから始めましょう。外向性、協調性、誠実性、神経症傾向、開放性の5つの軸で性格を測定できます。

    性格だけで適職を決めても良いのでしょうか?

    性格は適職を見つける重要な要素ですが、スキル、経験、興味、市場状況なども考慮することが大切です。性格分析は判断材料の一つとして活用しましょう。

    同じ職業でも性格が違う人がいるのはなぜですか?

    職業内でも多様な役割があるためです。研究では図書館司書や医師は様々な性格の人がいましたが、職種によってはより明確な性格傾向が見られます。

    価値観と性格はどちらが適職選びに重要ですか?

    両方とも重要です。性格だけでは70%の予測精度でしたが、価値観を加えることで80%近くまで精度が向上しました。併せて考慮することが効果的です。

    職業地図はどのように活用すれば良いですか?

    現在の職業の周辺にある職業を探すことで、スキルを活かせる転職先を見つけられます。似た性格プロファイルの職業グループを参考に、新たなキャリアの可能性を発見できます。