コンテンツへスキップ
ホーム » 性格診断ラボ » 占いの結果はただの偶然!当たってる錯覚の論文を紹介

占いの結果はただの偶然!当たってる錯覚の論文を紹介

    占い

    占いを朝のニュースや動画でつい見てしまう人は多いです。
    「今日の運勢」や「星座ランキング」を見て、少し気分が上がった経験はありませんか。
    学校へ向かう前や友だちとの会話でも、占いは身近な話題です。

    従来は「占いは星の配置から性格や運命を読み取れる」と考えられてきました。
    しかし、科学の世界では本当にそうなのかを調べる研究が行われています。
    大規模なデータや実験を使い、占いの予測が実際に当たるのかを検証したのです。

    この記事では、論文「Is Astrology Relevant to Consciousness and Psi?」をもとに、占いが当たるように感じる理由を紹介します。
    この研究は英国の研究者によって行われ、心理学誌『Journal of Consciousness Studies』に掲載された研究レビューです。
    大規模データと複数の実験をまとめ、占いと人の心理の関係を分かりやすく示しています。

    今回も、性格研究者で悪者図鑑著者のトキワ(@etokiwa999)が解説していきます。
    HEXACO-JP性格診断を開発しました!MBTIより科学的根拠があります。詳細は以下タップしてください。

    占いは本当に当たるのかを考える

    占いを信じたくなるのはなぜか

    大事な点は、占いを信じる気持ちは特別ではないということです。
    むしろ多くの人に見られる自然な心の動きです。
    まず、人は未来が気になります。
    だから未来を教える話に引かれます。
    たとえばあなたが進路で迷う高校生ならどうでしょう。
    「近いうちに良い出会いがあります」と言われたら安心します。
    この安心感が占いの人気を支えます。

    一方で研究では次のことが指摘されています。

    • 人は自分に合う部分を覚えやすい
    • 外れた部分は忘れやすい
    • あいまいな言葉を自分に当てはめる

    さらに占いの言葉は広く当てはまります。
    たとえば「あなたは優しいが悩みやすい」です。
    これは多くの人に当てはまります。
    だから当たったと感じやすいのです。

    しかし研究者は疑問を持ちました。
    本当に偶然以上に当たるのかです。
    そこで多くの実験が行われました。

    占いを信じる気持ちは自然です。
    しかし当たった感覚は心の仕組みで説明される可能性があります。

    占いは意識の力で読めると考えられてきた

    重要な点は、一部の占い師は特別な直感が働くと考えていることです。
    つまり星を見ると人の性格が分かるという考えです。
    ここでいう直感とは説明が難しいひらめきです。

    多くの占い師は次のように語ります。

    • 星の配置を見る
    • 心に浮かぶ印象を読む
    • 相手の人生を感じ取る

    しかし研究者は疑問を持ちました。
    もし本当に直感があるなら結果は一致するはずです。

    そこで実験が行われました。
    もしあなたが占い師だと想像してください。
    7人の人物と7枚の星の図があります。
    それを正しく組み合わせる課題です。

