ISTP-ALという性格タイプをご存じですか？
この性格タイプは、実践力と高い倫理観を兼ね備えた個性的な人たちのことを指します。
彼らは自由を愛し、独立心が強く、問題解決能力に優れています。
まるで職人のように、手を動かすことを好み、実際の経験から学ぶことを大切にします。
論理的な思考で物事を分析し、効率よく課題に取り組むのが得意です。
また、正直さと公平さを重んじ、周りから信頼される存在になりやすいのも特徴です。
しかし、感情面でのコミュニケーションには少し苦手意識があるかもしれません。
この記事では、ISTP-ALの魅力や課題、そして成長のヒントについて詳しく紹介します。
自分や周りの人の性格をより深く理解するきっかけになるはずです。
今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
※MBTIより科学的な性格診断はこちらのHEXACO-JP性格診断！（短縮版、24問2-3分）
※より精度の高い60問版のHEXACO-JPはアカウント作成が必要になります（こちらから）。
目次
HEXACOの概要
HEXACOとは何か
比較的新しい性格モデルが「HEXACO（ヘキサコ）」です。
６つの要素で人の性格を表します。
H・E・X・A・C・Oの６文字が由来です。
各文字は性格の特徴を表しています。
具体的には以下の要素があります：
- H：正直・謙虚さ（Honesty-Humility）
- E：情動性（Emotionality）
- X：外向性（eXtraversion）
- A：協調性（Agreeableness）
- C：誠実性（Conscientiousness）
- O：開放性（Openness）
このモデルは人の性格を詳しく分析できます。
従来のビッグファイブモデルより優れています。
正直・謙虚さという新しい要素が加わりました。
これにより、より細かい性格分析が可能です。
HEXACOによる64分類
6つの要素それぞれの高い・低いで64タイプに分類します。具体的には以下です。
- H：正直・謙虚さ（Honesty-Humility）
- 高い→ライト（L：Light）
- 低い→ダーク（D：Dark）
- E：情動性（Emotionality）
- 高い→不安型（T：Turbulence）
- 低い→自信型（A：Assertiveness）
- X：外向性（eXtraversion）
- 高い→外向型（E：Extrovert）
- 低い→内向型（I：Introvert）
- A：協調性（Agreeableness）
- 高い→感情型（F：Feeling）
- 低い→思考型（T：Thinking）
- C：誠実性（Conscientiousness）
- 高い→（J：Judging）
- 低い→（P：Prospecting）
- O：開放性（Openness）
- 高い→直感型（N：iNtuitive）
- 低い→感覚型（S：Sensor）
これらを16personalitiesのように繋げてタイプを表現します。それでは各種タイプを紹介していきます！
ISTP-A(巨匠・自信型)とは？
ISTP-Aは、ビッグファイブの低い外向性(I)、低い開放性(S)、低い協調性(T)、低い誠実性(P)、低い神経症傾向(A)を持つタイプです。
- 高い適応力と問題解決能力
- 実践的なスキルと手先の器用さ
- 論理的思考と冷静な判断力
- 自信に満ちた独立心
- 柔軟性と冒険心
彼らは具体的な問題に対して、創造的かつ効率的な解決策を見出すことを得意とします。現在の瞬間に集中し、実践的な経験を重視します。
対人関係では、個人の空間を大切にしつつ、必要に応じて協力します。変化や新しい挑戦を歓迎し、ストレス耐性が高いため、危機的状況でも冷静に対応できます。自己効力感が強く、自分の能力を信じています。
ISTP-AL の特徴
特徴①「独立心が強く自由を重視する」
ISTP-ALタイプは、自由と独立を何よりも大切にします。
彼らは自分のペースで物事を進めることを好みます。
制約や規則に縛られることを嫌い、自由に行動したいと考えます。
このタイプの人々は、自信に満ちた態度で周囲に接します。
不安や心配を感じることが少なく、冷静沈着な印象を与えます。
さらに、ISTP-ALの特徴として以下が挙げられます：
・柔軟性が高く、状況に応じて対応できる
・自己主張が強く、自分の意見をはっきり述べる
・冒険心旺盛で、新しい経験を求める傾向がある
加えて、高い倫理観を持ち合わせています。
正直さと誠実さを重んじ、自分の価値観に従って行動します。
