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ビッグファイブ診断とMBTIの関係を解説

    ビッグファイブ

    ビッグファイブ診断とMBTIは、どちらも性格を理解するための診断です。
    しかし、科学的な根拠の強さには大きな違いがあります。
    この記事では、ビッグファイブ診断の概要とMBTIとの関係をわかりやすく解説します。

    ビッグファイブとは、人の性格を5つの特性で表すモデルです。
    多くの研究で支持されており、性格心理学の標準的な枠組みとなっています。
    MBTIや16Personalitiesとは異なり、数値で性格の強弱を測定できる点が特徴です。

    自分の性格を正確に知ることは、自己理解の第一歩です。
    ビッグファイブ診断とMBTIの違いを理解すると、より深く自分を知ることができます。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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    ビッグファイブ性格特性とは

    5つの性格特性の概要

    ビッグファイブ性格特性とは、人の性格を5つの次元で表したモデルです。
    多くの研究者に支持されており、性格を理解するための有力な枠組みとなっています。

    ビッグファイブの5つの性格特性は以下の通りです。

    • 開放性:知的好奇心・創造性・芸術的感性などに関連
    • 誠実性:規律性・信頼性・勤勉さなどに関連
    • 外向性:社交性・積極性・活発さなどに関連
    • 協調性:共感性・親切さ・協力的な態度などに関連
    • 情動性:情緒の不安定さ・ストレス耐性・不安傾向などに関連

    ※頭文字をとって「OCEAN」とも呼ばれます。

    これらの特性は、遺伝と環境の両方の影響を受けて形成される傾向があります。
    さらに、各特性は連続した数値で表されるため、個人差をきめ細かく反映できます。
    ビッグファイブ診断は、自己理解や他者理解に役立てることができます。

    ※さらに1つの特性「正直・謙虚さ」を追加してできたのがHEXACOです。

    ビッグファイブの由来と歴史

    ビッグファイブ性格特性の起源は、1930年代にさかのぼります。
    当時、心理学者のオールポートとオドバートが辞書から性格を表す用語を抽出し、分類しました。

    その後、複数の研究者の貢献によってモデルが発展しました。

    • レイモンド・キャテル:16の性格因子を提唱
    • ハンス・アイゼンク:外向性と情動性の2因子モデルを提唱
    • ウォーレン・ノーマン:5因子モデルの先駆けとなる研究を実施
    • ルイス・ゴールドバーグ:「ビッグファイブ」という名称を提唱
    • コスタとマクレー:NEO人格検査を開発し、ビッグファイブを普及

    これらの研究を通じて、5因子モデルが徐々に確立されていきました。
    1980年代以降、ビッグファイブは性格心理学の主要理論として広く認知されています。
    現在では、多くの研究や実際の場面で活用されています。

    ビッグファイブの測定方法

    ビッグファイブ診断の代表的な測定方法は、質問紙法です。
    自己報告式の質問に回答することで、各特性の得点が算出されます。

    主な質問紙には以下の3種類があります。

    • NEO人格検査(NEO-PI-R):240項目で、各特性の6つの下位尺度も測定できる
    • ビッグファイブ人格検査(BFI):44項目の短縮版質問紙
    • 超短縮版質問紙(TIPI):10項目で手軽に測定できる

    たとえば「私は人づきあいが好きだ」という質問に対して、5段階で自己評定します。
    回答を集計することで、各特性の得点が算出されます。
    また、質問紙法のほかに、他者評定や行動観察などの方法も用いられる場合があります。

    ※他の性格診断はこちらから

    MBTIの4指標との関連性

    学術的に信頼されたビッグファイブと、16タイプで性格を分類するMBTI関連があるとする論文があります。
    主な相関関係は以下の通りです。

    相関表EINSFTJP
    外向性強い正強い負
    開放性強い正強い負
    協調性強い負
    誠実性強い正強い負
    情動性
    MBTIとビッグファイブの相関表

    上の表からわかるように、ビッグファイブの各指標とMBTIの各指標は関連している可能性があります。
    一方で、情動性の一部と協調性の一部はHEXACOの「正直・謙虚さ」にも関わっています。
    図でまとめると以下のようになります。

    ビッグファイブの5つの性格特性

    開放性の定義と特徴

    開放性とは、新しい経験や知識に対する興味・関心の程度を表す特性です。
    開放性の高い人は、以下のような特徴を持つ傾向があります。

    • 知的好奇心が強く、新しいアイデアや概念に興味を示す
    • 創造性やイマジネーションに富み、独創的な発想ができる
    • 芸術や美的感覚に対する感受性が高い
    • 慣習にとらわれず、多様な価値観を受け入れる柔軟性がある

    一方で、開放性の低い人は、以下のような傾向があります。

    • 親しみやすく、実務的で現実的である
    • 伝統的な価値観や慣習を好む