    研究では多くの占い師が参加しました。
    しかし結果は偶然とほぼ同じでした。
    平均的な正解率は期待値と変わりませんでした。

    つまり直感だけで判断する力は確認できませんでした。

    占い師は直感を大切にします。
    しかし研究では直感が特別な力とは言えませんでした。

    占いが当たったと感じる体験はどこから来るのか

    最も大事な点は、占いが当たったと感じる理由の多くは心理の働きです。
    心理とは人の心の動きのことです。

    まず次の現象が知られています。

    • 誰にでも当てはまる文章
    • 自分に合う部分だけ記憶
    • 外れた部分は忘れる

    これは「だれでも当てはまる効果」と呼ばれます。
    つまり広い内容を自分用だと感じる現象です。

    もしあなたが占いを受けたと想像してください。
    「あなたは人に優しいです」と言われます。
    しかし「ときどき一人になりたい」ですとも言われます。

    実は多くの人がそう感じます。
    だから当たったように思うのです。

    研究者はこれを確かめました。
    同じ文章を多くの人に配りました。
    すると多くの人が「自分に当てはまる」と答えました。

    占いの的中感は珍しくありません。
    多くは人の記憶と解釈の特徴から生まれると考えられています。

    占いの話が多くの人を引きつける理由

    重要な点は、占いは物語の形で未来を説明するからです。
    人は物語に引き込まれます。

    占いには次の特徴があります。

    • 人生の意味を説明する
    • 不安に答えを与える
    • 希望を示す

    たとえばあなたが恋で悩んでいるとします。
    「来月に変化があります」と言われます。
    すると未来が楽しみに感じます。

    このように占いは感情に働きます。
    そのため多くの人が興味を持ちます。

    研究でも占いの人気は広いとされています。
    ある推定では約1万人に1人が本格的に学ぶと言われます。

    ただし人気と正確さは別です。
    科学では実験で確かめる必要があります。

    占いは不安や期待に答える物語です。
    その魅力が多くの人を引きつけると考えられています。

    占いは科学として確かめられるのか

    最も重要なのは、占いは実験で検証できるという点です。
    科学とは観察と実験で確かめる方法です。

    研究者は次の疑問を立てました。

    • 星の配置で性格は変わるのか
    • 同じ時間の誕生者は似るのか
    • 占い師の判断は一致するのか

    もし占いが正しいなら結果ははっきり出ます。

    たとえば想像してください。
    同じ時間に生まれた人が100人います。
    性格が似るなら統計で分かります。

    そこで大規模な研究が行われました。
    2101人の出生データが調べられました。
    知能や行動など110項目が比較されました。

    しかし結果はほぼ差がありませんでした。
    相関は約0に近い値でした。

    占いは実験で調べることができます。
    しかし大規模研究では明確な効果は見つかりませんでした。

    占いの効果を大きな研究で確かめた結果

    同じような時間に生まれた人は似るのか

    重要なのは、同じ時間に生まれた人が似るかを調べた研究があることです。
    占いでは出生時刻が重要とされます。
    出生時刻とは生まれた瞬間の時間です。
    星の配置はその時刻で決まります。