他人の権利を尊重し、公平性を大切にする傾向があります。
まとめると、ISTP-ALは自由と独立を重視し、自信と倫理観を兼ね備えたタイプです。
特徴②「実践的で問題解決能力が高い」
ISTP-ALタイプは、実践的な思考と優れた問題解決能力を持っています。
彼らは理論よりも実践を重視し、実際に手を動かすことを好みます。
複雑な問題に直面しても、冷静に対処することができます。
論理的思考力が高く、効率的な解決策を見つけ出すのが得意です。
自信に満ちた態度で課題に取り組み、迅速な判断を下します。
ISTP-ALの問題解決アプローチには以下の特徴があります：
・直感的な理解力を活かし、状況を素早く把握する
・創造的なアイデアを生み出し、独自の解決策を考案する
・細部にこだわりながらも、全体像を見失わない
また、高い倫理観を持ち合わせているため、公平で公正な解決策を模索します。
他人の立場を考慮しつつ、最適な結果を導き出そうとします。
自分の能力に自信を持ちながらも、謙虚な姿勢を忘れません。
結論として、ISTP-ALは実践的で問題解決能力が高く、倫理的な判断ができるタイプです。
特徴③「誠実で倫理観が高い」
ISTP-ALタイプは、高い倫理観と誠実さを持ち合わせています。
彼らは正直さを重んじ、嘘をつくことを極端に嫌います。
自分の信念に基づいて行動し、一貫性のある態度を取ります。
公平性と公正さを大切にし、他人の権利を尊重します。
自信に満ちた態度で自分の意見を述べますが、傲慢になることはありません。
ISTP-ALの倫理観は以下のような形で表れます：
・約束を守り、責任を果たすことを重視する
・他人の秘密を守り、信頼関係を大切にする
・不正や不公平な扱いに対して声を上げる勇気がある
さらに、自分の行動が他人に与える影響を常に意識しています。
社会の規範やルールを尊重し、調和を乱すことを避けます。
自分の利益よりも、正しいことを選択する傾向があります。
まとめると、ISTP-ALは誠実で倫理観が高く、信頼できる人格の持ち主です。
ISTP-AL の長所と短所
ISTP-AL の長所
最大の長所は、実践的な問題解決能力です。
彼らは複雑な状況でも冷静に対応し、効率的な解決策を見出します。
理論よりも実践を重視し、実際に手を動かすことを得意とします。
柔軟性が高く、状況に応じて臨機応変に対応することができます。
自信に満ちた態度で課題に取り組み、迅速な判断を下します。
ISTP-ALの他の長所には以下のようなものがあります：
・独立心が強く、自立した行動ができる
・創造力豊かで、独自のアイデアを生み出せる
・論理的思考力が高く、効率的な作業が可能
また、高い倫理観を持ち合わせているのも大きな強みです。
正直さと誠実さを重んじ、信頼される人物として周囲から認められます。
公平性を大切にし、他人の立場を考慮した判断ができます。
結論として、ISTP-ALは実践力と倫理観を兼ね備えた、バランスの取れたタイプです。
ISTP-AL の短所
ISTP-ALタイプの短所は、時として他人の感情に鈍感になることです。
彼らは論理的思考を重視するあまり、感情面を軽視しがちです。
直接的な物言いが、周囲の人々を傷つけてしまうことがあります。
自由を重視するため、ルールや規則に従うのが苦手な面があります。
長期的な計画を立てることが不得意で、即興的な行動を好みます。
ISTP-ALの他の短所には以下のようなものがあります：
・他人との深い感情的つながりを築くのが難しい
・退屈を感じやすく、一つの課題に集中し続けるのが苦手
・自分の価値観を押し付けがちになる
また、高い倫理観が時として足かせになることもあります。
妥協を許さない姿勢が、柔軟性を欠く結果を招くこともあります。
完璧を求めるあまり、効率性を損なってしまうケースも見られます。
まとめると、ISTP-ALは感情面や長期的視野に課題があるタイプといえます。
ISTP-ALの恋愛関係の傾向と改善策
ISTP-ALの恋愛の傾向
このタイプの恋愛は、自由と独立を重視する傾向があります。
彼らは束縛されることを嫌い、お互いの個性を尊重する関係を求めます。
感情表現が苦手で、愛情を言葉で伝えるのが難しいことがあります。
しかし、行動で愛情を示すことが多く、実践的なサポートを心がけます。
自信に満ちた態度で接するため、魅力的に映ることが多いでしょう。
ISTP-ALの恋愛傾向には以下のような特徴があります：
・相手の空間を尊重し、適度な距離感を保つ
・冒険心旺盛で、新しい体験を共有することを好む
