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ストレス解消法は性格で変わる|Big Five診断で見つける方法

    ストレス対処、誠実性のデメリット

    ストレス解消法は、人によって効果が大きく違います。
    その理由は「性格」にあります。
    心理学の研究では、ビッグファイブ(Big Five)と呼ばれる5つの性格特性がストレスへの反応や対処法に深く関わることが示されています。
    たとえば、情動性(神経症傾向)が高い人はストレスを感じやすく、誠実性が高い人は計画的にストレスを解消しやすい傾向があります。
    この記事では、あなたの性格タイプに合ったストレス解消法を性格心理学の観点から具体的に紹介します。

    より体系的にストレス解消法の背景を知りたい方は、ストレス・メンタルヘルス完全ガイド|性格心理学で科学的に改善する方法も合わせて参照してください。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
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    ビッグファイブとストレスの関係とは

    ビッグファイブとは、人の性格を5つの特性で捉える心理学モデルです。
    5つの特性とは、開放性・誠実性・外向性・協調性・情動性(神経症傾向)のことを指します。
    これらの特性はストレスの感じやすさや、どんな解消法が効くかに影響します。
    研究では、この5つの特性の組み合わせによって、ストレスへの対処スタイルが異なることが報告されています。

    • 情動性が高い人:ストレスを感じやすく、感情的な対処をとりやすい傾向があります
    • 誠実性が高い人:計画的で問題解決型の対処をとりやすい傾向があります
    • 外向性が高い人:人と話すことでストレスを解消しやすい傾向があります
    • 開放性が高い人:創造的な活動や新しい体験でリフレッシュしやすい傾向があります
    • 協調性が高い人:他者との協力や思いやりを通じて安心感を得やすい傾向があります

    ビッグファイブは「自分がどんなストレスを抱えやすいか」と「どんな解消法が向いているか」の両方を知る手がかりになります。
    性格を知ることが、最初の一歩です。

    性格とストレス対処の科学的根拠

    性格とストレス対処の関係は、多くの研究で裏付けられています。
    特に情動性(神経症傾向)の高さは、ストレス脆弱性と深く結びついています。
    情動性が高い人は、同じ状況でも強いストレスを感じやすく、感情的な回避行動(問題から目をそらす・先送りにするなど)をとりやすいことが分かっています。
    一方で、誠実性が高い人は自己管理能力が高く、ストレス状況でも計画を立てて行動できる傾向があります。
    また、外向性の高さは社会的なサポートを得やすいことと関連しており、孤独感によるストレスを軽減する効果があると報告されています。

    以下の参照記事では、ストレス対処と性格の関係をさらに詳しく科学的に解説しています。

    https://sunblaze.jp/2130/personality-coping/

    研究からは、次の3つの重要な発見が得られています。

    • 情動性が高い人ほど、ストレスを強く感じる「脆弱性」を持ちやすい傾向があります
    • 誠実性が高いほど、問題解決型の対処(計画・行動)をとる傾向があります
    • 外向性が高いほど、他者サポートを活用してストレスを緩和しやすい傾向があります

    さらに、誠実性や情動安定性(情動性の低さ)は訓練や習慣によって変化しうることも示されています。
    つまり、性格は固定されたものではなく、取り組み次第でストレスへの強さを育てられる可能性があります。
    自分の性格を知り、弱点を補う対処法を選ぶことが重要です。

    情動性が高い人に合う解消法

    情動性が高い人は、感情の波が大きくストレスを感じやすい傾向があります。
    このタイプは、感情そのものに向き合うアプローチが効果的です。
    問題を素早く解決しようとするより、まず感情を落ち着かせることが先決です。
    研究では、情動性が高い人は「感情焦点型対処」(感情を整理することを重視した対処)が長期的なストレス軽減に役立つ傾向があると報告されています。

    • 日記を書く:感情を言語化することで、頭の中の混乱が整理されやすくなります
    • 深呼吸・瞑想:自律神経を整え、感情の高ぶりを落ち着かせる効果が期待できます
    • 信頼できる人に話す:話すだけでも気持ちが軽くなることが多いです
    • 小さな成功体験を積む:自己肯定感を高めることがストレス耐性にもつながります
    • 睡眠を優先する:睡眠不足は情動性の高い人にとって特にストレスを悪化させる要因になります

    情動性が高い人は自己批判に陥りやすい傾向があります。
    「うまくできない自分」を責めるのではなく、感情を受け止めることから始めましょう。
    自己肯定感を育てることもストレス解消の大切な一歩です。

    誠実性・外向性別のおすすめ対処法

    誠実性と外向性の高さによって、最も効果的なストレス解消法は異なります。
    自分の性格特性を基準に選ぶと、効果が出やすくなります。
    以下に、それぞれの特性が高い場合と低い場合の対処法をまとめます。

    性格特性高い人向けの対処法低い人向けの対処法
    誠実性タスクリストで問題を整理・解決する
    運動やルーティンを習慣化する
    小さな目標を1つだけ決めて実行する
    誰かに仕組み作りを手伝ってもらう
    外向性友人・家族と会って話す
    グループ活動やスポーツに参加する
    一人でできる趣味に没頭する
    自然の中で静かに過ごす

    誠実性が高い人にとっては、運動の習慣化が特に効果的です。
    運動は自己効力感を高め、ストレス耐性を育てることが多くの研究で示されています。

    外向性が低い人は、無理に人と関わろうとするよりも、一人の時間を大切にした方がストレス解消につながりやすい傾向があります。
    自分のエネルギーが回復する方法を正しく知ることが大切です。