    そこで研究者は考えました。
    同じ時間に生まれた人は似るのかです。

    もしあなたが研究者ならどうしますか。
    同じ時間に生まれた人を集めます。
    そして性格や生活を比べます。

    実際の研究では次の規模でした。

    • 2101人の出生データ
    • 約110項目の特徴
    • 知能や行動などを比較

    結果は意外でした。
    ほとんど差が見られませんでした。

    つまり同じ時間でも人生は似ませんでした。

    これは占いの重要な予想です。
    しかし研究では確認できませんでした。

    出生時刻が同じでも似た人生とは限りません。
    大規模研究では明確な共通点は見つかりませんでした。

    占いの予想と実際の性格は一致するのか

    重要な結論は、占いと性格の一致はほぼ確認されていないことです。
    性格とは行動や感じ方の傾向です。

    研究者は次の方法を使いました。

    • 星の図を用意する
    • 人の性格のデータを用意
    • 占い師に組み合わせてもらう

    もしあなたが参加者ならどうでしょう。
    3人の性格の説明があります。
    そして1つの星の図があります。
    どれが本人か選びます。

    もし占いが正しければ当たります。

    しかし研究では結果が低かったです。
    占い師は偶然と同じ程度でした。

    別の研究でも似た結果です。
    28人の占い師が参加しました。
    100以上の星の図を判定しました。

    しかし正解率は偶然と同じでした。

    占いで性格を当てる能力は確認されていません。
    研究では偶然と大きな差は見られませんでした。

    占いの結果は学力や行動にも表れるのか

    大切な点は、占いが生活や能力を予測できるか調べられていることです。
    研究では人生の多くの要素が調べられました。

    たとえば次のような項目です。

    • 学力
    • 読解力
    • 行動の特徴
    • 仕事
    • 結婚

    もし占いが正しいならどうなるでしょう。
    同じ星の配置の人は似た人生になります。

    しかし研究ではそうなりませんでした。

    2100人以上のデータを比較しました。
    学力や行動に共通点はほぼありませんでした。

    相関という指標も使われました。
    相関とは似ている度合いです。

    その値はほぼ0でした。

    つまり関係は見つかりませんでした。

    占いで人生の特徴を予測できる証拠は弱いです。
    大規模研究でもはっきりした関係は確認されませんでした。

    大規模データで見ても占いの差はほぼ見えなかった

    最も重要なのは、多くの研究をまとめても効果が小さいことです。
    研究では複数の実験がまとめられました。

    その規模は次の通りです。

    • 約40の研究
    • 約700人の占い師
    • 約1150の星の図

    結果は平均して小さいものでした。
    効果の値は約0.05でした。

    この値は非常に小さいです。
    偶然との差がほとんどない水準です。

    もしあなたがコイン投げをしたとします。
    ほぼ半分ずつ出ます。
    それと近い状態です。

    つまり占いの結果は安定しません。

    多くの研究をまとめても効果は小さいです。
    占いが強く当たる証拠は見つかっていません。

    占いの見方を支える証拠は見つかったのか

    結論として、占いを強く支持する証拠は見つかっていません。
    科学では再現が重要です。
    再現とは同じ結果が繰り返し出ることです。

    しかし占い研究では次の問題があります。

    • 結果が一致しない
    • 占い師の判断がばらばら
    • 予測が安定しない

    ある研究では占い師の一致率が低かったです。
    一致率は約21〜28%でした。

    つまり多くの場合で意見が分かれました。

    もし本当に正しい方法なら
    多くの人が同じ答えになります。

    しかしそうなりませんでした。
    占いを強く支持する科学的証拠はまだ弱いです。
    研究では再現できる結果がほとんど確認されていません。

    占いが当たるように見える理由を読み解く

    占いの言葉が自分に当てはまると感じやすいわけ

    重要なのは、多くの人が同じ言葉を自分のことだと感じやすい点です。
    この現象は心理の研究でも知られています。
    心理とは人の心の動きを調べる学問です。