・論理的な思考で問題解決を図ろうとする
また、高い倫理観を持ち合わせているため、誠実な態度で接します。
嘘をつくことを極端に嫌い、正直な関係性を築こうとします。
相手の気持ちを大切にし、公平な態度で向き合います。
結論として、ISTP-ALは自由を重視しつつも誠実な恋愛を展開するタイプです。
恋愛で問題になる時と改善策
ISTP-ALタイプが恋愛で直面する問題は、感情表現の難しさです。
論理的思考を重視するあまり、相手の感情を軽視してしまうことがあります。
自由を求めるため、相手からの束縛を強く感じてしまう傾向があります。
長期的な関係を築くことに不安を感じ、コミットメントを避けがちです。
高い倫理観が時として、柔軟性の欠如につながることもあります。
これらの問題に対する改善策として、以下が挙げられます：
・感情表現の練習をし、言葉で気持ちを伝える努力をする
・相手の気持ちを理解しようと意識的に努める
・柔軟性を持って相手の要望に応えるよう心がける
また、自分の価値観を押し付けすぎないよう注意が必要です。
相手との違いを認め、互いの個性を尊重する姿勢が大切です。
時には妥協することも関係性を維持する上で重要です。
まとめると、感情面での成長と柔軟性の向上がISTP-ALの恋愛改善の鍵となります。
ISTP-AL の友人関係の傾向と改善策
友人関係の傾向
ISTP-ALタイプは、少数の親密な友人関係を好む傾向があります。
彼らは表面的な付き合いを避け、深い信頼関係を築くことを重視します。
自由を大切にするため、友人との間に適度な距離感を保ちます。
実践的な活動を通じて友情を深めることを好みます。
論理的な会話や問題解決を一緒に楽しむ友人を求めます。
ISTP-ALの友人関係には以下のような特徴があります：
・誠実で信頼できる友人として認められやすい
・相手の個性を尊重し、束縛しない関係を築く
・冒険心旺盛で、新しい体験を共有することを好む
また、高い倫理観を持ち合わせているため、正直な態度で接します。
約束を守り、責任感のある行動を取ることで信頼を得ます。
公平性を重視し、友人間でのトラブルを公正に解決しようとします。
結論として、ISTP-ALは誠実で信頼できる、質の高い友人関係を築くタイプです。
友人関係で問題になる時と改善策
ISTP-ALタイプが友人関係で直面する問題は、感情的な交流の不足です。
論理的な思考を重視するあまり、友人の感情面を軽視してしまうことがあります。
自由を求めるため、友人との約束や義務に縛られることを嫌がります。
社交的な場面が苦手で、大人数での交流を避ける傾向があります。
高い倫理観が時として、柔軟性の欠如につながることもあります。
これらの問題に対する改善策として、以下が挙げられます：
・感情的な会話にも積極的に参加する努力をする
・友人との約束を大切にし、コミットメントを示す
・小規模なグループ活動から徐々に社交性を高める
また、自分の価値観を押し付けすぎないよう注意が必要です。
友人の考え方や行動を批判せず、多様性を受け入れる姿勢が大切です。
時には妥協することも、友好関係を維持する上で重要です。
まとめると、感情面での交流を増やし、社交性を高めることがISTP-ALの友人関係改善の鍵です。
ISTP-AL の子育ての傾向と改善策
子育ての傾向
ISTP-ALタイプの親は、子供の自立を重視する傾向があります。
彼らは子供に多くの自由を与え、独立心を育むことを大切にします。
実践的な経験を通じて学ぶことの重要性を子供に教えます。
論理的思考力を養うため、問題解決能力を育成することに力を入れます。
自信を持って子育てに取り組み、柔軟な対応ができます。
ISTP-ALの子育て傾向には以下のような特徴があります：
・子供の好奇心を尊重し、探究心を育む
・実験や工作など、手を動かす活動を奨励する
・子供の意見を尊重し、対等な立場で話し合う
また、高い倫理観を持ち合わせているため、正直さと誠実さを教えます。
公平性を重視し、兄弟姉妹間で差別のない扱いをします。
責任感を育てることに重点を置き、約束を守る大切さを伝えます。
結論として、ISTP-ALは子供の自立と倫理観を重視した子育てを行うタイプです。
子育てで問題になる時と改善策
ISTP-ALタイプが子育てで直面する問題は、感情面でのサポート不足です。
論理的な対応を重視するあまり、子供の感情的なニーズを見逃すことがあります。
自由を与えすぎるため、適切な指導や規律が不足する可能性があります。
長期的な計画を立てることが苦手で、子供の将来設計に課題が生じる場合があります。