    誠実性・情動安定性を高める習慣

    研究では、誠実性と情動安定性(情動性の低さ)は日々の習慣で少しずつ変えられることが示されています。
    これはストレスに強い性格を育てるチャンスでもあります。
    特に若い世代ほど、性格の可塑性(変わりやすさ)が高い傾向があります。
    具体的な習慣を紹介します。

    • 毎日同じ時間に起きる:生活リズムを整えることで情動安定性が高まりやすくなります
    • 1つのことをやり遂げる:小さな達成体験が誠実性の土台を作ります
    • 感謝日記を書く:毎日3つの良いことを書くことで、ネガティブ思考が和らぐ傾向があります
    • 週3回以上の有酸素運動:運動は気分を安定させる神経伝達物質の分泌を促します
    • 社会情動的スキルを意識して育てる:感情の認識・管理能力はトレーニングで向上します

    社会情動的スキル(感情を理解・管理する能力)の育て方については、以下の記事も参考になります。

    また、誠実性の中でも「自制心」は特にストレス対処に直結します。
    自制心の高め方を体系的に学ぶと、ストレス解消の習慣が定着しやすくなります。

    習慣の積み重ねは、ストレスに強い自分を育てる最も現実的な方法です。
    1つだけ選んで、まず2週間続けてみることをおすすめします。

    あなたの性格タイプを診断しよう

    ストレス解消法を選ぶ前に、まず自分の性格タイプを正確に知ることが大切です。
    ビッグファイブの5特性のうち、自分がどこが高くどこが低いかを把握すると、最適な対処法が格段に選びやすくなります。
    研究でも、自己認識の正確さとストレス対処の質には関連があることが示されています。
    性格を「なんとなく」ではなく、心理学的な観点から診断することで、より効果的な対処法を選べるようになります。

    • 情動性が高いと分かれば→感情焦点型の解消法を優先できます
    • 誠実性が低いと分かれば→仕組み化・習慣化の工夫を意識できます
    • 外向性が低いと分かれば→一人時間を罪悪感なく確保できます
    • 開放性が高いと分かれば→新しい体験がリフレッシュになると納得できます

    幸せな性格の特徴と、性格がメンタルにどう影響するかをさらに深く知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

    自分の性格を診断してから、今日紹介した方法の中で「自分に合うもの」を1つ選んでみてください。
    性格を知ることが、ストレス解消の出発点です。

    あなたの性格タイプをビッグファイブ・MBTIで詳しく診断したい方は、psych性格診断で確認してみてください。
    診断結果をもとに、自分に合ったストレス解消法を選ぶ手がかりが見つかります。

    よくある質問

    ストレス解消法はなぜ人によって違うのですか?

    性格によってストレスの感じ方や対処スタイルが異なるためです。
    ビッグファイブ心理学の研究では、情動性・誠実性・外向性などの特性が、どんなストレス解消法が効くかに深く関わることが示されています。

    情動性(神経症傾向)が高いとどうなりますか?

    情動性が高い人はストレスを感じやすく、感情的になりやすい傾向があります。
    同じ出来事でも強いストレス反応を示すことが多く、感情を整理するアプローチが効果的だと研究では示されています。
    日記を書く・深呼吸する・信頼できる人に話すなどが向いています。

    誠実性が高い人に合うストレス解消法は何ですか?

    誠実性が高い人は計画的な問題解決型の対処が向いています。
    タスクをリスト化して整理する・運動を習慣にする・ルーティンを作るなどが効果的です。
    ストレスの原因を明確にして一つひとつ対処することで、ストレスを軽減しやすい傾向があります。

    内向的な人にはどんなストレス解消法がありますか?

    外向性が低い(内向的な)人は、一人で過ごす時間がエネルギーの回復につながりやすい傾向があります。
    読書・趣味に没頭する・自然の中で過ごすなど、静かな環境でのリフレッシュが効果的です。
    無理に人と関わろうとすることは、かえってストレスを増やすことがあります。

    性格はストレスへの強さに影響しますか?

    はい、研究では性格特性がストレス耐性に影響することが示されています。
    特に情動性の高さはストレスへの脆弱性と関連し、誠実性や情動安定性の高さはストレスに強い傾向と関連します。
    ただし、習慣や訓練によってこれらの特性は少しずつ変化しうることも分かっています。

    ビッグファイブ診断はどこでできますか?

    サンブレイズのpsych性格診断で、ビッグファイブやMBTIの観点から性格を診断できます。
    診断結果をもとに、自分の情動性・誠実性・外向性などの特性を把握し、最適なストレス解消法を選ぶ参考にしてください。

    MBTIと性格によるストレス解消法の関係は?

    MBTIのタイプもストレスの感じ方や解消法のヒントになります。
    たとえば内向型(I)は一人の時間で回復しやすく、感情型(F)は人との対話で癒やされやすい傾向があります。
    MBTIとビッグファイブを組み合わせると、より自分に合ったアプローチが見つかりやすくなります。

    ライター兼監修者:トキワエイスケ
    性格心理学研究者 / 株式会社SUNBLAZE 代表

    子どもの頃、貧困・虐待家庭・いじめ・不登校・中退など社会問題の当事者として育つ。社会問題を10年間研究し、自由国民社より『悪者図鑑』を出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究し、査読付きジャーナル論文2本掲載(Frontiers in PsychologyIEEE Access)。社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。

    専門:性格心理学 / ビッグファイブ / HEXACO / MBTI / 社会問題の予測

    研究者プロフィール: ORCID / Google Scholar / ResearchGate

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