    まず占いの文章には特徴があります。

    • 誰にでも当てはまりやすい
    • 良い面と弱い面が混ざる
    • 広い意味で読める

    たとえば想像してください。
    もしあなたが占いを受けたとします。
    「あなたは優しいが悩みやすい」です。

    多くの人が当てはまると感じます。
    なぜなら多くの人に共通するからです。

    研究ではこの現象を調べました。
    同じ文章を多くの人に配りました。
    多くの人が自分に当てはまると答えました。

    つまり文章が特別ではなかったのです。

    占いの言葉が当たるように感じる理由は
    多くの人に当てはまる表現だからです。
    そのため自分の話だと感じやすいのです。

    あいまいな表現でも納得してしまう理由

    重要な点は、人はあいまいな言葉を自分で意味づけすることです。
    あいまいとは意味が広い言葉です。

    占いの言葉には次の特徴があります。

    • 未来の変化がある
    • 新しい出会いがある
    • 注意が必要な時期

    これらは多くの出来事に当てはまります。

    たとえば想像してください。
    もしあなたが高校生だとします。
    「近いうちに大きな変化があります」と言われます。

    その後にテストがあります。
    結果が良くても悪くても
    「これが変化だ」と感じます。

    このように人は意味を自分で補います。

    研究でもこの現象が指摘されています。
    あいまいな表現ほど納得されやすいのです。

    占いの言葉が納得される理由は
    意味が広く解釈できるからです。
    そのため多くの出来事に結びつきます。

    自分に合う部分だけ覚えやすい心の動き

    大事なのは、人は当たった部分だけ覚えやすいという点です。
    これは記憶の特徴です。

    まず人の記憶には偏りがあります。

    • 印象が強い情報を覚える
    • 良い予想を覚える
    • 外れた予想を忘れる

    もしあなたが占いを見たとします。
    10個の予想が書かれています。

    そのうち2個が当たりました。
    するとどう感じるでしょうか。
    「占いは当たる」と思うかもしれません。

    しかし8個は外れています。
    それは記憶に残りにくいです。

    研究者はこの点を指摘しました。
    当たりだけが強く記憶されます。

    占いが当たるように感じる理由の一つは
    人の記憶の偏りです。
    当たった部分だけが印象に残るからです。

    占いが外れた部分は見落とされやすい

    重要な点は、外れた情報が気づかれにくいことです。
    人は自分の考えを守ろうとします。

    心理では次の傾向があります。

    • 合う情報を重視
    • 合わない情報を軽視
    • 失敗を見落とす

    もしあなたが占いを信じていたらどうでしょう。
    外れた予想を見ると少し違和感があります。
    しかし人はそれを深く考えないことがあります。

    逆に当たった部分は強調されます。

    研究でもこの傾向が指摘されています。
    外れた結果は話題になりにくいです。

    そのため占いが当たる印象が残ります。

    占いの外れは気づかれにくいです。
    当たりだけが強調されるため
    結果が良く見えることがあります。

    占いは気持ちの読み取りと混ざりやすい

    重要なのは、占いが相手の反応と混ざることです。
    人は表情や言葉から情報を得ます。

    占いの場では次のことが起きます。

    • 相手の表情を見る
    • 反応を確認する
    • 話を少し変える

    もしあなたが相談者ならどうでしょう。
    占い師が話す内容にうなずきます。
    すると占い師は続けます。

    反応が弱いと話を変えます。

    このように会話の中で内容が調整されます。

    研究ではこれを観察しました。
    占いの内容が会話に影響される可能性があります。

    つまり占いだけの結果ではないのです。

    占いは会話の影響を受けます。
    相手の反応を読みながら内容が変わるため
    当たっているように感じることがあります。

    占いの研究から見えてきた大事なこと

    占いの読み手どうしでも答えはそろいにくい

    最も重要なのは、占い師どうしの答えが一致しにくいことです。
    一致とは同じ結論になることです。

    研究では次の実験が行われました。

    • 同じ星の図を渡す
    • 複数の占い師が判断
    • 結果を比較

    もし方法が正しければ
    多くの人が同じ答えになります。

    しかし実際の研究では違いました。

    占い師の答えはばらばらでした。
    一致の値は約0.10でした。

    この値はかなり低いです。
    心理検査では0.80以上が望ましいとされます。

    つまり判断は安定していませんでした。

    占い師どうしの判断は一致しにくいです。
    研究では答えのばらつきが大きいことが示されています。

    自信がある占いほど当たるとは言えなかった

    重要な点は、自信と正解率は関係しなかったことです。
    自信とは自分の判断への確信です。

    研究では次の方法が使われました。

    • 占い師に予測させる
    • 自信の強さを聞く
    • 正解率を比較

    もし自信が正しさを示すなら
    自信の高い人ほど当たるはずです。

    しかし結果は違いました。

    自信と正解率の関係は見つかりませんでした。

    つまり確信の強さは
    正確さを示さなかったのです。

    占いの自信は結果の正確さを保証しません。
    研究では自信と正解率の関係は確認されませんでした。

    特別な力があるという見方は支えられなかった

    重要な結論は、特別な能力の証拠は見つからなかったことです。
    占いでは直感や特別な力が語られます。

    しかし研究では次の点が調べられました。

    • 性格を当てられるか
    • 人生の特徴を予測できるか
    • 星の配置と行動の関係

    大規模研究では2101人が調べられました。
    110の特徴が比較されました。

    しかし明確な関係は見つかりませんでした。

    結果はほぼ偶然と同じでした。

    つまり特別な能力を示す証拠は弱かったです。

    占いの特別な力を示す証拠は
    現在の研究では確認されていません。
    多くの結果は偶然に近いとされています。

    占いを楽しむことと事実を分けて考える大切さ

    大切なのは、楽しみと事実を区別することです。
    占いは文化の一つです。

    多くの人が楽しみとして利用します。

    占いには次の役割があります。

    • 不安をやわらげる
    • 会話のきっかけ
    • 人生を考える材料

    しかし科学では証拠が必要です。

    研究では占いの予測は
    安定して確認されていません。

    そのため次の考え方が重要です。

    • 娯楽として楽しむ
    • 事実とは分ける

    占いは文化として楽しめます。
    しかし事実の判断は研究の結果を
    参考にすることが大切です。

    占いの研究は人の思い込みを知る手がかりになる

    重要なのは、占い研究が心の理解に役立つことです。
    研究は占いだけを調べているのではありません。

    人の考え方も調べています。

    研究から分かったことです。

    • 人は当たりを覚えやすい
    • あいまいな言葉に納得する
    • 自分に合う解釈をする

    これらは日常でも起きます。

    たとえばニュースを読むときです。
    自分の考えに合う記事を信じやすいです。

    占い研究はその仕組みを示しました。

    つまり人の思考の特徴を
    理解する手がかりになります。

    占い研究は人の思い込みを
    理解する大切な材料です。
    心の仕組みを知る研究としても価値があります。

    最後に

    占いは昔から多くの人に親しまれてきました。
    朝の運勢や星座ランキングを見て、気分が変わった経験がある人も多いでしょう。
    しかし研究では、占いが人の性格や人生を正確に予測できる証拠はあまり見つかっていません。
    同じ時間に生まれた2100人以上を調べた研究でも、性格や行動に大きな共通点は見つかりませんでした。

    では、なぜ占いは当たるように感じるのでしょうか。
    研究者は、人の心の特徴が関係していると考えています。
    たとえば、人は当たった部分だけ覚えやすく、外れた部分は忘れやすいです。
    また、あいまいな言葉を自分の状況に合わせて解釈することもあります。

    つまり占いの研究は、「占いが当たるか」だけでなく、「人がどう考え、どう信じるのか」を教えてくれます。
    占いを楽しむこと自体は悪いことではありません。
    ただし、結果をそのまま事実だと決めつけるのではなく、冷静に考えることも大切です。
    占いをきっかけに、自分の考え方や心の仕組みを知ることもできるのです。

    常盤瑛祐、トキワエイスケ、ときわえいすけ、Tokiwa Eisuke

    ライター 兼 編集長:トキワエイスケ @etokiwa999
    株式会社SUNBLAZE代表。子どもの頃、貧困・虐待家庭やいじめ、不登校、中退など社会問題当事者だったため、社会問題を10年間研究し自由国民社より「悪者図鑑」出版。その後も社会問題や悪者が生まれる決定要因(仕事・教育・健康・性格・遺伝・地域など)を在野で研究し、論文4本執筆(うち2本ジャーナル掲載)。社会問題の発生予測を目指している。凸凸凸凹(WAIS-Ⅳ)。