高い倫理観が時として、融通の利かない態度につながることもあります。
これらの問題に対する改善策として、以下が挙げられます：
・子供の感情表現を受け止め、共感する姿勢を持つ
・適度な規律と指導のバランスを意識する
・将来を見据えた長期的な教育計画を立てる努力をする
また、子供の個性や価値観を尊重しつつ、社会性を育むことが大切です。 感情表現の豊かな配偶者や友人の協力を得るのも有効な方法です。 柔軟性を持って子供の成長に合わせた対応をすることが重要です。
まとめると、感情面でのサポートと長期的視野の育成がISTP-ALの子育て改善の鍵となります。
ISTP-AL のキャリアの傾向と改善策
キャリアの傾向
ISTP-ALタイプは、実践的なスキルを活かせる職業を好む傾向があります。 彼らは手を動かす仕事や問題解決が求められる職種に向いています。
自由度が高く、創造性を発揮できる環境で最も力を発揮します。 論理的思考力を活かし、効率的に業務をこなすことができます。 自信に満ちた態度で仕事に取り組み、高い成果を上げることが多いでしょう。
ISTP-ALのキャリア傾向には以下のような特徴があります：
・技術職や職人など、専門的なスキルを要する職業を好む
・起業家精神が旺盛で、独立して事業を始めることもある
・変化のある仕事環境を好み、ルーティンワークは苦手
また、高い倫理観を持ち合わせているため、公正な判断ができます。 誠実な態度で仕事に臨み、信頼される存在として評価されます。 社会貢献度の高い仕事に魅力を感じる傾向があります。
結論として、ISTP-ALは実践力と倫理観を兼ね備えた、多彩なキャリアを築くタイプです。
キャリアで問題になる時と改善策
ISTP-ALタイプがキャリアで直面する問題は、長期的なビジョンの欠如です。 目の前の課題に集中するあまり、キャリアの全体像を見失うことがあります。
自由を重視するため、組織の規則や方針に従うのが苦手な面があります。 感情面での配慮が不足し、同僚との人間関係に課題が生じることもあります。 高い倫理観が時として、柔軟性の欠如につながることもあります。
これらの問題に対する改善策として、以下が挙げられます：
・定期的にキャリアプランを見直し、長期目標を設定する
・組織の規則の必要性を理解し、柔軟に対応する努力をする
・コミュニケーションスキルを磨き、人間関係の構築に努める
また、自己啓発に取り組み、弱点を克服する姿勢が大切です。 メンターを見つけ、客観的な助言を受けることも効果的です。 時には妥協することも、キャリア形成には必要だと認識しましょう。
まとめると、長期的視野の獲得と対人スキルの向上がISTP-ALのキャリア改善の鍵となります。
ISTP-AL の仕事の傾向と改善策
仕事の傾向
ISTP-ALタイプは、実践的で問題解決能力の高い仕事ぶりが特徴です。 彼らは手を動かす作業や技術を要する仕事で優れた能力を発揮します。 論理的思考を活かし、効率的に業務をこなすことができます。 自由度の高い環境で創造性を発揮し、独自のアイデアを生み出します。 自信に満ちた態度で仕事に取り組み、難しい課題も臆せず挑戦します。
ISTP-ALの仕事の傾向には以下のような特徴があります：
・緊急時や危機的状況下でも冷静に対応できる
・細部にこだわりながらも、全体像を把握する能力がある
・新しい技術やツールの習得に積極的である
また、高い倫理観を持ち合わせているため、公正な判断ができます。 誠実な態度で仕事に臨み、信頼される同僚や部下として評価されます。 責任感が強く、与えられた任務を確実にこなす傾向があります。
結論として、ISTP-ALは実践力と倫理観を兼ね備えた、信頼できる仕事ぶりを示すタイプです。
仕事で問題になる時と改善策
ISTP-ALタイプが仕事で直面する問題は、チームワークの難しさです。 個人作業を好むあまり、協調性が不足してしまうことがあります。
感情面での配慮が足りず、同僚との人間関係に摩擦が生じる可能性があります。 自由を重視するため、上司の指示や会社の方針に従うのが苦手な面があります。 高い倫理観が時として、柔軟性の欠如につながることもあります。
これらの問題に対する改善策として、以下が挙げられます：
・チームプロジェクトに積極的に参加し、協調性を養う
・感情知性を高め、同僚の気持ちを理解する努力をする
・組織の目標を理解し、自分の役割を認識する
また、コミュニケーションスキルの向上に努めることが大切です。 定期的に上司や同僚とフィードバックを交換する機会を持ちましょう。 時には自分の価値観を柔軟に調整することも必要です。
まとめると、チームワークの向上と感情面での成長がISTP-ALの仕事改善の鍵となります。
ISTP-AL の相性のいいタイプ
相性がいいタイプ、Sが含まれている人
ISTP-ALタイプは、Sが含まれている人と相性がいい傾向があります。 Sタイプの人々は、現実的で実践的な性格を持っています。
彼らは具体的な事実や経験を重視し、実際の行動を大切にします。 このような特徴は、実践力を重視するISTP-ALと相性が良いでしょう。 両者とも、理論よりも実際の結果を重視する点で共通しています。
Sタイプとの相性の良さは以下の点に表れます：
・共に手を動かす活動を楽しむことができる
・現実的な問題解決アプローチで意気投合しやすい
・互いの独立性を尊重し合える関係性を築ける
また、ISTP-ALの高い倫理観は、Sタイプの誠実さと調和します。 両者とも、約束を守り責任を果たすことを重視します。 実践的な面での協力関係が築きやすいでしょう。
結論として、ISTP-ALとSタイプは実践力と誠実さを共有できる相性の良い組み合わせです。
相性がいいタイプ、Lが含まれている人
ISTP-ALタイプは、Lが含まれている人とも相性がいい傾向があります。 Lタイプの人々は、高い倫理観と誠実さを持ち合わせています。
彼らは正直さを重んじ、公平性や公正さを大切にします。 このような特徴は、倫理観の高いISTP-ALと共鳴する部分が多いでしょう。 両者とも、信頼関係を重視する点で共通しています。
Lタイプとの相性の良さは以下の点に表れます：
・互いの価値観を尊重し合える関係性を築ける
・誠実なコミュニケーションを通じて信頼関係が深まる
・社会的責任を果たすことに対する意識が高い
また、ISTP-ALの実践力は、Lタイプの理想を実現する上で役立ちます。 両者の協力により、倫理的で効果的な問題解決が可能になります。 お互いの長所を活かし合える関係性が期待できます。
結論として、ISTP-ALとLタイプは倫理観と実践力を融合させる相性の良い組み合わせです。
ISTP-AL のまとめ
ISTP-ALタイプは、実践力と高い倫理観を兼ね備えた個性的な性格です。 彼らは独立心が強く、自由を重視する傾向があります。 問題解決能力に優れ、実践的な場面で力を発揮します。
論理的思考を得意とし、効率的に課題に取り組むことができます。 自信に満ちた態度で行動し、困難な状況でも冷静さを保ちます。
ISTP-ALの特徴は以下のようにまとめられます：
・実践的なスキルを活かせる職業や活動を好む
・誠実さと公平性を重んじ、信頼される存在となる
・自由度の高い環境で創造性を発揮する
一方で、感情面でのコミュニケーションや長期的な計画立案に課題があります。 これらの弱点を認識し、改善に努めることが個人の成長につながります。 柔軟性を持ち、他者との協調性を高めることも重要です。
結論として、ISTP-ALは実践力と倫理観のバランスが取れた、魅力的な性格タイプといえます。
FAQや注意点
HAXACOの結果と、16personalities（通称MBTI診断）やMBTI（本家）と結果が変わる
- 性格は遺伝と環境の影響を受けるため、環境が変われば回答も変わります（例、疲れてると情動性が変化するなど）。遺伝について詳しくはこちら。
- 年齢次第で回答のブレがあります。詳しくはこちら。
- タイプ分類は各数値が3以上、3未満で行っているため、3に近い値だと、質問の聞き方やその時の環境次第で結果が変わりやすくなります。タイプよりも数値を見てください。
- MBTI（本家）や16personalities（通称MBTI診断）は質問設計の段階でどの程度統計的な処理をしているか論文が見当たらないため不明確です。一方で、ビッグファイブやHEXACOはそういった論文が簡単に見つかりますし、今回のHEXACO-JP診断は論文ベースです。
- MBTIや16personalitiesは普段の行動（学力・年収など）や、脳・遺伝などとの比較した研究論文があまり多くない一方で、ビッグファイブやHEXACOは数多く存在します。
- そもそもHEXACOはビッグファイブの要素の変形なので似て非なるものです。HEXACOの正直・謙虚さは、ビッグファイブの協調性と神経症傾向から抽出されています。下記「補足」参考。
その他にもご質問があれば運営者のトキワ（@etokiwa999）までご連絡ください。
性格診断の結果はあくまで人生の「ヒント」まで
先にも書きましたが、性格は遺伝と環境の影響を受けます。遺伝の影響で、ブレ幅は一定ですが、環境次第である程度答えがブレます。
またビッグファイブやHEXACOの研究論文では学力や年収などと相関分析をしていますが、自然科学の実験ほど大きな相関係数ではありません。相関係数は最小-1、最大1ですが、だいたい-0.4～0.4ほどが多いです。もちろん高いものもあります。0.8や0.9ではなく、それに比べたら低いです。
ただそれでも様々な研究はありますので、「占い以上、自然科学未満」と思ってください。心理学や占いを100％否定しているわけではありません。
補足
16personalities（通称MBTI診断）の概要
16personalities（16タイプ性格診断）は、MBTI（Myers-Briggs Type Indicator）とビッグファイブをベースにして作られています。
厳密には16personalitiesとMBTIは別物なのです。
MBTIは、ユングの心理学的類型論を基に開発された性格診断ツールです。
16personalitiesはMBTIの4つの指標（E外向-I内向、S感覚-N直観、T思考-F感情、J判断-P知覚）を採用しつつ、アイデンティティ（AとT）という指標の追加、独自の質問項目・評価基準を設けています。
この性格診断の良いところとしては、韓国アイドルが広めたり、恋愛マッチングアプリでも使われたりするなど、とても有名で、回答数がとても多いことにあります。それを利用して分析して論文として公開すれば信頼性は高いかもしれません。
ただし、悪いところとしては、科学的な裏付けが弱いところがあります。査読付き論文の数が少ない、統計処理の方法が不明確、性格と学力・収入・脳機能・遺伝的要因などとの関連性について十分な根拠が提示されていない、などが理由です。
MBTI（本家）の概要
MBTIは性格を16タイプに分類する心理学の理論です。
そもそもMBTIとは、マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インジケーター（Myers-Briggs Type Indicator）の略称です。
MBTIでは、以下の4つの指標を組み合わせて性格を16タイプに分類します。
- 外向性（Extraversion）か内向性（Introversion）
- 感覚（Sensing）か直観（iNtuition）
- 思考（Thinking）か感情（Feeling）
- 判断（Judging）か知覚（Perceiving）
つまり、MBTIでは自分の性格傾向を「ISTJ」や「ENFP」などの4文字で表現するのです。
16personalitiesよりは論文は存在しますが、ビッグファイブやHEXACOほど頑健な研究結果が出ているわけではありません。
ビッグファイブの概要
性格心理学において最も有力な特性理論の一つが「ビッグファイブ（Big Five）」です。
ビッグファイブは、開放性、誠実性、外向性、協調性、神経症傾向の5つの特性を測定します。
また、16personalitiesやMBTIはタイプ分類（例、外向的か内向的かのどちらか）を用いるのに対して、ビッグファイブが特性を連続的な数値で評価する（例、外向性3.5）点も大きな違いです。
さらに、古くから研究されており、論文数も多く、学力や所得、脳や遺伝など、他の分野でも多くの研究が行われています。ビッグファイブの方が比較的、科学的な裏付けが強いと言えます。
MBTI・ビッグファイブ・HEXACOの相関関係
MBTIの4指標とビッグファイブの5因子には相関関係があります。
この相関を示した代表的な研究に、「The relationship between the revised NEO-Personality Inventory and the Myers-Briggs Type Indicator」という論文があります。
また、MBTI（本家）とビッグファイブを参考にして作られた16personalities（通称MBTI診断）では、ビッグファイブの神経症傾向が「アイデンティティ」と呼ばれており、自信（Assertive）か、慎重（Turbulent）かで分類されています。
これらの関係をまとめたのが以下の図です。
一番右には、比較的新しい性格診断である「HEXACO（ヘキサコ）」があります。ビッグファイブに1つ指標「正直・謙虚さ」を加えて改良され、ダーク特性（倫理観）が分かるようになりました。
今回のHEXACO-JP性格診断では16personalitiesの5文字に加えて、ダークD/ライトLを付けてより詳細に分析できるようにしています。
